「プレートが凍るほど冷たい」は本当?実際に釣りで使ってみた
年々暑さが厳しくなる日本の夏。
炎天下での作業やアウトドアはもちろん、釣りでも「暑さ対策」は避けて通れない時代になりました。
そんな中、ワークマンから発売されたのが「ウィンドコア アイス×ヒーター ペルチェベスト7個式 スペシャルエディション」です。
- 「プレートが7個も付いている」
- 「着るだけで冷える」
- 「プレートが凍るほど冷たい」
など話題になっていますが、一方で「本当に涼しいの?」「バッテリーは持つの?」と気になっている方も多いはず。
そこで今回は、実際に30℃の炎天下で釣りをしながら使用してみました。
先に結論を言うと…
冷却性能は文句なし。ですが、正直かなり惜しい製品でした。
その理由も含めて詳しくレビューします。
結論
まず最初に評価をまとめます。
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 冷却性能 | ★★★★★ |
| バッテリー | ★★☆☆☆ |
| 着心地 | ★★★☆☆ |
| おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
良かった点
- プレートが2-3秒でキンキンに冷える
- 汗の量が明らかに減った
- 丈が短く、ベルト式ライフジャケットと干渉しない
- ファン付きウェアとの相性が抜群
惜しかった点
- バッテリー消費が非常に激しい
- 約900gとそれなりに重い
- 排熱が首元に当たって暑く感じることがある
- 室内ではファン音が少し気になる
ウィンドコア アイス×ヒーター ペルチェベスト7個式 スペシャルエディションのスペック
ワークマンの2026年最新モデル「ウィンドコア アイス×ヒーター ペルチェベスト7個式 スペシャルエディション」のスペックは下の通り。

値段:29,800円
バッテリー:20000mah(2個入り)
ペルチェプレートの数:7個
最低表面温度:-5度
最大表面温度:49度
稼働時間:強2時間、弱3時間、ゆらぎ2.6時間、バッテリー4個モード3.3時間
今回紹介するのはワークマンのペルチェベスト2026年最新モデル「ウィンドコア アイス×ヒーター ペルチェベスト7個式 スペシャルエディション」です。
今年のモデルの注目ポイントは、なんといってもその冷却効果の高さ。
表面温度は-5度にも達し、凍るほど冷たいと展示会でも注目を集めていました。
しかもそのプレートが7個もついている…!

ペルチェプレートも筆者が知る限り、業界最多の7個と、ペルチェの数も冷却機能も業界最高峰となっています…!
ワークマン ペルチェベストの口コミ・評判
まずは、ワークマン公式サイトに寄せられている口コミについて。
総合評価は高額商品ということもあってか、5点満点で3.3点と辛口寄りな評価でした。

中身を全てチェックしたみたのですが、要約するとこんな感じ。
良い口コミ
- とにかく冷却性能が高い
- 従来モデルよりプレートが増えて冷たい
- 夏だけでなく冬も使える
- 現場仕事ではかなり快適
悪い口コミ
- バッテリーが高価
- 長時間使うには物足りない
- 重量が気になる
- 価格が高め
口コミを見る限りでも、「冷却性能は高いが、バッテリーや重量には不満がある」という意見が目立ちました。
実際に使ってみると、この評価にはかなり納得です。
ワークマン ペルチェベストを実際に釣りで使ってレビュー

今回使用した条件はこちらです。
- 時期:7月上旬
- 気温:約30℃
- 使用モード:冷却最強
- バッテリー:純正20,000mAh
- 使用時間:2時間
今回は真夏の河川で釣りをしながら検証しました。
プレート、本当に凍ります
最初に驚いたのがこれ。
このペルチェベスト、プレートが本当に凍るんです。

上の写真はワークマンの展示会に参加した時のものですが、強モードでしばらくつけていると表面が本当に凍ります笑
実際の使用シーンでは体温の熱で凍りこそしないものの、さすがの冷却効果で

スイッチを入れてからはものの2-3秒で冷たく感じました。
しかも首や背中、脇腹など体温が高い場所にプレートが当たるため、装着した瞬間から冷たさを感じて気持ちいいです。
ここは期待以上でした。
劇的に体全体が冷えるわけではない。でも…
最初は
「これだけで体全体がキンキンに冷えるのかな?」
と思っていたのですが、実際は少し違います。
体全体の温度が一気に下がるというより「汗のかき方が変わる。」
これが一番近い表現でした。
釣りを始める前は立っているだけでも汗が流れていました。
ところが30分ほど使うと…
汗が止まったんです。

これはかなり驚きました。
冷たさ以上に、この変化が一番印象的でした。
バッテリーの減りが予想以上だった
ただし…。
ここからが惜しいところです。
スタートは80%だったのですが、最強モードで30分使った時点で、
バッテリー残量は約38%。
さらに30分使用すると、
残量0%。

メーカー公称では約2時間ですが、今回の検証ではおそらく約1.5時間程度といった感じ。
もちろん使用環境によって変わるとは思いますが、
プレート7個という高性能に対して、バッテリー性能が追いついていない。
そんな印象を受けました。
試しに15分止めてみた
バッテリー切れ後、
そのまま15分ほど釣りを続けてみました。
すると…
また普通に汗が出始めました。
逆に言えば、
ペルチェベストがしっかり仕事をしていた証拠でもあります。
ファン付きウェアと組み合わせると一気に快適
ここで予備バッテリーに交換し、
ファン付きウェアと組み合わせてみました。

これがかなり良い。
ペルチェで冷えた部分の空気がウェア内を循環するため、
体感温度がさらに下がります。
個人的には、
ペルチェ単体より、この組み合わせの方が真価を発揮すると感じました。
ワークマンのファン付きウェアの詳しい使用感については下の記事で紹介しています。
ワークマンのファン付きウェア完全ガイド|初心者向けに選び方・必要なものを解説
ベルト式ライフジャケットと干渉しないのは釣り人には嬉しい
これは釣り人目線ならではですが、ベストの丈が短く作られているため、ベルト式ライフジャケットと干渉しません。

恐らく職人の方が腰に装着する道具入れの邪魔にならないようにと設計したものかと思いますが、これはかなり好印象。
ライフジャケットを着ける釣りでは意外と重要なポイントです。
メリット・デメリット
続いて、ワークマンのペルチェベストスペシャルエディションのメリットとデメリットをまとめてみました。
メリット
- 冷却性能は非常に高い
- プレートが7個で冷却範囲が広い
- 汗が明らかに減る
- ファン付きウェアとの相性が良い
- ライフジャケットと干渉しにくい
デメリット
- バッテリー消費が激しい
- 約900gあるため肩への負担はある
- 排熱が首元に当たることがある
- 室内ではファン音が少し気になる
ここではデメリットについて詳しめに書いておきたいのですが、このデメリットが結構重いものばかりなのです。
バッテリーの消耗が激しい
まず初めに、バッテリーの消耗が激しいことについて。
これは公式オンラインストアの口コミにもあったのですが、僕が使った体感としても同じ意見です。
なにせペルチェデバイスが7個、表面温度が-5度まで冷えるということで、バッテリーの消耗が少ないわけがありません。

標準でバッテリーが2個ついているのですが、これも恐らく途中でのバッテリー交換を前提としているため。
常にバッテリーを2個持ち歩かないといけないのも大変ですし、2個同時に使うこともできません。
ちなみに僕は確認できていないのですが、どうやら連続して長時間使用すると本体が熱を持つらしく、強制停止されてしまうのだとか。
明らかに機能にデバイス側が追いついていない感じがします。
排出熱を感じることがある
続いて排出熱について。
ペルチェベストはプレートを冷やすために電力を使うため、冷やすために生じた熱を排出する仕組みになっています。

そのためプレートの裏側はファンになっているのですが、このファンからの熱気を感じる瞬間があります。
特に首元のプレートは排出熱を感じやすく、ペルチェ単体だとマシなのですが、ファン付きウェアと組み合わせると熱を感じやすいので、セットで着用する時は首元のプレートは外に出すのが良いかと思いました。
充電にも時間がかかる
こちらのバッテリー、充電にもかなり時間がかかります。
バッテリーの容量が大きいせいか、家にあった充電ケーブルで8時間ほど充電したところ、まだ50%ほどしか充電できていませんでした。
一晩で充電できないというのはなかなか辛いですね。
おすすめな人・おすすめしない人
ワークマンのペルチェベストスペシャルエディションがオススメな人、そうでない人をまとめてみました。
おすすめな人
- 短時間の屋外作業
- 炎天下でのイベント
- 短時間の釣り
- とにかく冷却性能を重視する人
短時間のアクティビティであれば、この冷却能力の高さは本当に魅力的です。
汗のかき方からかわるので、熱中症対策の効果は高いと思います。
おすすめしない人
- 6時間以上釣りをする人
- バッテリー交換なしで使いたい人
- 軽さを重視する人
逆に長時間の使用を前提とする人にはオススメしません。
出力の高さを扱いきれていない感じがするので、例えば船釣りで使うことを想定すると「朝マヅメでは我慢して、完全に日が昇り切ってから使う」といった使用法が現実的かと思います。
まとめ
ワークマンのペルチェベスト7個式スペシャルエディションは冷却性能だけで見れば間違いなく業界トップクラスです。
プレートが凍るほど冷たく、汗の量も目に見えて減りました。
一方で、その性能を支えるバッテリーが追いついておらず、長時間使うには物足りなさも感じます。
だからこそ今回の評価は、
「最強。でも惜しい。」
これが一番しっくりくる表現でした。
今後、バッテリー性能がさらに進化すれば、真夏の釣りやアウトドアを大きく変える一着になる可能性を秘めた製品だと感じています。
他にもワークマンの暑さ対策グッズについて紹介しているので、気になる方はこちらも併せてご覧ください!

