ダイソールアー最高傑作!新型シンキングミノーの凄さと使い方、改造方法を公開

アイテム紹介

安くて釣れると釣り人の間で評判のダイソールアー。

ダイソーVJやメタルバイブをはじめ、今まで数々の名作ルアーがダイソーから登場してきましたが、今回登場した新型シンキングミノーはそれらが霞んで見えるほど優秀なルアーなので、その凄さや使い方、改造方法について紹介します!

ダイソールアー最高傑作!新型シンキングミノーの凄さと使い方、改造方法を公開

新型ダイソーシンキングミノーのスペック

ダイソー新型シンキングミノーの画像

新型ダイソーシンキングミノーのスペックは以下の通りです。

長さ:約10cm(リップ含まない)
重さ:約16g
タイプ:シンキング
値段:220円(税別)

サイズは10cm、重さは16gとシーバスのルアーフィッシングでは一般的なサイズ感をしています。

以前からあるダイソーのミノーモンスターよりも高い220円ですが、値段以上の豪華な機能を兼ね備えたハイスペックルアーです。(詳しくは次の項目で解説します)

新型ダイソーシンキングミノーの凄さ

ここからは新型ダイソーシンキングミノーの凄さについて紹介します。

凄さ① 重心移動システム搭載

重心移動システムを採用するダイソーの新型シンキングミノー

一つ目の凄さは、100均ルアーなのにも関わらず重心移動システムを採用しているところです。

ルアーは通常、遠心力の関係でキャストする時に重心が後方にある方が遠くに飛ばしやすいのですが、重心移動システムが採用されているルアーはキャストの際に内部のウエイトボールがルアーの後方に移動するので飛距離が出やすいと言われています。

メーカー品では今でこそ珍しくない技術ですが、220円のルアーに移動重心が採用されているというのは本当に凄いことなんです。

凄さ② 反射板入りの二層構造

反射板入りの二層構造になっているダイソーの新型シンキングミノー

2つ目の凄さは、反射板入りの2層構造になっていることです。

内部に反射板が入っているので、ルアーに光が当たった時にギラっと光って魚にアピールしてくれます!

外側の塗装でもフラッシングさせることはできるのですが、ダイソーのルアーは反射板が内臓されているので、表面が傷ついたり削れてしまったりしても、フラッシング効果が失われることはありません。

他にもミノーにしては珍しくリアフックがフェザーフックになっている等、100均ルアーとは思えないくらい豪華なルアーとなっています。

ここが残念、ダイソーの新型シンキングミノー

ここまでダイソーの新型シンキングミノーの良いところばかり紹介してきましたが、実はそのまま使おうとすると実戦には不向きな残念なルアーなんです。

その理由について紹介します。

残念な理由① 重心移動システムが殆ど機能していない

殆ど機能していないダイソー新型シンキングミノーの重心移動システム

一つ目の残念なポイントは、重心移動システムが殆ど機能していないことです。

アピールポイントの一つ目が機能していないということでこれは相当な痛手なのですが、実際にウエイトボールを移動させてみると移動距離が1cmくらいしかないんです。

それでも実際にキャストしてみると飛んでくれるなら良いのですが、キャストするとウエイトのバランスが悪いせいか空中でクルクルと回転してしまって飛距離も大きくロスしている気がします。

これは対策が必要な事案です…。

残念な理由② 泳がせたときの動きが悪い

泳がせたときの動きが悪いダイソーの新型シンキングミノー

二つ目も致命的なのですが、泳がせたときの動きが悪いです。

画像だとわかりにくいのですが、ルアーを泳がせてみると動きが不安定だったり、ほとんど動いてくれなかったりします。

これはルアー自体のウエイトのバランスが悪いことだったり、フェザーフックの水の抵抗が大きくてルアーの動きが抑えられていることが原因だと考えられます。

ちなみに早巻きすれば動くらしいのですが、ミディアム~スローリトリーブでは動かず早巻きでしか使えないため、使えるシチュエーションは相当限られてしまいます。

改造で化ける!ダイソーの新型シンキングミノー

ここまで聞くと今回登場したダイソーの新型シンキングミノーは、スペックが豪華なだけの残念なルアーですよね?

僕もかつてはそう思っていたのですが、実はある改造をすることで劇的に優秀なルアーに生まれ変わるんです。

ここからはその改造方法について紹介します!

改造① ウエイトボールを抜く

1つ目の改造が、ウエイトボールを抜くことです。

ウエイトボールを抜くことで悪さをしている重心移動を固定重心に変えてルアーの動きを改善します。

改造に必要なのは穴あけドリル、レジン(ハードタイプ)、レジンライト、発泡スチロールなどの詰め物です。穴あけドリルは手間はかかりますが、電動でなくても可能です。

まずは穴あけドリルでルアーのお腹に穴をあけます。

電動ドリルでダイソー新型シンキングミノーに穴をあける画像
※電動ドリルを使うとき、軍手をつけていると危険だとご指摘を頂きました。電動ドリルを使うときはルアーを万力などで固定して、軍手を外して作業をした方が良いです

ルアーのお腹に穴をあけたら、ウエイトボールを全て取り出します。

ダイソー新型シンキングミノーからウエイトボールを取り出す画像

ウエイトを取り出したら、詰め物を使って穴をふさぎます。

詰め物については発泡スチロールの切れ端を使いましたが、蓋ができればティッシュなどなんでも構いません。

その後、レジンを上から塗ります。

ダイソー新型シンキングミノーの穴をレジン液で塞ぐ画像

この時、レジン液は多めに塗布するのがポイントです。

あとはネイルライトを当ててレジンを硬化させます。

レジンライトで硬化させてダイソーシンキングミノーの穴をふさぐ

使用するレジン液やネイルライトの出力にもよりますが、今回は2時間程度で固まりました。

ちなみにレジンライトがなくても、よく晴れた日であれば直射日光に当ててもレジンを硬化させることができます。

そしてしっかりレジンが硬化した様子がこちら

レジンで穴が塞がり、触ってみても穴をあけていない部分と硬さは変わりません。

またに沈めてみましたが、穴から水が入ってしまうといったこともありませんでした。

ウエイトを抜いた分だけルアーの重量が軽くなっているはずなので念のため重さを測ってみたのですが、改造前が15.72gだったのに対して

改造前のダイソー新型シンキングミノーの重さ

改造後は14gと、1.72g軽くなっていました。

改造後のダイソー新型シンキングミノーの重さ

同じ形なら重さのあるルアーの方が一般的には飛ばしやすいのですが、ウエイトボールを抜くことでルアーの動きが劇的に良くなるので、ダイソー新型シンキングミノーを使うなら絶対にやった方がいいです。

改造② フックを交換する

ダイソー新型シンキングミノーのフックを交換する画像

二つ目はフックを交換することです。

せっかくのアピールポイントだったフェザーフックを外すのはもったいない気がしますがフェザーフックが動きの邪魔をしているのは明らかで、試しにフェザーフックを外して泳がせてみたところ動きが多少改善しました。

交換するフックのサイズについてですが、メーカーごとに差はあれど#6を基準に変更すれば問題ないと思います。

僕はマルトのフックの#6を使用しています。

ちなみにダイソーの新型シンキングミノーのお腹のアイは特殊で、一般的なルアーと違って横アイとなっています。

ダイソー新型シンキングミノーは珍しい横アイ

フックの向きにこだわる方であればお腹のフックはセンターバランスではないフックを使用した方がいいと思いますが、センターバランスのフックを使っても普通に釣れています。

改造して生まれ変わったダイソー新型シンキングミノーがこちら!

さて、豪華なのはスペックだけで致命的な欠点を複数抱えるダイソーの新型シンキングミノーでしたが、改造によってどのように生まれ変わったのでしょうか?

まずは気になる泳ぎについてですが…

改造によって動きが劇的に改善したダイソー新型シンキングミノー

改造前はローリングもウォブリングもしなかったルアーが、改造後には明らかに動きが良くなっています!

ローリングとウォブリングの混ざった動きで、これはいかにも釣れそうな動きになっていました!

ローリングのアクションが強くなったことで、内臓された反射板のフラッシング効果も強まっています。

また飛距離についてはバランスの悪さからクルクルと空中で回転して飛距離が大きくロスしていましたが

空中の姿勢も良くなって飛ばしやすくなったダイソーの新型シンキングミノー

改造後には固定重心になったこともあり、空中姿勢が良くなって飛ばしやすくなった気がします!

飛距離、アクションの両面で大きく改善されるので、手間はかかっても絶対に改造した方がいいです。

改造前後のアクションの違いについては下の動画で確認できます。

改造したダイソー新型シンキングミノーの実力は…?

さて、改造して生まれ変わったダイソーシンキングミノーの実力ですが、秋の河川で使ってみたところ…

明暗に沿ってルアーを巻いてくるとガツンとしたアタリが!

残念ながらバラしてしまったのですが、間違いなくシーバスからの反応はよさそう。

ポイントを移動して同じようにルアーを流していると…

ダイソー新型シンキングミノーで釣れたシーバス

今度はしっかりシーバスが釣れました!

その後も橋脚下のシャローを攻めていると…

ズシンとルアーが重くなる感覚があり、上がってきたのは

48cmのクロダイでした!

この日は他の釣り人の方と話したところ渋くてアタリもないようで、釣れている人も見かけませんでした。

そんな中でシーバスの反応2回とチヌの反応が1回と、もはやメーカー品越えの一軍ルアーですよ…

実釣動画をアップしているので、動画で見たい方はこちらをご覧ください。

ダイソー新型シンキングミノーの使い方は?

ダイソー新型シンキングミノーの使い方について紹介します!

まず場所についてですが10cm、14g(改造後)というサイズ感から海では飛距離の面で物足りないので、河川や漁港などがメインになると思います。

次に時間帯についてですが、個人的にオススメしたいのが夜

特に明暗部分だと明かりに照らされた際に反射板でギラっとボディが光るのですが、これがフィッシュイーターには堪らないんですよね。

また使い方について、何も考えずに巻いても釣れるとは思うのですが、ぜひ試してほしいのがルアーを流れに乗せて使うドリフト。

ダイソー新型シンキングペンシルのドリフトのさせ方

ルアーの上流側にキャストして、柱や明暗部に差し掛かったタイミングでルアーをUターンさせると、影や柱で身を潜めていたシーバスがガツンとルアーに食いついてきます。

リトリーブスピードについては状況によって変わってくるのですが、川の流れる速度に合わせるようにします。

今回はダイソーの新型シンキングミノーの凄さと使い方、改造方法について紹介しました!

改造前は残念なルアーなのですが、改造することで一気にメーカー品レベルの優秀ルアーに生まれ変わるので、気になる方はぜひダイソーで探してみてください!

この記事を書いた人
なるフィッシュ

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

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