チニングに最適!高耐久・根がかり軽減、ニッコー化成のヘビトンボをインプレ

アイテム紹介

ワームでクロダイを狙うとき、ボトムを攻めるのでどうしても根がかりが増えてしまったり、アタリがあった時にワームが千切れてしまったりするもの。

ですが実はあまり有名ではないものの、高耐久で根がかりしにくいチニングにピッタリなワームがあるんです。

そこで今回は、そんなチニングにピッタリなオススメのワームについて紹介します。

チニングに最適!高耐久・根がかり軽減、ニッコー化成のヘビトンボをインプレ

NIKKOワーム ヘビトンボの概要

ニッコー化成 ヘビトンボ
NIKKO KASEI(ニッコー化成)
高耐久・根がかり軽減でチニングにピッタリ
NIKKOワーム ヘビトンボの概要

値段:3インチ→632~748円(Amazon) 4.25インチ→689円
個数:3インチ→4個入り、4.25インチ→3個
大きさ:3インチ/4.25インチ
素材:エラストマー
カラー:ウォーターメロンレッドフレーク, グリーンパンプキン, ソリッドブラック, ダークグリーンホロ, ナチュラル

今回紹介するのはニッコー化成ヘビトンボです。

日本ではあまり見かけない形をしていますが、正真正銘の国産ワームです。

大きさは3インチが7cm程度で

4.25インチが10cm程度です。

もともとはバス用ワームなのですが、チニングで使用するなら3インチが一般的です。(※4.25インチを使ったオススメのセッティングは記事下部に記載)

エラストマー素材なので通常のワームと違って水に浮くのですが、これが根がかり軽減につながります。

またエラストマーの耐久性で、クロダイの強靭な顎にもダメージを受けません

パッケージには記載がないのですが、ハニーガーリックオイル配合のフレーバー入りです。

総評

結論から言うとこちらのヘビトンボ、チニングでは第一線で活躍できます。

恐らく誰もチニングでは使っていないので激戦区でもワームにスレていることはまずないですし、エラストマー特有の高浮力で根の粗いところを積極的に攻めることができます。

使用方法もただ巻きがメインで、ワームでクロダイを釣ったことがない方にも使いやすいです。

ただし食わせの力が強い反面、アピール力が低く魚を寄せる力はないので、広範囲を効率よく探る釣りには不向きです。

得意なエリア

ヘビトンボが得意なエリアは以下の通りです。

  • 砂地のオープンエリア:×
  • 牡蠣瀬:◎
  • ゴロタ:◎

ヘビトンボは単体でのアピール効果が低いので砂地で広範囲を探る釣りには不向きですが、牡蠣瀬やゴロタでの釣りにはめっぽう強く、根がかりを回避しながらボトムにゴツゴツと当てることでイレギュラーな動きでチヌのバイトを誘います。

ここからはヘビトンボの凄さの詳細について紹介します。

圧倒的な耐久力

ヘビトンボの凄さの一つ目が、圧倒的な耐久力です。

クロダイといえば非常に顎の力が強いので、アタリがあっただけでワームが千切れてボロボロになってしまうこともよくあるのですが

試しにワームを掴んで左右に引っ張ってみると

原型をとどめないほどに引っ張っても、ご覧の通り千切れないので引っ張り強度は高いですし、弾力もあるのでチヌの顎でもヘビトンボを千切ることは不可能に近いと思われます。

そしてご覧の通り、引っ張るのをやめると元通りに戻ります。

こちらが実際にチヌを釣った後のワームなのですが

バッチリ口の中に入っていても、ワームはノーダメージでした。

根がかりによるロストさえなければ、相当な数のチヌを釣っても問題なく使えると思います。

高浮力で根がかりがしにくい

2つ目の凄さは、高浮力で根がかりがしにくいところです。

通常のワームであればボトムに着底させるとこのように

フックが寝てしまうのでボトムを拾いやすいのですが、ヘビトンボはワームが水に浮く性質があるので

ボトムに着底させても針先が上を向くため、多少のゴロタであればズル引きしても滅多に根がかりしません。

チニングでは根の粗いところを積極的に攻めるので、根がかりの回避性能が高いというのは相当な武器になります。

ただしジグヘッドが岩の隙間に入ってしまうところなど、ヘビトンボでもどうしても根がかりしてしまうところはあるのですが、それでも普通のワームに比べて根がかりのリスクはかなり減らすことができます。

食わせの力が強い

3つ目の凄さは、食わせの力が非常に強いことです。

ヘビトンボは先ほども紹介した通り高浮力なので

アクションを止めても、水の流れを受けてユラユラと揺れて勝手に誘い続けてくれます

このせいか、チヌのアタリがあった時にアクションを止めてもヒットに持ち込めることが多いです。

またフレーバーには魚を寄せるほどの力はないものの、魚が口で触れた時に違和感を抱かせにくく、食わせに特化したワームであると言えます。

気になるところ

ここまでヘビトンボのいいところについて紹介したところで、気になるところについても紹介します。

ワームを針に通しにくい

一つ目の気になるところが、ワームに針が通しにくいことです。

高耐久の代償として、針を刺そうとするとワームの弾力で弾かれてしまいます

オフセットフックはまだ簡単なのですが、ジグヘッドのように針を通す距離が長くなると非常に難しいです。

ただし正直なところ、曲がったままでも釣れるので、それほど神経質にならなくてもよいかなと思います。

アピールが低いところ

二つ目の気になるところは、アピール力が低いところです。

これは形状的に仕方がないのですが、他のチニング専用ワームに比べて装飾が少ないので

たとえばケイテックのクレイジーフラッパーのように、アームの部分でヒラヒラとアクションさせることができないので魚を寄せる力は低いと言えます。

なので魚を寄せて広範囲を探るというよりは、魚の居場所がある程度把握できているシチュエーションでの使用がよさそうです。

オススメのセッティング

ヘビトンボのオススメのセッティングについて紹介します。

根がそれほど粗くないところであれば直リグでも良いのですが、根が荒いところで使うのであれば断然ジグヘッドがオススメです。

重さについてはいろいろ試したのですが、こちらのワームだと5gが根がかりも軽減させつつ、ボトムも取りやすいギリギリの重さでした。

使い方は簡単で、着底後にボトムにゴツゴツと当てながらズル引きするだけです。

障害物に当たってイレギュラーアクションした後にバイトが集中するので、ストラクチャーのあるところで使用するのがオススメです。

ヘビトンボのサイズは3インチをオススメしているのですが、実は4.25インチも使い方によっては非常に有効

写真のようにワームの半分の位置でカットすることで、ベストなサイズになるだけでなく、3インチにはない存在感で魚にアピールすることができます

実際にこちらでチヌを何匹か釣っているので、アピール力をアップさせたい時にオススメのセッティングです。

今回は高耐久・根がかり軽減とチニングにピッタリなニッコー化成のヘビトンボについて紹介しました。

扱い方も簡単で、ワームでチヌを釣ったことのない方にも扱いやすいので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

ニッコー化成 ヘビトンボ
NIKKO KASEI(ニッコー化成)
高耐久・根がかり軽減でチニングにピッタリ

Q&A

ヘビトンボを使う上で、気になるポイントをまとめてみました。

カラーは何がいいですか?

カラーについては地味な色が多いので正直あまり気にしていないのですが、僕はマッドバグナチュラルを使用しています。

流れが強すぎて使えません

流れが強い時はそもそもワームでの釣りが成立しないこともあります。無理にウエイトを上げるよりも、思い切ってバイブレーションに切り替えた方が良いシチュエーションもあります。

時間帯はいつがいい?

昼間でも夜でも釣れますが、個人的にはチヌの警戒心が薄れやすい夜がオススメです

全然釣れません

釣れない理由は一つではありませんが、個人的には場所の見直しをオススメします。

ワームでの釣りはバイブレーションに比べてオープンエリアで広範囲を探るのに適していないので、同じ河川でも対岸に移動するだけでアッサリと釣れたということも経験しています。

この記事を書いた人
なるフィッシュ

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

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