ベイトリールを改造するメリットと、改造に向いているリール

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釣りは熱中すればするほどのめりこんでしまう底なし沼のような趣味ですが、改造や自作はさらに奥が深く、一度手を出すとどっぷり浸かって抜け出せなくなってしまいます

このページにたどり着いたあなたは既に改造の沼に足を踏み入れてしまっているので、自信をもって突き進んでください笑

さて、今回はベイトリールの改造についてです。

ベイトリールを触り始めてからしばらくした方は、スピニングリールと比べて飛距離が出なかったり軽いルアーを投げられなかったりと、物足りなさを感じたことがあるのではないでしょうか。

これらの物足りなさを、理想に近づける手段が改造であり、今回はそんな改造のメリットやデメリット、そして改造できる部位について紹介していきたいと思います!

ベイトリールを改造するメリットと、改造に向いているリール

ベイトリールを改造するメリット

ベイトリールを改造するメリットですが、大きく分けて三つあります。

機能面の向上

1つ目が機能面の向上です。

先ほども書いた通りベイトリールはスピニングリールに比べ飛距離が出なかったり、軽いルアーを飛ばすのが苦手だったりします。

これはベイトリールの構造上仕方のないことで、どうしてもスピニングリールと同じ水準までもっていくことは難しいです。

ですがベイトリールを改造して構造を変化させることで、改造前より機能面を改善して使いやすくすることはできます。

リールの構造に詳しくなれる

二つ目のメリットはリールの構造に詳しくなれます

リールの改造はリールを分解する必要があるため、改造していくうちに「この部品はこんな役割なんだ」と理解が進むようになります。

なので手持ちのリールでちょっとしたトラブルがあっても、自分で対応することができるようになります。

釣りが今までの何倍も楽しくなる

三つ目のメリットは今までの何倍も釣りが楽しくなります

改造前は道具に愛着があったとしても、改造後のリールに対する愛情は改造前の比ではありません。

自分が手間をかけて改造したからこそ、その改造によって軽いルアーが今までより遠くに飛ばせるようになったり、巻き心地が改善したりした時の喜びは格別で、魚が釣れなくてもキャストしているだけで楽しい気分になれます。

また改造している行為自体も楽しく、次はどんな改造をしようか想像も膨らむので、釣りの楽しみを倍増させたい人にはピッタリです。

ベイトリールを改造するデメリット

ベイトリールを改造するメリットはお伝えしましたが、デメリットもあります。

それは故障した時に修理を受けてもらえないこと。

純正の時と違って部品の入れ替え、場合によっては部品を加工しているため、改造した本人でなければ直せません。

当然、メーカーの保証も受けられなくなるので、改造は自己責任で行いましょう。

改造に向いているベイトリール

続いて改造に向いているリールについて紹介します。

大前提として改造は「現状では物足りないものを改良する」行為なので、もとがハイスペックなリールは改造に向いていません。

そのため、安価で粗削りなリールほど改造に向いていると言えます。

特にアブガルシアのブラックマックスは昔から安価なことで有名で、かつ多くの人が改造を楽しんでいるので初めての改造にオススメの機種であると言えます。

ブラックマックス3

その他ではシマノのバスワンと、ダイワのバスXがオススメです。

改造できる部位

それでは改造できる部位をアブガルシアのブラックマックス3を参考に見ていきましょう!

スプール

一つ目に紹介するのがスプールです。

スプールの画像

スプールはベイトリールのラインを巻いているパーツで、このパーツの素材や溝の深さによってスプールの重量が変わります。

スプールが重くなればその分、軽いルアーでスプールをスムーズに回転させることが難しくなり飛距離が落ちます。

逆にスプールが軽くなれば、軽いルアーが楽々飛ばせます

ベイトリールを使用していて、軽いルアーをうまく投げられなかったり、キャスト後に失速する場合はルアーの重さに対してスプールが重すぎる可能性が高いです。

僕も実際にブラックマックスを純正で使っていた時には10gのルアーもうまく投げることができませんでしたが、スプールを社外品と交換したところ、今では6gのルアーも楽々飛ばすことができています。

僕はこちらの純正品からこちらの軽量スプールに交換しました。

ただし値段がスプール1つで4,000円程度と、本体価格と合わせると上位機種を購入できるほどになってしまうので、改造愛が試されますね笑

ハンドルノブ ベアリング追加

続いて紹介するのがハンドルノブのベアリング追加。

ブラックマックスはハンドルの構造上、ハンドルノブを分解できないので、今回は17スコーピオンDCの例を紹介します。

スコーピオンDCのハンドルノブ

リールのハンドルは分解すると、写真の赤枠部分にベアリングなどのパーツが使用されています。

エントリーモデルのリールは価格を抑えるために、回転性の高いベアリングではなく、プラスチックのパーツが使用されています。

こちらをベアリングと入れ替えることで、ハンドルノブの回転性を劇的に向上させることができます。

ハンドルノブを指で弾いた時に数秒間勝手に回り続けるのですが、これが快感でずっとハンドルを指で弾いて遊んでいられるようになります。

ハンドル入れ替え

ブラックマックス3ではハンドルノブが分解できないので、ハンドルごと上位機種のリールと入れ替えることにしました。

こちらが純正のハンドルです。

改造前のブラックマックス3

そして入れかえた後のハンドルがこちら。

改造したブラックマックス3

見た目はあまり変わっていませんが、ハンドルノブにベアリングを追加したことでハンドルノブの回転性が驚くほどアップしました。

またハンドルの長さが長くなっているので、ハンドル1回転当たりの巻取り量も増えています。

ハンドルを入れ替えることのメリットは他にも、軽い素材に変えることでリール全体の軽量化を図ることができたり、ハンドルノブを入れ替えて握りやすくすることができるようになるのでオススメです!

ドラグサウンド

エントリーモデルのベイトリールはドラグが出る時に音が鳴らない仕組みになっていますが、こちらも改造でジジジという音を鳴らすことができます!

やっぱり大物がかかった時にあの音がないと、テンションが上がらないですよね笑

ドラグサウンドが鳴るように改造

上位機種のパーツをそのまま移植したり、場合によってはパーツに穴をあけることもあります。

大物をヒットさせた時に、自分で改造したドラグからあの音が出た時の感動は今でも忘れません!!

オイルチューン

以外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ベイトリールは使用されているオイルやグリスを入れ替えるだけでもびっくりするほど巻き心地が軽くなることが良くあります。

グリッチオイル

オイルによって回転性を重視したもの、防錆性の高いもの、摩耗に強いもの等様々なものがあるので、用途に応じて使い分けるようにしています。

今回はベイトリール改造のメリットや、改造にオススメのリールを紹介しました!

詳細な改造方法については今後、部位ごとに記事にしていこうと思います。

リールの改造は自己責任ではあるものの、できるようになると自由度が高くなってますます釣りが楽しくなるので、興味がある方はぜひ試してみてください。

他にも釣りに役立つ情報を発信しているので、気になる方はこちらもご覧ください。

この記事を書いた人
なるフィッシュ

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

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