釣り人の間で人気のワークマンのレインウェアですが、店頭で探してみても種類が多く、どれを選べば良いか迷っている方も多いのではないでしょうか。
近年はイナレムやエックスシェルターなど高機能モデルも増えていますが、ワークマンのレインウェアはスペックだけを見て選ぶと間違いなく失敗します!

実際、僕もこれまで5種類以上のワークマン製レインウェアを着用してきたのですが、その結果たどり着いた結論は
「耐水圧が高いウェア=防水性が高い」ではない
ということです。
今回は実際に着用したモデルを比較しながら、釣り人目線でおすすめのワークマンレインウェアを紹介します。
ランキングの前に|ワークマンのレインウェアには2つの壁がある
いろんなワークマンの防水ウェアを着用して気づいたことがあります。
それはワークマンのレインウェアには「二つの壁」があるということ。
第一の壁:30分の壁

まず一つ目の壁は「30分の壁」
新品のレインウェアは基本的にどれも水を弾きます。
ですが大事なのは撥水の持続性で、ワークマンのレインウェアは経験的に大抵30分で撥水性が失われます。
これを僕は30分の壁と呼ぶことにしました。
酷いものだと10分で撥水性が失われたものもあります。
第二の壁:2時間の壁

さらに問題なのがこちら。
防水ウェアは究極、撥水性はすぐに失われても雨が中まで染みなければ問題ないのですが、残念なことにワークマンの防水ウェアは2時間雨の中で使うと殆どの商品が
- ポケット
- ファスナー
- 袖口
などから衣服の中まで染みてしまいます。
僕はこれを2時間の壁と名付けたのですが、雨の日の釣りでは2時間以上は軽く釣りをするので、スペックだけで選ぶと後悔する結果となります。
超透放湿系レインウェアは注意
最近のワークマンは耐水圧と透湿性を両立した超透放湿度系のウェアが人気ですが、これらを釣りで使用する際は要注意。

例えばエックスシェルター断熱βプレミアム超透湿防水防寒ジャケットは
- 耐水圧:30,000ミリ
- 透湿度:90,000グラム
と大手アウトドアメーカー品をも凌ぐハイスペックぶりですが、1-2時間程度の使用でウェアの内側までしっかり水が染みてきました。
これはワークマンがスペックを詐称しているというよりはテストの基準ややり方も問題で、恐らく
- 製品単位ではなく生地単位のテストで継ぎ目から侵入している
- 耐水圧は短時間のテストの結果で、長時間の雨を考慮していない
といったところでしょう。
ですが釣り用のレインウェアは雨の日の中で長時間使えることを前提としているので、もし釣りで使用するなら大問題。
なので今回のランキングは
「雨の日に釣りをするならどれを選ぶか」
という基準で順位を付けています。
第5位 エックスシェルター(R)超透放湿レインジャケット

値段:9,800円(ジャケット単体)
耐水圧:10,000ミリ
透湿度:70,000グラム
オススメ度:★☆☆☆☆
ランキングの3位はエックスシェルタープレミアム超透放湿レインジャケット。
高い防水性と通気性を両立したことが売りの商品ですが、正直なところ雨の日の釣りでは全く使い物になりません。
蒸れにくさは今回紹介するアイテムの中でもトップで、生地の透湿性に加えて背中のベンチレーションなど蒸れにくさを対策する仕組みが満載。

梅雨時期は蒸れやすいので、小雨や雨が降るかわからない日であれば、暑い時期でも着れるレインウェアとして重宝すると思います。
しかし、雨の日の釣りで使用するレインウェアとして評価すると厳しい結果に。
僕が着用した際には約1時間で浸水を確認しました。
詳しいテストの様子については下の記事で紹介しています。
【ワークマン新商品】XShelter超透放湿レインジャケットをインプレ!
雨が降ったらすぐに帰るというスタイルの方なら問題ないと思いますが、雨の中でガッツリ釣りがしたい人が買うと後悔するかと思います。
第4位 イージス防水ストレッチスーツ(恐らく廃盤)

値段:4,900円
耐水圧:10,000ミリ
透湿度:10,000グラム
オススメ度:★★☆☆☆ ※スペックが間違ってるかもしれません
第4位はイージス防水ストレッチスーツ。
こちらは僕が釣りライターとして活動する前に購入して使っていた上下4,900円程度のレインウェアで、過去のワークマンの防水ウェアということで恐らく耐水圧10,000ミリ、透湿度10,000ミリ程度のウェアだったはず。
実際に使用してみても、2時間程度の雨で中まで浸水してきますし、蒸れも感じたので、防水性にも通気性にも振り切っていない感じです。
恐らく今は廃盤になっているかと思います。
第3位 イナレムストレッチレインスーツ

値段:5,500円
耐水圧:20,000ミリ
透湿度:25,000グラム
オススメ度:★★★☆☆
ワークマンの透湿防水素材「イナレム」を使用したレインスーツで、釣り人の愛用者が最も多いのではないでしょうか。
そんなイナレムですが、個人的には可もなく不可もなくといった感じ。
耐水圧25,000ミリという数値から「長時間の雨でもきっと染みないのだろう」と思って雨の日に試してみると、2時間程度で中に水が染みてきてしまい、数値ほどの防水性はないと感じました。
ただ通気性は高く確かに蒸れにくいので、先述の二つよりも防水性が高いということでこの順位にしています。
第2位 フューチャーテックレインスーツ

値段:4,900円
耐水圧:30,000ミリ
透湿度:20,000グラム
オススメ度:★★★☆☆
2位にランクインしたのはフューチャーテックレインスーツ。
再生素材を使用したレインウェアですが、耐水圧がワークマンレインウェアの中でも高い30,000ミリ。
本降りの中で使用すると2時間で染みるのはワークマンクオリティで、防水性は2位のイナレムと同じくらいだと感じました。
蒸れやすさはややイナレムの方が上ではあるものの、値段が上下セット4,900円というのは魅力的で「2時間雨の中で使えるレインウェア」としては最もコスパが良いと考え、この順位にしました。
第1位 エントラント高耐久レインスーツ

値段:6,800円
耐水圧:10,000ミリ
透湿度:10,000グラム
オススメ度:★★★★★
現時点での結論を先に言います。
雨の日に釣りをするなら、このモデル一択です。
耐水圧や透明湿は先で紹介したウェアに比べて低いのですが、防水性はワークマンの他のウェアと比べて頭一つ抜けていて、実際に雨の中で釣りをした際も本降り4時間の使用でようやく染みる程度。
特に優秀だったのは撥水の持続力です。
筆者がこれまで使用したワークマンのレインウェアでは、
- 30分で撥水低下
- 2時間前後で浸水
というケースばかりだったのですが、このエントラントは撥水が3時間くらい残ります。
さらに
- 東レのエントラント素材採用
- 撥水耐久性が高い
- 加水分解に強い
- 価格は6,800円前後
という点も魅力。
スペック表だけ見ると地味ですが、実際の雨の中では最も信頼できるモデルでした。
エントラントの詳しいインプレについては下の記事で紹介しています。
ワークマン エントラント高耐久レインスーツレビュー|釣り人が4時間の雨で試した結果
結論|雨の日の釣りならエントラント高耐久レインスーツがおすすめ
最近のワークマンは透湿性能を重視したモデルが増えているのですが、実際に雨の中での釣りで安心して使えるのはほぼないのが現状。
僕がこれまで着用したワークマンのレインウェアの中で、最も安心して使えたのはエントラント高耐久レインスーツだけでした。
なのでもしワークマンでレインウェアを探しているなら、まずはこのモデルからチェックすることをおすすめします。
ちなみに大手アウトドアメーカー品は値段が高い分、撥水性と防水性がしっかりしています。
下の記事で実際に雨の中で使った様子を記載しているので、6時間以上の雨でも使えるレインウェアを探している方にはこちらがおすすめです。

