ゴメクサスから登場した新作偏光サングラス「J15 フィッシングサングラス」。
CR-39光学レンズを採用し、高撥水で曇りづらいと評判になっていますが、今回はそんなゴメクサスのJ15フィッシングサングラスを実際に使ってみた感想や、他社製品との違いについてまとめてみました。
ゴメクサス新作偏光サングラスJ15の評判は?釣りで使った感想
GOMEXUS J15フィッシングサングラスの基本情報
リールのカスタムハンドル等で有名なゴメクサスから登場した偏光サングラスであるJ15フィッシングサングラス。
価格は8,990円と偏光サングラスの中ではやや安価な中堅クラス。
ですが値段の割に性能は高く、CR-39光学レンズを採用しているので、視界がガラスのような透明感でありながら、ガラスよりも軽くて疲れにくいのが特徴です。
安価な偏光サングラスだと、レンズを通して見た時にゆがみがあることがあるのですが、CR-39光学レンズを使用していることもあって視界が歪むこともなくしっかり見えています。
またレンズには撥水加工も施されているので、雨の中でもレンズに水滴がつきにくいです。
購入時には本体の他にハードケースと、携帯用の布袋、レンズを拭くためのクロスがセットになっていました。
ちょっとした移動であれば布袋で十分ですし、旅行などの際にもハードケースに入れれば壊れないので安心ですね。
既に数万円もするような高級偏光サングラスを使用している方には物足りないかもしれませんが、視界のクリアさや曇りにくさは安価な偏光サングラスと違って使っていて楽しいので、2,000円~3,000円の偏光サングラスに物足りなさを感じている方にはぜひオススメしたいアイテムです。
他社製品と比較した時の評価
ゴメクサスのJ15フィッシングサングラスについて、一般的な偏光サングラスと項目ごとに比較して点数をつけてみました。
特徴を簡単にまとめると「水の中がクリアに見えて曇りにくい、高機能偏光サングラス」といった印象で、安価な偏光サングラスを卒業して良いものを使ってみたい方にオススメです。
各項目について詳しく紹介していきます。
水の中の見やすさ
水中の見やすさについては非常に高水準の9点です。
偏光サングラスを購入する目的の大半が「水中をクリアに見たいから」だと思うのですが、さすがはCR-39光学レンズを使っているだけあって、かけてみるとプラスチック特有の曇りが全くなくガラスレンズのような透明感があります。
ではどれくらい水の中が見えるのか気になる方も多いと思うので、ゴメクサスの偏光サングラスを実際に釣り場で試してみました。
時間は昼の12時頃で水面に光が反射して見にくいです。
では実際にゴメクサスの偏光サングラスをかけてみましょう。
すると…
水の中がめちゃくちゃクリアに見えました!
実際に未使用時と使用時の画像を並べてみると、違いは一目瞭然
右がゴメクサスのJ15フィシングサングラスを使用した時の画像ですが、日の光をカットしてくれるので、かける前までは見えなかった障害物が見えるようになっています。
これはサイトフィッシングで魚を見つけるのにも役立ちますし、かけあがり等の水中のストラクチャーを見つけるのにも非常に便利です。
2万円以上する偏光サングラスだとさらに目の横からの光をカットするためのカバーが付属していることもあり、それらと比べると見やすさは一歩劣るものの、レンズ自体の性能が高いので偏光サングラスの中では水中の見やすさはトップクラスだと思います。
曇りにくさ
曇りにくさについては文句なしの10です。
釣りでは雨が絡むと釣れやすくなることが多いので雨の中でも釣りをする方も多いと思いますが、ものによってはレンズに雨粒がまとわりついて見えにくくなってしまうものもあります。
たとえば楽天で購入した2,500円くらいの偏光サングラス、こちらの表面を霧吹きで拭いてから、水気を指でふき取ると
画像のようにレンズに水滴がまとわりつくので、一度水に濡れると視界が悪くなってしまいます。
ですがゴメクサスの偏光サングラスも同様に霧吹きで水を拭いて、指でふき取ると
撥水性が高いので、水がレンズから落ちて水滴が殆ど残りません。
ゴメクサスの偏光サングラスは表面に撥水加工がなされているので、水滴がついても手でサッと拭けば水気がかなりとれて、雨の中でも非常に見やすくストレスが少ないです。
フィット感
フィット感については高水準の8です。
かけると頭にフィットする感じがあり、下を向いてもズレ落ちる気配がないので、ランガンやキャスト時にズレたり落ちたりすることはないかなと思います。
また鼻当ての部分がプラスチックではなくパットが入っているので、鼻のところが痛くなりにくいのもいいところですね。
耳の部分にもしっかりとすべり止めがついています。
軽さ
軽さについては平均的な偏光サングラスと同程度です。
実際に測ってみると、たとえばオルルド釣具の偏光サングラスが23.65gで
ゴメクサスのJ15フィッシングサングラスが26.66gでした。
重さの差は約3gということで、実際に使ってみてもはゴメクサスの偏光サングラスが重いと感じることはなかったので、使用には全く問題ない重さです。
レンズの耐久性
レンズの耐久性については文句なしの10点です。
安価な偏光サングラスだと、表面に反射防止のフィルムを貼ってあるだけなので、使用しているとフィルムが剥がれて性能が落ちたり視界が悪くなったりするのですが、ゴメクサスのJ15フィッシングサングラスはレンズが何層にもコーティングされているので
レンズを細かい傷から防いでくれます。
安価な偏光サングラスだと表面に傷がついて1年程度で買い替えることも珍しくないのですが、ゴメクサスのフィッシングサングラスは使用状況にもよりますが、3年程度は使えそうじゃないかなと思います。
値段
値段は一般的な偏光サングラスと同程度といった印象です。
値段だけならネットには2,000円程度から偏光サングラスが購入できるのですが、使用しているレンズの素材であったり、撥水性、耐久性などが犠牲になるので、性能を考えるとゴメクサスのJ15フィッシングサングラスは値段に見合った価値が十分あると思います。
特に偏光サングラスは快適さを追求しようとすると2万円以上というのも珍しくないので、1万円以下でこの視界のクリアさを体感できるのは貴重だと思いました。
J15フィッシングサングラスの気になるところは?
ここまでゴメクサスのJ15フィッシングサングラスの良いところについて紹介したところで、気になるところについても紹介します。
かけ心地は平均的な偏光グラスと同程度
一つ目は、かけ心地が平均的な偏光サングラスと同程度であることです。
眼鏡やサングラスはかけ心地にこだわると終わりのない世界で、フレームの形状や鼻パットの部分などにこだわる方は多いかと思います。
僕はあまりこだわらないタイプなのですが、ゴメクサスの偏光サングラスは鼻当てがフレームと一体になっているので
上のように鼻当てが可動式になっている偏光サングラスに比べて、人によっては着用した時のフィット感に物足りなさを感じる可能性があります。
ただ上でも述べた通り使用中にズレたり落ちたりすることはなく、また頭が痛いと感じることもなかったので、一般的な偏光サングラスのかけ心地で十分だという方には満足できるレベルだと思います。
なくすとダメージの大きい値段
これは人によると思うのですが、釣り人の方の中には、偏光サングラスを購入してなくした経験のある方も多いのではないでしょうか?
個人的に偏光サングラスはフィッシンググローブに次いでなくしやすいものだと思っていて、僕も過去に1-2度ほど偏光サングラスをなくしてしまって買い替えたことがあります笑
安価な偏光サングラスではなくした時の金銭的ダメージも少ないものの、金額が大きくなるほどなくしてしまった時のショックも大きく、1万円程度となると何度も買い替えるには厳しい金額なので、よく斧をなくしてしまう方にはショックが大きいかもしれません。
カラー選びのポイントは?
シチュエーションによって適したカラーが変わってくるので、それぞれの特徴を表にまとめてみました。
カラー | 可視光線透過率 | 朝マヅメや曇り | 日中 | 夏場の日中 | 適した釣り |
---|---|---|---|---|---|
ブルー | 8.37% | × | 〇 | ◎ | ボート、オフショア |
グレー | 14.80% | 〇 | ◎ | 〇 | おかっぱり、オフショア両方 |
グリーン | 15.48% | 〇 | ◎ | × | おかっぱり(バス釣り、渓流など) |
簡単にまとめると
- ブルー:日差しが強いシチュエーションに強く、日差しを遮るものがない船の上での釣りにピッタリ、逆に曇りの日などは日差しが弱いと暗すぎて見えない
- グレー:汎用性が高く、日中でもマヅメでも、曇りの日でも船の上でも幅広く使える。ただし極端に日差しが強い日、未明の薄暗い時間帯には使いにくさを感じることも
- グリーン:日差しの弱いシチュエーションに強い。日差しが強い状況では不向き
といったイメージで選ぶと良いと思います。
今回はゴメクサスから新登場のJ15フィッシングサングラスについて紹介しました。
安価な偏光サングラスよりは高いものの、1万円以下という値段でありながら驚くほど水の中がクリアに見えて快適に釣りができるので、安価な偏光サングラスを卒業して質の良いものを使ってみたいという方は、ぜひチェックしてみて下さい。