近年、どんどん本格的になっているセリア釣具。
その中でも特に力の入っている「8面体ジョイント型ワーム」を見かけ、果たして釣りで使えるのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はそんな8面体ジョイント型ワームのインプレや、実際に釣りで使った感想について紹介します。
セリアの8面体ジョイント型ワームをインプレ!実際に釣りで使える?
セリア 8面体ジョイント型ワームの概要
今回紹介するルアーは、セリアの8面体ジョイント型ワームです。
8面体が連結して作られた本格的で独特な形をしています。
サイズは1.8inchと2.6inchの2種類です。
ワームの重量は測りで計測したところ、1.8インチが約0.2g、2.6インチは約0.51gでした。
サイズは1.8インチ(≒45mm)と2.5インチ(≒63mm)で、値段はどちらも5本入りで110円です。
カラーは
- オキアミピンク
- ケイムラクリア
- チャートグロー
- クリアブラック
- マリンブルー
- バチグリーン
- ブラッドオレンジ
の7色です。
〇オキアミピンク
〇ケイムラクリア
ケイムラクリアはUVライトを当てると青色に光ります。
〇チャートグロー
チャートグローは蓄光なので暗闇で黄緑色に光ります。
〇クリアブラック
〇マリンブルー
〇ブラッドオレンジ
総合評価
こちらの8面体ジョイント型ワームですが、100均ワームの中では群を抜いて凄い上に、大手メーカー品と比べても普通に使えるレベルです。
ライトゲームが苦手な僕でも、簡単にカサゴを釣り上げることができました。
アクションは8面体のそれぞれが水を受けて細かくブルブルと振動し、チョンチョンとアクションを加えるとジョイント部分が曲がって非常に滑らかな動きをします。
極端な話、夜の堤防で岸壁をチョンチョンしながら歩いているとやる気のある魚がいれば食ってきます。
相性の良い場所
8面体ジョイント型ワームの相性の良い場所、悪い場所をまとめてみました。
- 河川:★☆☆☆☆
- 漁港:★★★★★
- オープンエリア:★★★☆☆(回遊次第)
小型のワームということで軽量ジグヘッドと組みわせて使用するため、小場所での釣りや流れの緩いところの釣りに向いています。
流れが緩く、キャスト範囲にターゲットとなるメバルやアジ、カサゴ、セイゴ等の魚がいれば非常に強いです。
逆に流れが強いところ、ポイントが岸から遠い場所だと相性が悪いです。
オススメのカラーは?
100均ワームなのにカラーが7種類もあって、どれを使えばいいか迷ってしまう方もいると思うので、カラーごとに適したシチュエーションを表にまとめてみました。
カラー | 得意な状況 |
---|---|
オキアミピンク | アミなどを捕食している時 |
ケイムラクリア | ライトゲームの定番カラー |
チャートグロー | ナイトゲーム、濁りが強い時 |
クリアブラック | 濁りが強い時 |
マリンブルー | クリアよりもアピールが欲しい時 |
UVイソメグリーン | ナイトゲームに |
ブラッドオレンジ | ナイトゲーム、常夜灯周り |
ただカラーについてはどのカラーがハマるか現地で試してみないとわからないことも多いので、ケイムラクリアをベースに好きなカラーを揃えてみるのが良いと思います。
オススメのセッティングは?
8面体ジョイント型ワームのオススメのセッティングをまとめてみました。
オススメはやはりジグヘッドリグで、サイズについては以下の通りです。
- 1.8inch→1g未満
- 2.5inch→1-2g程度
基本的に豆アジ狙いなどターゲットのサイズが小さい時は1.8インチ、よりアピールを高めて広範囲に
アプローチしたい時には2.5インチといった具合で使い分けるのが良いと思います。
ちなみにジグヘッドについてはメーカー品のしっかりしたものを使うのが良いですが、ダイソーで売っているジグヘッドデルタでもアクションを邪魔せず、ワームの持つ良さを引き出してくれるのでオススメです。
気になるところは?
8面体ジョイント型ワームの気になるところについて紹介します。
専用タックルが必要
一つ目の気になるところは、専用タックルがないとうまく扱えないところです。
これは特に8面体ジョイント型ワームに限ったことではないのですが、
- 1g程度の軽量ジグを扱えるロッド
- 1g程度の軽量ジグを扱えるリール
- 上記のリールに合ったライン
などのタックルセッティングをしないと、遠くに飛ばせない上に着底もよくわからないといったことになってしまいます。
そういった意味では他の100均ルアーと違って、初心者向けではなく中級者以上をターゲットにしたワームであると言えます。
実際に使ってみた
実際に8面体ジョイント型ワームを使って釣りをしてみました。
今回使用したのはマリンブルーの2.5インチ
ジグヘッドはダイソーのジグヘッドデルタ1.5gをセットしています。
まずは夜の漁港でキャストを繰り返したものの、表層~ボトムで反応を得られず。
岸壁の様子はどうかと、魚を警戒させにくい赤色ライトで照らしてみると
岸際に小魚が集まっているのが分かります。
ギリギリ釣れそうなサイズのメバルが泳いでいるのも確認できました。
目の前に8面体ジョイント型ワームを泳がせてみると明らかにチェイスしてきています!
その場でチョンチョンとリフト&フォールをしてるだけでも魚が寄ってきているので、「これは釣れる!」と確信してチョンチョンと誘い続けていると
「ガツン!」とした明らかに先ほどの子メバルとは違うアタリが!
リールを巻きあげて抜き上げると…
姿を見せたのは20cm程度のカサゴ。
この通り、8面体ジョイント型ワームをガッツリと丸飲みしています。
正直、水中でステイさせているだけでも水の中のわずかな波などで細やかに揺れてアクションしてくれているので、ライトゲームが苦手な筆者でも簡単に釣り上げることができました。
5個入りで110円という破格の値段でありながら、その実力は大手メーカー品にも全く引けを取りません。
今回はセリア釣具の中でも本格的過ぎると話題な8面体ジョイント型ワームについて紹介しました。
本当にクオリティの高が高くて、これからライトゲームを始めようという方でもこれを買っておけば間違いないと思うので、気になる方はぜひセリアで探してみてはいかがでしょうか?