【中華釣具】実売価格4,000円以下、SEASiRのZERO-VXを徹底インプレ!

アイテム紹介

安さが魅力の海外製リールですが、あまりに安すぎると性能が低くて失敗してしまうもの。

となると、金を積めばよいリールが手に入るのはわかり切っているので、「使えるリールが手に入るギリギリの値段」が知りたくなってくるじゃないですか。

という訳で今回は、そんな安くて使えるギリギリのラインを攻めたリールのインプレということでやっていきたいと思います。

【中華釣具】実売価格4,000円以下、SEASiRのZERO-VXを徹底インプレ!

SEASiR ZERO-VXの概要

SEASiR ZERO-VXの概要

値段:4,000円前後
本体重量:133g
スプール重量:5.2g
糸巻量:PE1.5号100m
ギア比:7.6:1
ベアリング数:6+1
最大ドラグ力:4kg

今回紹介するのはSEASiRZERO-VXです。

値段はアリエクスプレスで4,000円程度で売っています。

ダイソーベイトリールの登場によって感覚が麻痺してしまっているものの

1,000円のベイトリール

・ハンドル音がガチャガチャ鳴る
・メカニカルガン締めじゃないとキャストできない
・慣れた人でもまともにキャストするのに修練を要する

と、ある意味のガイドライン的な役割を果たしてくれているので、もしこの値段で使えるクオリティであれば激安と言ってもよい範疇でしょう。

しかもこちらのリールは軽量ルアーのキャストに特化したベイトフィネス機

軽量ルアーのキャストはリールの性能がモロに見えるので、これは非常に楽しみです。

ベアリングは6+1と多くはないものの、この値段であれば十分な数をしていますし

スプール重量もスペック上はわすか5.2g

スペック通りだとこれが4,000円で買えるとは思えないのですが、果たしてその実力はいかがなものなのでしょうか?

外観をチェック

まずはZEROーVXの外観をチェックしていきます。

取り出した様子がこちら。

「お、普通に使えそうじゃね?」

もっとおもちゃみたいなボディを想像していたのですが、ボディの素材は国産の1万円クラスのリールに見劣りせず剛性もしっかりしていそうな感じがします。

カラーリングのクセが強いものの、ハンドルの回転については普通にスムーズ

箱出しの状態だとやや重く感じるかもしれませんが、ハンドルをしばらく回していると中のグリスが馴染んできて軽やかな巻き心地に。

スプールの回転も非常に滑らかです。

ダイソーのベイトリールと並べた様子がこちら。

価格差が4倍あるから当然ではあるのですが、ハンドルやボディ、クラッチにスタードラグなど各所に使われているパーツがダイソーが安っぽいので、並べてみると高級感がある気さえしてきました笑

気になるブレーキシステムについては、一般的なマグネットブレーキを採用

ブレーキの良しあしについては見た目では判断できないので、後ほどキャストしてみたいと思います。

スペックとの差異をチェック

海外製リールにありがちなのが、スペック詐欺。

スペック上は性能が良さそうでも、実際に測ってみたら全然数値が違うということはありがちなので、実際に計測してスペックとの差異を測定してみました。

本体重量

本体重量についてですが

こちらは実測値が135.9gと、スペック上の数値よりも3gほど重くなっています。

ただ実測値でも十分軽いので、気にするほどの差異ではない気がします。

スプール

続いて多くの方が気になっているスプールについて。

スペック上はスプール径が22.5mmととんでもないことになっているのですが、実際に測定してみると

結果は約28mm

むしろ「うん、そうだよな」といった内容の結果です。

ベイトフィネススプールの一般的なサイズは28mm

スプール径が小さくなるとスプール本体が軽量化できるものの飛距離が出にくくなるので、むしろ本当に22.5mmじゃなくて安心したくらいです。

恐らく商品ページを作った方が表記を間違えたのかと思います。(かなり目立ちますが笑)

続いてスプール重量について。

軽量ルアーのキャストに非常に重要なスプール重量ですが、確かにもってみるとかなり軽そうな感じ。

では実際に測定してみると

画像が見にくいのですが、こちらは5.23gとほぼ表記通りとの結果に!

しかもこれはシャフト、ベアリング込みの重さ。

ただ深溝なので、糸を巻いた時に重さが随分変わってしまう可能性はあるもの。

そこで実際に糸を巻いてみると

スプール重量は10.44gでした。

10g超ということで3g程度のルアーはキャストが難しそうですが、後ほどキャストして確認してみましょう。

ちなみにスプールには一般的なPE1.5g号相当の太さのラインを巻いてみたのですが

ちょうど100mほど巻けました。

スペック上は1.5号が120m巻けるとのことでしたが、それよりも少し容量が小さいと思っておいた方が良さそうですね。

いざ、キャスト!

それでは実際にZERO-VXでルアーをキャストしてみました。

まずは14gのバイブレーションをキャストしていきます。

ブレーキを10段階中の4くらいからスタートしてみると

スーッと飛んでいきました!

特別使いやすいわけではないのですが、少なくともダイソーベイトリールと違ってキャスト時に異音はしないですし、まともにキャストできています。

あまりブレーキを軽くするとトラブルが増えてしまうので、調整しながらキャストしてみると

さらに飛距離がアップしたように感じました。

それでは飛距離を測定してみると

35.5mでした!

おかっぱりでこの飛距離が出れば僕が普段釣りをするところではブレイクに十分届くので合格点です。

では一応、ダイソーベイトリールと投げ比べてみると

「ブオオオオオオオン」と、とにかく音が凄いです笑

これだけ音が出るということは力が逃げているということなので、飛距離もロスが出ており

結果は24.1m

同じ14gのルアーを投げも10mほどの差が出ています。

では再びZERO-VXに戻してみると

あぁ、投げやすい…!

ZEROーVXが特別使いやすいというわけではないのですが、普通にキャスト・リトリーブができているという点でありがたみを感じます。

やっぱりリールには最低限、このくらいはお金をかけるべきなんだなと実感。

続いてもっと軽いルアーをキャストしてみます。

7gのポッパーをキャストしてみると

こちらも先ほどのメタルバイブほどではないものの、気持ちよく飛んでいきました。

飛距離を測定してみると

24.3mでした。

1万円クラスの中華製ベイトリールが同じルアーを投げて27mほど飛ぶので若干飛距離は劣るものの、それでも7gのルアーとしては十分な飛距離ではないでしょうか?

ではルアーをさらに軽くして、3gのスプーンをキャストしてみます。

すると、さすがにキャスト時に失速感を感じます。

やはり糸巻き状態のスプールで10gほどあるので、3gのルアーのキャストは厳しいか…

飛距離は12mほどでした。

ベイトフィネスリールでは個人的にこの3gのルアーを快適にキャストできるかどうかが一つの壁だと思っているのですが、こちらのリールは3gとなると投げれないこともないものの、実戦では物足りない飛距離となってしまいました。

ちなみに別のベイトフィネスリールでキャストしてみたところ

こちらは飛距離が18.7mと、十分な飛距離が出ていました。

当然、スプール重量や糸巻量に差があるのですが、やはり3g以下の軽量ルアーを本格的にキャストしたいのであればもっと別のリールを使った方が良さそうですね。

キャストした感想をまとめると

・快適に投げれるルアーの幅は4g~15g
・飛距離は1万円クラスのリールに全体的に劣る
・糸巻量は十分あるのでフルキャスト時の心配はなし

といった感じでした!

ベイトフィネスリールのジャンルではあるものの、その中でも重めのルアーのキャストに向いていそうですね。

気になるところ・注意点は?

最後にZEROーVXの気になるところ・注意点について紹介します。

その① スペックが中途半端

一つ目はスペックが若干中途半端だと感じるところ。

こちらのリール、ベイトフィネスではあるものの、ところどころベイトフィネスには不向きなパーツが採用されており、本来のスペックを生かし切れていない気がします。

というのもベイトフィネスリールなのに深溝スプールを採用しているところ。

PE1.5号を100mほど巻けるのは良いのですが、これだとスプールが重くて3g程度のルアーが飛ばしにくくなってしまいます。

その割にスプール径が28mmと一般的なベイトフィネス機のサイズなので、重いルアーでも飛距離が稼げない…

もし搭載されているスプールが30mm程度であれば10g以上のルアーの飛距離も伸びるはずなので

①シャロースプールにして軽量ルアーのキャストに特化する
②スプール径を30mmにして重めのルアーのキャストに特化する

のどちらかに振り切った方が用途にあった釣りを見つけやすいかなと感じました。

その② デザイン

二つ目はデザインです。

このリール、そこそこ使える性能をしているのにデザインで損をしている気がするんですよね。

ボディの色はいぶし銀なので良いのですが、ハンドルノブの色の主張が強すぎる…

結構明るめの紫なので、リール単体で見るとまだ良いのですが、ロッドと合わせるとなるとどうしても色が浮いてしまう気がします。

例えば同じ紫にするにしても、もっと暗めの紫であれば印象も変わっていたかもしれませんね。

その③ ブレーキ5以上が強すぎる

3つ目はブレーキの5以上が強すぎること。

マグネットブレーキの目盛りは10段階あるのですが、ハッキリ言って5以上は強すぎて使い物にならず、実質使うのは1-5あたりまで。

MAXで使ってみると14gのメタルバイブが10mほどしか飛ばないといった具合で、とてもベイトフィネス機に搭載されていい強さではありません。

ただ1や2に関しては相当弱く、3-5の間で調整すれば4-15gあたりのルアーを全てカバーできるので、それほど問題ではないと思っています。

今回はSEASiRの激安ベイトリール、ZEROーVXについて紹介しました!

気になるところも挙げてみたものの、巻き心地も良く普通にキャストできるので、4,000円という値段を考えれば普通にアリだと思います!

バス釣りやチニングで安価にベイトリールを導入したいという方にピッタリなので、気になる方はアリエクスプレスで探してみてはいかがでしょうか?

アリエクスプレス商品ページはこちら

この記事を書いた人

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

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