これをやったら不味くなる!釣った魚の刺身を作る時のNG行為5選

料理・下処理

釣りに便利なアイテムや情報を紹介している「釣りの知恵袋」なるフィッシュです!

誰よりも新鮮な魚を食べられることは釣り人の特権ですが、魚は新鮮なのになぜか刺身が美味しくできないといった経験のある方はいらっしゃいませんか?

実はそれ、釣った魚で刺身を作る時に味が悪くなってしまうNGな下処理をしてしまっているからかもしれません。

そこで今回は、そんな「釣った魚の刺身が不味くなるNG行為」を5つ紹介したいと思います!

釣った魚の刺身が不味くなるNG行為5選

NG行為その① 血抜きをしない

血抜きの画像

一つ目のNG行為が血抜きをしないことです。

釣り人が新鮮な魚を持って帰れると言っても、きちんとした下処理をしなければ魚の鮮度はどんどん落ちてしまいます。

魚が悪くなる原因として挙げられる三大要素の中の一つに血液があり、血抜きをせずに放っておくと魚の身に血の生臭さが残ったままになってしまいます。

自分で釣った魚の刺身がどこか生臭いなと感じた時には、血抜きをしていないことが原因の一つかもしれません。

血抜きについては魚を釣り上げたあと、魚を脳締めや神経締めで締めて、その後エラにナイフ等で刃を入れてバケツ等に頭から入れれば血が抜けます。

基本的には血抜きをした方が味が良くなるケースが多いのですが、ノドグロのように血抜きをすると旨味が流れ出してしまう魚もいるので、釣行前にターゲットの血抜きの必要性について調べておくと良いでしょう。

NG行為その② 表面のぬめりを身に移す

魚のぬめりの画像

二つ目のNG行為が「表面のぬめりを身に移してしまうこと」です。

魚が悪くなる三大要因の二つ目に挙げられるのが魚のぬめりで、魚のぬめりを捌く前にしっかりとっておかないと、ぬめりの生臭さが身に移ってしまい、刺身にした時に生臭くなってしまいます。

対策としては、まな板の上にのせて捌く前にしっかりとぬめりを落としておきましょう。

ぬめりを落とす方法は一般的なものだと塩を使った方法ですが、僕がオススメしたいのはお酢を使った方法です。

塩でぬめりを落とす時と比べて簡単に、しかもしっかりとぬめりを落とすことができます!

またお酢を使うことで消臭効果も期待できるため、刺身にした時の生臭さをより抑えることができます。

お酢を使ったぬめりの落とし方については下の記事で紹介しているので、興味がある方はぜひご覧ください。

塩よりも簡単!魚のぬめりを簡単にとる方法

NG行為その③ 内臓の臭いを身に移すこと

魚の内臓

三つ目のNG行為は「内臓の臭いを身に移すこと」です。

血液、ぬめりと並んで魚が悪くなる三大要素の最後の一つが内臓なのですが、こちらの臭いが身に移ってしまうとどれだけ脂が乗った魚でも不味くなってしまいます。

内臓を取り出したあとの臭みが身に移る原因としては、魚の内臓を取り出さずに時間を経過させてしまうことと、内臓を取り出す時にまな板や包丁を経由して移してしまうことです。

魚を持ち帰った後はなるべく早く内臓を取り出すようにし、捌いた後の包丁やまな板は身に触れないように捌く前にしっかりと洗うようにしましょう。

気になる方は内臓を取り出した後に、腹部をお酢で洗ってやり、その後水で洗い流すと臭いがかなり軽減されます。

魚の腹部をお酢で洗う

NG行為その④ 水で洗いすぎる

切り身を水洗いする画像

4つ目のNG行為は意外に思う方も多いかもしれませんが、切り身を水で洗いすぎることです。

先ほどまで刺身が不味くなる要因として臭みが身に移ることと述べてきたので、臭みを丁寧にケアしようとするあまりしっかりと水で洗い流してしまう方もいらっしゃるかと思います。

ですが切り身の状態にした魚を真水で洗いすぎると、魚の旨味が逃げ出してしまい、かつ水を吸ってしまいなんだか水っぽい刺身になってしまいます。

自分で作った刺身が水っぽいと感じる方は水で洗いすぎていることが原因であるケースが多いので、切り身は極力水に触れないように意識してみてください。

発想としては切り身に移った臭いを洗い流すのではなく、いかに切り身に臭いが移らないようにするかを心がけると良いでしょう。

対処法としては魚のぬめりをしっかり落としてから捌く、包丁やまな板を経由してぬめりや内臓の臭いが移らないようこまめに調理器具を洗うといったことが挙げられます。

NG行為その⑤ 身をつぶしてしまうこと

最後のNG行為は捌く際に身をつぶしてしまうことです。

刺身は食感も味に大きく影響するもので、切れ味の悪い包丁で捌いたり、無理に力を入れて捌こうとしたり、無駄に刃を何度も入れてしまうことで身がつぶれてしまうと、なんだかふにゃふにゃっとして食味の悪いものになってしまいます。

過去に自分が捌いた刺身と料理人の方が捌いた刺身を食べ比べたことがあるのですが、料理人の方が作った刺身は芯が残った感じがしていて、その後に自分が作った刺身を食べると何とも締まりのないような気になりました。

捌き方の良しあしでも刺身の味は変わってくるので、食感が気に入らない方は包丁を良く研いだり、よく切れる包丁を調達したり、捌き方を見直す等をしてみてください。

今回は釣った魚の刺身が不味くなるNG行為を5つ紹介しました!

自分で釣った魚の刺身がいまいち美味しくできないという方は、心当たるものがないか確認してみてください。

他にも釣りに役立つ情報を紹介しているので、興味がある方はぜひご覧ください。

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この記事を書いた人
なるフィッシュ

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

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