26ナスキーの実釣インプレ【結論から言うと】
26ナスキーの実釣インプレです。
結論から言うと「パワーと剛性は価格以上ですが、巻き重りを感じるリール」だと感じました。
バチ抜けで使用した感想や21ナスキーとの違いも含め、実際に使ってわかったリアルな使用感を正直に解説します。
まず結論を整理します。
こんな人にはおすすめ

- メタルバイブの高速巻き
- サワラのブレードジギング
- ライトショアジギング
→1万円台で剛性重視のリールが欲しい
逆におすすめしない人
- バチ抜け等のラインメンディングを重視する釣り
- 水流の変化を感じる必要のある釣り
- 軽量ルアー中心の釣り
→26ナスキーは“軽快系”ではなく、パワー系寄りのリールです。
今回使用した26ナスキーのタックルと釣行条件
使用番手

4000XG
セッティング
・ロッド:8ftクラスML
・ライン:PE1.5号
・リーダー:フロロ16lb
・フィールド:河川
・魚種:シーバス
バチ抜けシーバスで、流れのあるポイントで使用しました。
実際に使ってわかった26ナスキーの3つの強み
① インフィニティドライブの恩恵|とにかく楽に寄せられる
一番驚いたのは魚を寄せる力の強さ。
釣りフェス会場でも負荷がかかった時の巻き心地が、インフィニティドライブ非採用機と比べて明らかに軽く感じられたのですが、いざ魚を掛けてみると本当に凄い。
魚がヒットして寄せてくるまでは30cm台のシーバスかと思ったのですが

いざ魚を寄せてみると、実際のサイズは45cmほど。

シーバスが産卵後という前提はありつつも、今までのリールよりもはるかに軽い力で巻き上げられたのはインフィニティドライブの効果だと感じます。
“巻きの軽さ”とは違いますが、負荷がかかったときの強さは明らかに上位機種寄りです。
② 剛性感が高く安心感がある
ボディのブレが少なく、魚とのやり取り中も安心感があります。
リールフット周辺のヨレも少なく、価格帯を考えるとかなり優秀。
「不意に大型が来ても大丈夫」という感覚は、この価格帯では大きな武器です。
③ アンチツイストフィンでライン絡みは減少
このアンチツイストフィンも本当に凄い。
強風時に軽量ルアーをキャストすると多少のラインスラッグは出ますが、ボディへの巻き込みトラブルは今のところ発生していません。

ボディにラインを巻きこんだり、スプールからラインがぴょんと飛び出るトラブルが本当に起こらないので「どうすれば絡まるのだろう」といじめてみたのですが、わざとリールにラインを絡めても問題なし。

基本的には全然絡まないのですが、サミングを入れるとライントラブルが起こることはまず稀かと思いました。
正直に言うと…26ナスキーの弱点
ここからは26ナスキーを使ってみて気になった点を紹介します。
① 巻き感はやや重め(巻き重りはある?)
26ナスキーを購入して初めに思ったのは、巻き重りがやや感じられること。
5,000円程度のリールなどのようにはっきり思いと感じる訳ではありませんが、初めて上位機種を触った時のような「軽いッ!」といった感覚はなく、この点は価格以上とは言えません。

今回使ったのが4000番ということを考慮しても、単に巻き心地だけで言えばダイワの23レガリス5,000番の方が軽いです。
② 繊細な釣りとの相性は悪い
巻き心地の軽さともつながりますが、繊細な釣りには不向きです。
特に感じたのはバチ抜け。

上流側にキャストした際にラインを張るか張らないかのギリギリのテンションをキープしようとしたのですが、少しもったりした巻き心地に加え、リールの自重も同じ番手の中では重めなので、ラインの張具合を感じにくいと思いました。
バチ抜けの他にも、ワームやプラグの水流の変化を感じる必要がある釣りだと、この巻き重りやリールの自重は不利になるかと思います。
この点については前作の21ナスキーでは感じられなかったので、大きな違いですね。
③ ベアリングの数が少ない
最後にベアリングの数について。
ベアリングの数の多さがリールの性能のすべてを決める訳ではありませんが、やはりここは1万円台のリール。
前作同様ベアリングは5個しか使用されておらず、具体的にはラインローラーやハンドルノブといった部分にプラのブッシュが使用されています。
シーバスで26ナスキーは使えるのか?
シーバス釣りで26ナスキーが使えるのか、結論から言うと
「使えないわけではないが、最適ではない」といった印象です。
正直、シーバス相手であればここまでのパワフルさは必要なく上がってきますし、シーバスは流れにつく魚ということで流れのあるレンジを見極めることも重要な要素。
その点、巻き重りがあり、パワフルさがオーバースペックの26ナスキーは、使えないことはないけれど、他の巻き心地の軽いリールを使った方が快適に楽しめると感じました。
21ナスキーとの違いを比較

続いて前モデル、21ナスキーとの違いについて紹介します。
巻きの軽さ
21ナスキーの方が軽快感はあるように思えます。
初めて巻いた時に巻き心地が軽いという印象を持ちましたし、バチ抜けで使ってもラインメンディングがしやすかったので、この点は明確な違いがあります。
剛性・パワー
26ナスキーの方が上。
HAGANEギアの採用やインフィニティドライブの採用により、技術面で明らかに進歩しています。
以前の21ナスキーもボディの強さに定評がありましたが、26ナスキーはさらに強化されています。
ベール周り

ワンピースベール化により、26はトラブル面で有利。
僕はあまり感じないものの、「21ナスキーはツーピースだからダメ」と感じるユーザーも一定数いらっしゃったようです。

今回の変更でライントラブルが減ることも当然良いことですが、見た目に高級感が出たというのもナスキーを使う上でのモチベアップにつながりそうですね。
買い替える価値は?
・よりパワーのある釣りでつかいたい
・高速巻きの釣りがしたい
という場合は、買い替えアリ。
僕もサワラのブレードジギングを視野に入れて4000XGを購入したのですが、ハンドル1回転の巻取り量が約100cmあることに加え、魚をよりスムーズに寄せることができるということで、パワーの必要な釣りならしっかり活躍してくれそうな気がします。
逆にシーバスやバス釣りなど、巻きの軽快さ重視なら無理に変えなくてもOKです。
26ナスキーが向いている釣り・向いていない釣り
向いている
・メタルバイブのチニング
・ライトショアジギング
・20g以上のルアー、シンカーを使用する釣り
・サワラのブレードジギング
向いていない
・バチ抜け
・シーバス、バス釣り
・軽量プラグ中心
Q&A
Q. 26ナスキーと21ナスキーはどっちがいいですか?
21ナスキーは万能型、26ナスキーはよりパワー系に特化した印象なので、巻きの軽さや繊細さを求めるなら21ナスキーで、パワーや早巻重視の釣りなら26ナスキーが良いと思います。
Q. どの番手を買うべき?
個人的には3000HG以上がオススメです。軽量モデルはどうしても自重や巻き心地の重さが出てしまうので、パワー重視の釣りの方が適していると思います。
まとめ|26ナスキーは“パワー重視型の高コスパ機”
26ナスキーは巻きの軽さや繊細さを求めるならベストではありませんが、安価でパワフルさを求めるならこれ以上に適したリールはないと思います。
1万円台でこの剛性とパワーを手に入れられるのは、正直かなり優秀です。
当然、大物とのファイトを前提とするのであればもっと上位機種の方が良いですが、サブ機であったり、不意の大物に備えた一台であれば重宝すると思うので、ぜひ購入前の参考にしてみてください。




