ルアーとフックを接続するために使用するスプリットリング。
ダイソー釣具の中ではルアー等に比べて地味なアイテムではあるものの、実は一部の釣り人の間では超優秀なアイテムとして知られているのはご存知でしょうか?
そこで今回は、そんなダイソーのスプリットリングの基本情報に加え、その強度や実際に釣りで使った感想について紹介します。
【ダイソー釣具インプレ】スプリットリングは使える?強度や実際に使った感想
ダイソー スプリットリングの概要
今回紹介するのはダイソー釣具のスプリットリングです。
値段は30個入り110円と、大手メーカー品が同じ個数で200-300円程度なので、値段は半額程度です。
また安さだけではなく、材質もサビに強いステンレスを使用。
また強度もスペック上はしっかりしていて、たとえばシーバスフィッシングで一般的な#2のサイズであれば10.5kg(23lb)の強度があり
強度を高めるために、断面は平打ち加工が施されています。
例えばこちらのリューギのスプリットリングが同じ2号ですが、強度は22lbとほぼ同じ数値をしているので、強度に関してはメーカー品と同レベル。
サイズ展開も豊富で、0号~4号の5種類のサイズがあります。
このようにスペックだけを見てもかなり優秀なスプリットリングです。
総評
結論から言うと、こちらのスプリットリングは品質もメーカー品に劣らず非常に優秀です。
十分な強度に加え、サビにも強く、ジギング等で青物などの本格的な大物を除き、大抵のターゲットはこちらのスプリットリングで事足りるので、僕は釣具屋でメーカー品のスプリットリングを買うのをやめました。
以下、詳しく紹介していきます。
実際に強度を測定してみた
それではデジタルスケールを使って、実際にダイソーのスプリットリングの強度を測定してみました。
実験に使用するのはダイソースプリットリングの#2です。
スペック上は10.5kgまで耐えられるとのことですが、いざ力を加えてみると
13kgの負荷を加えてもリングが伸びることなく使用できました。
リング(上の写真の真ん中)を見てみても、変形している様子もなくピンピンしています。
100均のスプリットリングでありながら、スペック以上の強度が出せることもあり、非常に優秀です。
ダイソースプリットリングのサイズ感は?
ここからはダイソーのスプリットリングのサイズ感について紹介します。
実際のルアーとの写真は後ほど紹介しますが、簡単にまとめると以下のようなイメージ感でサイズを選ぶとよいです。
サイズ | 強度 | 用途 |
---|---|---|
0号 | 4.2kg | アジング、メバリングなどのライトゲーム用 |
1号 | 7.7kg | バス、シーバス等の小型プラグ用(~6cm程度) |
2号 | 10.5kg | バス、シーバス等のメインサイズ(6cm~15cm) |
3号 | 15.2kg | ライトショアジギング用 |
4号 | 21.5kg | ビッグベイト用 |
具体的には、例えば0号であればライトゲーム用や渓流用のプラグにピッタリですし
1号は10g未満の小型バイブレーションなどに使用します。
2号はダイソーVJや
ダイソーのシンキングミノーにピッタリです。
4号は21kgもの強度があるので、ビッグベイトにも安心して使用できます。
もともとスプリットリングといえば頑丈なアイテムで、先にラインが切れるかフックが伸びるかして、リングが原因で魚がバレることはほぼないので、ダイソーのスプリットリングでも安心して使用できます。
ダイソーのスプリットリングを実際に使用した感想
ダイソーのスプリットリングを使い始めてから2年程度は経っているので、その感想について紹介します。
結論から言えば、今のところあらゆるターゲットに使用していますが問題なく使用できています。
例えばダイソーシンキングミノーにセットしてシーバスを釣った時も
70cmのシーバスでも問題なく上がっていますし
50cm程度のクロダイも問題なく上がっています。
ビッグベイトでシーバスを釣った時でもリングが伸ばされることなく普通に使えていました。
またサビやすさについてですが
こちらは海釣りで何度も使用しているダイソーVJですが、使用後に水洗いをすればサビずに使えているので、1度の釣行でダメになってしまうことは今までありませんでした。
スペック上だけでなく実釣でも十分使えるので、あまりのクオリティの高さにまとめ買いしています。
今回はダイソー釣具のスプリットリングについて紹介しました。
ヒラマサなどの特殊なターゲットを狙う場合を除き、大体の魚で安心して使える品質を備えている隠れた名作なので、気になる方はぜひダイソーで探してみてはいかがでしょうか?