いつでもどこでも釣りがしたいと考えるのが釣り人の性なので、旅行や出張で釣りをするためにコンパクトなロッドを探している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、そんな遠出の際にカバンの中にすっぽりと納まるコンパクトなロッドを購入したのでレビューしてみました。
仕舞い寸法42cm!Amazonの激安パックロッドを徹底インプレ!
Bulaned セクションカーボンスピニングロッド210の概要
今回紹介するのはBulaned セクションカーボンスピニングロッド210です。
値段はAmazonで3,000円程度。
仕舞い寸法は驚異の42cmと非常にコンパクト。
飛行機で移動する際に機内持ち込みできるサイズはケース込みで長さ55cm程度のところもあるので、一般的なパックロッドでもギリギリ超えてしまうものが多い中、Bulanedのパックロッドは余裕で機内持ち込みの基準をクリアしています。
携帯用の袋を開けてみると中身はこんな感じで
6ピースロッドとなっています。
ルアーの適合ウエイトは1/16~1/2ozで、グラムで表すと約1.7g~14g程度とやや幅広いです。
実際に組み立ててみるとこんな感じで、2.1mと表記通りのサイズ感をしています。
ではこちらのパックロッド、果たして釣りで使えるのでしょうか?
総評
決して使いやすいとは言えませんが、値段通りのクオリティといったイメージで、持ち運びに便利なので旅先の釣り用と割り切れば十分使えます。
ただ海外製で6ピースということから耐久面では不安は残りますし、3g未満の軽量ルアーは扱いにくい印象があるので、繊細な操作感を求める人には不向きといった印象です。
ロッドの使用感について
まずはロッドの使用感についてですが、例えばシマノのルアーマチックのようなシーバスのエントリーモデルのロッドと比べてみても、ロッドが全体的に硬く使いにくさは劣るかなといった印象。
ロッドは一般的に継数が増えるとロッドのしなりや強度が犠牲になってしまうので、持ち運びの利便性と引き換えにキャストの快適さや耐久性が下がってしまうのは仕方がないかなと思います。
適合ウエイトもグラムで言うと約1.7g~16gということにはなっていますが、3g未満の軽量ルアーはロッドが硬くて投げにくいですし、14gのバイブレーションでもフルキャストは破損してしまうような気がして不安で投げられないので、5g-10g程度のルアーが快適に投げられるといった印象です。
なのでショアジギングやメタルバイブを遠投する釣りではなく、漁港内でタモの要らないようなターゲットを相手にする釣りがちょうど良さそうですね。
ロッド収納時の様子
次にロッドの収納時の様子について見てみましょう。
仕事や旅行用を想定して、今回はノートPCがギリギリ入りそうなリュックを用意してみました。
今回のカバンは少し小さめということもありロッドを縦に向けると入らないのですが、斜めにすれば十分入れることができます。
それでは実際に中に入れてみると
ロッドが飛び出ることなく無事にカバンに入れることができました。
これなら外から見てもロッドを持ち歩いているようには見えないので、旅行や出張でも安心して持って行くことができますね。
ちなみに旅先で持って行くのに便利な小物収納ケースやヘッドライトも過去に紹介しているので、気になる方は合わせてチェックしてみて下さい。
実際に使ってみた
それでは実際にBulanedのパックロッドを使って旅先で釣りをしてみました。
今回は漁港内で夜釣りを楽しみたいと思います。
漁港内の夜釣りということで今回はセリアの8面体ジョイント型ワームを使って、アジやメバルを狙ってみました。
結論から言うと、軽量過ぎてキャストしても全然遠くに飛ばせずに不発…
またロッドの感度もライトゲーム用ではないので着底もわからずということで、やはりライトゲームには不向きなのだと実感しました。
しばらく6cm程度のシンペンなどを投げてみたのですが反応がなかったので
岸壁に着いた魚をサイトで狙ってみることに。
壁際をチェックしてメバルらしき魚の前にワームをチョンチョンと動かしてみます。
ワームに果敢にアタックしてくるのが見えるのですが、サイズが小さすぎるのかなかなフッキングです。
今日は難しいかなと思っていると、突然死角からバッと飛び出してきてワームをひったくる魚が!
フッキングしてそのまま抜き上げてみると…
上がってきたのは20cm程度のカサゴ!
手元にしっかりと魚の重みも感じますし、このサイズなら問題なく抜き上げることができました。
今回はライトゲーム用のルアーがメインということでやりにくさは感じたのですが、5g-10g程度のジグヘッドを使用してカサゴなどの根魚を狙った釣りであれば十分楽しめそうだなと思いました。
他にも7g程度のスプーンを使ったネイティブトラウトでも問題なく使えそうな気がします。
気になるところは?
Bulanedのパックロッドの気になるところについて紹介します。
気になるところは既に紹介しているのですが、快適に扱えるルアーの幅が狭いことと、耐久面ですね。
やはり海外製のコンパクトロッドということで利便性と引き換えに、快適さと耐久性を犠牲にしている感は否めないですね。
今回はBulanedのパックロッドについて紹介しました。
正直なところ、コンパクトロッドについてはまだ自分の中で自信をもってオススメできるものを見つけられていないのですが、旅先で使える安価なロッドを探している方にはピッタリかなと思っているので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。