ブラックバスは実は美味しい!?釣ったバスで干物を作った結果

料理・下処理

釣りに便利なアイテムや情報を紹介している「釣りの知恵袋」なるフィッシュです!

魚を釣って食べることも釣りの楽しみの一つですが、ブラックバスを持ち帰って食べる方はあまりいませんよね?

そこで今回は、ブラックバスを釣って料理してみたので紹介したいと思います!

ブラックバスは実は美味しい!?釣ったバスで干物を作った結果

ブラックバスが食べられていない理由

そもそもブラックバスが食べられていない理由は何なのでしょうか?

恐らく多くの方がブラックバスに対して「臭そう」「なんだかまずそう」といったイメージを持っているからではないでしょうか。

実はこれらのイメージは半分正解で、ブラックバスに限らず魚の味は生息している場所の水質によって左右されることが多いです。

ブラックバスは水質の良くないところにも生息できてしまうため、そのようなところのバスからは泥臭さや生活排水の臭いが味に表れてしまいます。

ですがブラックバスは食用として日本に移入されたこともあり、もともとは非常に美味しい魚なんです。

ブラックバスを釣ってみた

早速、今回の調理用にブラックバスを釣ってきました。

サイズは40cm程度と、丸々太っていいサイズです。

今回はなるべく水質の良いポイントを選んで調達してみました。

持ち帰る際の注意点ですが、ブラックバスは特定指定外来生物に指定されていて生きたままの輸送が禁止されているので、その場でしめて持ち帰りましょう。

ブラックバスの干物のレシピ

それでは早速、ブラックバスの干物作りにチャレンジしていきます。

材料は下記の通りです。

材料

・ブラックバス…1匹
・塩…味付け用&ぬめり取り用
・お酢…ぬめり取り用

これらを使って調理していきます。

下処理のポイント

下処理については一般的な魚と同じですが、気を付けるポイントだけ記載します。

ぬめりをしっかり落とす

ブラックバスを調理する際に気をつけてほしいのがぬめりをしっかりとること

バスにはこのぬめりに独特な臭いがあり、これが身に移ると食べる際の臭みにつながります。

塩を使ってもぬめりは落とせるのですが、バスはぬめりの強い魚なので塩で落とすと大量の塩が必要になることと時間がかかります。

そこでオススメしたいのがお酢を使った方法

お酢を魚の表面にかけて手でこするだけで、簡単にぬめりを落とすことができます!

詳しい方法が気になる方はこちらで紹介しているので見てみてください。

魚を開く

ブラックバスのぬめり、うろこ、内臓をとった様子がこちら。

バス特有の模様は薄くなってきました。

うろこをとったブラックバス

こちらを干物にするために、開いていきます。

ブラックバスの開き

開いた様子がこちら。

この形になると、一気にブラックバス感が減りましたね笑

ここでバスの臭みを軽減するために、身に塩を振って10分程度放置します。

ブラックバスの切り身に塩を振る

身に塩を振ると浸透圧の関係で魚から水分が出るのですが、この水分と一緒に魚の臭みも出すことができます。

ただし泥臭さや生活排水の臭いまでとりきることはできないので、あくまで臭みを軽減する程度です。

10分経ったら塩を水で洗い流し、切り身の水分をふき取ります。

その後、味付け用に塩を振ります。

ブラックバスを干す

ブラックバスを干している様子

開いたブラックバスを天気の良い日に干します。

今回、釣ったブラックバスのサイズが大きくコンロに入らなかったので、半身にしました。

残りの半身は別の料理にしたいと思います。

1日干して、水分が飛んだら取り込みます。

ブラックバスの干物

取り込んだブラックバス、水分が飛んでスズキのようにも見えてきましたね。

反対側はこんな感じです。

ブラックバスの干物の表面

身を上にすると、もはやブラックバスだとわからなくなってきました!

ブラックバスの干物を焼く

ブラックバスの干物をグリルに入れる

ブラックバスの干物をいざ、焼いていきます。

淡水魚は寄生虫の心配もあるので、中まで火が通るように低温でじっくり焼き上げていきます。

焼きあがった様子がこちら。

どこからどう見ても、美味しそうな焼き魚にしか見えませんね!

いざ、実食!

焼きあがったブラックバス、こんがりと焼けた香りが食欲をそそり、心配していた臭いも一切ありません。

心の準備も整ったところで、いざ実食!

一口大をつまんで口に入れてみると…

これは、鯛の味!!

上品でありながら、濃厚で力強い旨味はまさに鯛の味そのもの。

身もギュッと引きしまったしっかりとした食感で、ほのかに甘みを感じ非常に美味しいです。

個人的にはスズキよりも好きな味です。

こんなに美味しい魚が食べられていないなんて、もったいない…!

食べ終わったブラックバス

あまりの美味しさに、あっという間に完食してしまいました。

ちなみにブラックバスにも「鯛の鯛」ならぬ「バスの鯛」があります。

バスの鯛

鯛に近い仲間だからこそ、味が似ているのも納得ですね。

ちなみに皮は分厚くて食べにくかったので、無理して食べなくてもよさそうです。

今回は釣ったブラックバスを干物した感想について紹介しました!

外来種として迷惑者のブラックバスですが実は非常に美味しい魚なので、水質の良いところで釣れた際には試してみてはいかがでしょうか。

また過去にブルーギルを食べた時の感想も記事にしているので、興味がある方はぜひご覧ください。

「え、意外と旨い!?」川で釣ったブルーギルを食べた結果

この記事を書いた人
なるフィッシュ

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

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