100均釣具といえばダイソーとセリアのイメージが強いですが、実はキャン★ドゥでも釣具を扱っていることはご存知でしょうか?
さらにキャン★ドゥが釣具を扱っているだけではなく、ダイソーやセリアを含めた100均ミノーの中で100均ミノー最高傑作とも呼べるハイクオリティなミノーを取り扱っているのですが、本当に良く釣れるルアーなのにも関わらず驚くほど知名度が低く全くと言っていいほど釣り人に知られていないんです。
そこで今回は、そんなキャン★ドゥが誇る100均ミノーの最高傑作、フローティングミノーの凄さや使い方について紹介します。
100均ミノー最高傑作!?キャン★ドゥのフローティングミノーの凄さと使い方
キャン★ドゥ フローティングミノーの基本情報
まずはキャン★ドゥのフローティングミノーの基本情報を紹介します。
◆スペック
価格:220円
サイズ:11cm(リップ込み)
重量:12.5g(フック、リング込み)
タイプ:フローティング
潜行深度:40-70cm程度
アクション:ウォブリング主体
値段は100均ルアーとしては少し高めの220円。
サイズは11cm、重さは12.5gと表記されていますが、キャン★ドゥルアーの表記はリップ込み、リング・フック込みなので実際はリップなしで10cm、重さは11.24gとシーバスルアーでは王道のサイズ感です。
タイプはフローティングで、高速巻きで70cm程度潜りますが、水面から40cm程度のレンジを探るのに適しています。
◆評価
飛距離:★★★☆☆
アピール:★★★★★
食わせ:★★★★☆
100均ミノーなのにも関わらず、まさかの重心移動システムを採用しています。
現在はメーカー品であれば重心移動も珍しくないので星3つとしましたが、この価格でメーカー品と同レベルなことが信じられないレベルです。
またルアーの絶妙なアクションに加え、内部の反射板によるアピール・食わせの効果はもはやメーカー品を含めても立派な一軍レベルです。
キャン★ドゥ フローティングミノーの凄さ
キャン★ドゥのフローティングミノーは220円という価格でありながら、あり得ないくらい豪華なスペックをしています。
その① 重心移動システム採用
豪華すぎるスペックの一つ目は、220円という価格でありながら重心移動システムを採用しているところです。
上の画像のお腹の部分を見てみるとウエイトボールが入っており、こちらがキャストする時にルアーの後方に移動することでキャストした時の飛距離が伸びます。
昨今の1,500円を超えるメーカー品のルアーなら重心移動システム自体は珍しくないのですが、220円のルアーに採用されていることが驚きです。
実際にキャストしてみてもぶっ飛びとまではいきませんが40m程度は飛ぶので、このサイズのフローティングミノーとしては十分かと思います。
その② 貫通ワイヤー採用
豪華すぎるスペックの二つ目は貫通ワイヤーを採用していることです。
アイとはフックやスナップをつける金属の輪っかの部分のことなのですが、キャン★ドゥのおフローティングミノーは頭のアイ、おなかのアイ、尻尾のアイがそれぞれ1本のワイヤーでつながっています。
一般的なルアーは頭、おなか、尻尾のアイがそれぞれ独立しているのですが、例えば同じ100均ルアーであるダイソーのシンキングペンシルだと
アイが独立している上に弱いことで有名なので、強い力がかかるとせっかく魚がかかっても、アイがすっぽ抜けてバラしてしまう事があります。
ですがキャン★ドゥのフローティングミノーは貫通ワイヤーなので、耐久力の不安な100均ルアーでも安心して使えます。
貫通ワイヤーはメーカー品のルアーでも採用しているものが少ないので、100均ルアーで採用しているということがいかに貴重なことかがよくわかります。
その③ 反射板入りの2層構造
個人的にこのルアーをチートレベルに引き上げている要因だと思っているのが、この反射板入りの2層構造です。
キャン★ドゥのフローティングミノーは内部に反射板が入っているのですが、この反射板に光が当たると
こんな感じで光を反射してギラっと光るんです!
この反射によるアピール効果が絶大で、魚にルアーの存在を気づかせることができます。
光を反射するらな日中が良いと思う方も多いと思いますが、本当に威力を発揮するのは夜だと思っていて、特に明暗を絡めたところで使うと効果は絶大で何度も魚をヒットに持ち込んでいます。
その他にも泳がせてみてもウォブリングとローリングが混じったいかにも釣れそうな動きをしている上に、スローで巻いてもしっかり泳いでくれるので、メーカー品と比べてもミノーとしての完成度が非常に高いです。
キャン★ドゥ フローティングミノーのオススメの使い方
キャン★ドゥのフローティングルアーはオーソドックスなミノーなので様々な使い方ができますが、個人的にオススメしたいのが河川でのシーバスです。
特に下の画像のように橋脚の明暗部と絡めると本当に良く釣れます。
使い方としては河川の上流側にキャストして
ルアーを流れに乗せながら、橋にできた明暗部や橋脚の近くまで糸ふけをとりながらルアーを流して
明暗部に差し掛かったタイミングでターンさせるようにコントロールしながら巻いてきます。
いわゆるドリフトというテクニックなのですが、ちょうど明暗部でルアーをターンさせた瞬間にガツンとヒットすることが多いです。
というのもキャン★ドゥのフローティングミノーには反射板が入っているので、ルアーが明暗部に差し掛かった瞬間にギラっとした光がシーバスの目に入ってバイトを誘発するのだと思います。
ちなみにドリフトが苦手な人にも朗報で、こちらはフローティングミノーということもあって、ルアーを巻かなければ沈むことはありません。
これはどういうことかというと、キャストした時に明暗の上流側にさえ投げれば、キャストの位置がズレたとしても橋脚付近までルアーを流れに乗せて巻いてくるだけで明暗部をしっかりを通すことができるんです。
扱いが簡単なのも嬉しいポイントですよね!
キャン★ドゥのフローティングミノーを使って実際に釣りをしてみた
実際にキャン★ドゥのフローティングミノーを使って釣りをしてみました。
◆釣行データ
場所:河川中流域
時期:秋
時間帯:20-24時
現地に到着すると、もの凄い数のイナッコの群れ…
ルアーを巻いてくるとスレがかりしてくるのですが、サイズはアマゾンペンシル(16cm)と同じくらい。
このサイズのイナッコがまるで絨毯のように水面一体を覆っているので、これは本物のイナッコの中からルアーを見つけてもらうのに苦労しそうです。
先ほど紹介したように橋の上流側にエントリーして、キャン★ドゥのフローティングミノーをドリフトさせます。
反応がなかったので別の橋に移動したり、立ち位置を変えながら明暗部のトレースコースを変えて何度もキャストしていると…
橋の明暗部をターンさせた瞬間にガツンとしたアタリが!
引きの強さからして、これは大物の予感…!
パワフルなファイトを楽しみながら上がってきたのは
70cmのシーバスでした!
70cmというサイズもなかなかですが、サイズの割に頭が大きく立派な体高をしています。
この日は他にも様々なメーカー品のルアーを投げてみたのですが、反応があったのはキャン★ドゥのフローティングミノーだけでした。
知名度があまりに低すぎるのですが、こちらのミノーの実力は間違いなく本物です。
実際の釣行シーンは下の動画からご覧いただけます。
Q&A
キャン★ドゥのフローティングミノーについて気になりそうなポイントをまとめてみました
カラーが3種類ありますが、どの色でも良いのでしょうか?
カラーは3種類ありますが、他2種類は表面がクリアではなく反射板が見えない仕様になっています。購入時は絶対に反射板が見えるコットンキャンディがオススメです。
フックやリングの交換は必須ですか?
キャン★ドゥのルアーはフックやリングのクオリティがしっかりしているので、交換の必要はなく箱から出してそのまま使用できます。上の釣行シーンでも純正フックのまま使用しました。
キャン★ドゥに行ったのにルアーが置いていません
残念ながらまだまだキャン★ドゥではルアーを置いていない店舗も多いです。ですがお店によっては取り寄せもできるようなので、取り寄せができないかお近くの店舗に電話で確認してみるのも良いかと思います。