ダイソー釣具の超人気商品であるダイソーVJ。
そんなダイソーVJに新たなサイズが追加されたので、今回はそんな新サイズの特徴やフックの強度、アクションやオススメのセッティング等について紹介します。
【ダイソー釣具】ダイソーVJに新サイズ12gが登場!オススメのセッティングは?
ダイソー釣具 ソルト用ジグヘッド12gの概要

値段:220円(税込)
重さ:12g(フック、リング別)
フックサイズ:#8
リングサイズ:#3
今回紹介するのはダイソー釣具のソルト用ジグヘッド12gです。
ダイソー版のVJということで、通常DVJやダイソーVJと呼ばれています。
もはや説明不要の有名商品ですが知らない方のために簡単に紹介すると、もともと「もはやシーバスのエサ」と呼ばれるほど釣れるコアマンのVJ(バイブレーションジグヘッド)というルアーがあるのですが、そのVJのいわゆるパクリルアーとして登場したのがダイソーのソルト用ジグヘッドとシャッドテールワーム。

上がダイソー、下が本家コアマンのVJということで、非常によく似ていますよね笑
詳しいお話やオススメの使い方については下の記事で紹介しています。
さて、そんなダイソーVJですが従来は16g、22g、28gということである程度水深のあるところでの使用が前提だったのですが、今回はシャローでも使える12gが登場したのです!
使いわけのイメージとしてはこんな感じ
- 28g:ボートフィッシングや深場狙い
- 16g、22g:水深のある堤防
- 12g:シャローや橋脚狙い ←NEW
特にこの12gという重さが絶妙で、これなら水深1mほどのシャローエリアでも使えるため、従来のシーバスだけでなくクロダイなども狙えるようになりました。
またソルト用と言いつつも、このサイズならバス釣りでも使用できるので、活躍のシーンが更に広がりそうですね!
外観をチェック
まずは商品を取り出して外観をチェックしていきます。

取り出した様子はこちら。
従来のダイソーVJをそのまま小さくしたようなイメージです。

左から12g、16g、22g、28gとなっています。
ちなみにダイソーVJの従来版はリアのアイが真っすぐになっているので、リアのフックでワームを拾いやすいという欠点があったのですが

12gについても28gと同様、フック絡み対策のためにリアのアイの湾曲がデフォルトで作られていました。

フックとリングについては
- フック:#8
- リング:#3
が使用されているようです。
フックの品質についてですが、針先を触って確認してみるとかなり鋭そうな感じ。

軽く触れただけで指の皮がもっていかれるので、鋭さについては普通に使えるレベルだと思います。
ちなみにジグヘッドの重さについてですが、12gというのがフックやリング込みなのか、それともジグヘッドのみの重さなのかわからなかったので測ってみました。
すると

フック、リング込みの状態で13.0g

フックリングを外した状態で12.06gとなっていました。
フックの強度を確認!
続いてダイソーVJのフックが交換なしでそのまま使えるのか、フックの強度を測定して確認してみました。
使用するのはこちらの引張試験機。

こちらにダイソーVJをセットして、力を加えていきます。

すると…

7.81kgでフックが完全に伸びきりました。
続いて2回目も測定してみると

7.7kgでフックが伸びきりました。
2回とも7kg後半でフックが伸びきってしまったということで、こちらのフックは8kg弱の負荷がかかると曲がってしまうようです。
ちなみにこの数値が強いのか弱いのか判断が難しいかと思うので、僕がよく使っているスティンガーのST36#8で試してみると

結果は9.31kg。
こちらのフックは70cmのシーバスをかけると曲がってしまうことが多く僕の中ではあまり強い印象がないのですが、ダイソーVJ12gの標準フックはこれより1kg程度強度が低いということで、シーバス狙いで使うのであればフックは交換してから使った方が良さそうです。
水中の動きをチェック
続いて水中の泳ぎをチェックしてみました。

画像だとわかりにくいのですが、人が歩くよりも遅い速度で泳がせてみても、テールを振って泳いでくれています。
姿勢も変な傾きが入ることもなく、普通に釣れそうな感じ。
さらにスピードを上げてみても

動きが破綻することなく泳いでいました。
水深1.5m程度のシャローエリアで泳がせてみたのですが、やはりウェイトが軽いこともありしっかりボトムを切って泳がせることができました。
これで今まで16gで攻めることができなかった2m以内のシャロー帯でもクロダイやシーバス狙いで使うことができますし、ブラックバスなど淡水での釣りでも活躍できそうな気がします!
気になるところは?
ここまでダイソーVJ12gの良いところについて紹介したところで、気になるところについても紹介します。
キャストすると空中でクルクル回る
こちらのダイソーVJ12g、泳がせると非常に良い動きをするのですが、キャスト中の姿勢は悪くクルクルと空中で回転してしまいます。
金属のルアーなので飛距離自体はある程度飛ぶのですが、問題なのがフックが絡みやすいこと。

これはフックがラインを拾うこともあれば、リアのフックがワームを拾うこともあります。
体感的には5-10回投げると1回はラインを拾って帰ってくるイメージです。
本家VJやダイソーVJの他のウェイトがどうだったのか忘れてしまったのですが、少なくとも一般的なルアーに比べて絡みが気になるので購入前に知っておいた方がよいかと思います。
ちなみにフック絡みについてはルアーの空中姿勢が原因ということで、フックサイズを変えるといったことでも軽減は恐らくできないかと思います。
オススメのセッティングについて
最後にオススメのセッティングについて紹介します。
僕がこちらのジグヘッドを使う場合、まず初めにするのがフックの交換。
リングはそのままでも良いのですが、フックは70cm級のシーバスがかかると高確率で曲げられてしまうので、やはりメーカー品のフックを使いたいところ。

個人的にオススメしたいのが、マルトのトレブルフック#8。
こちらのフックは安価なのに高品質と釣り人の間でファンも多く、僕も軽量ルアーでは愛用しています。
刺さりも抜群ですし、先ほどと同じく引張試験機で負荷をかけてみたところ11kgまでは安定して耐えていました。

値段も送料込みで20個入り950円程度と非常に安価なので、値段も含めダイソーVJ12gの交換用としてはピッタリだと思います。
続いて使用するワームについて。
こちらについては僕はコアマンのアルカリシャッドを使うことを強く勧めます。

ダイソーにも似たような形のシャッドテールワームが売っているのですが、確かにダイソーのワームでも釣れるものの、釣果では本家に遠く及ばない印象。
僕も知人と一緒にシーバスやロックフィッシュを狙っていた時にダイソーのシャッドテールワームを使っていたのですが、知人が10キャッチする間に僕は1キャッチしかできず、試しにワームをもらったところ同じように釣れたという経験があります。

本家コアマンのアルカリシャッドは6本入りで1,000円程度とダイソーのシャッドテールワームよりも高く感じるかもしれませんが、ワームはたとえ形を真似しても素材や弾力といった見えないところが釣果に影響するような繊細なものなので、たとえ価格差があったとしても本家コアマンのものを使った方が釣りが楽しめますし、初心者の方も上達が早いと思います。
ちなみにコアマンのワームもワンサイズ上のデカカリシャッドがありますが、合わせてみると少しアンバランスな感じ。

なのでもし使用するなら、コアマンのアルカリシャッドと合わせるのが良さそうですね。
今回はダイソー釣具から登場したソルト用ジグヘッド12g(通称ダイソーVJ)について紹介しました。
非常に話題性のある商品ということで、気になる方はお早めにダイソーで探してみてはいかがでしょうか?
他にも100均釣具のレビューをしているので、気になる方はこちらもぜひご覧ください!









