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抜群の潮通しと、オカッパリよりもスレていない魚を狙えることから初心者の方にこそオススメしたい沖堤防。
ですがただ沖堤防に渡れば釣れるという訳でもなく、ポイントを押さえなければボウズになってしまうことも…。
そこで今回は、そんな沖堤防でシーバスを狙う際に抑えるべきポイントについて紹介します。
初心者の方向け!沖堤防で釣果をアップさせるための方法
沖堤防でシーバスを釣るなら事前準備と情報収集が大事
沖堤防でシーバスを釣る上で重要なものはズバリ事前準備と情報収集。
これらは釣りの技術よりもはるかに重要で、この事前準備と情報収集ができれば初心者の方でも簡単にシーバスを釣ることができます。
では具体的にどういったことをすればよいのか、これから解説していきます。
事前準備
沖堤防でシーバスを釣るための事前準備は、下の3点です。
・釣果情報
・釣れているルアー
・釣れている場所
釣果情報
まず釣果情報ですが、これは文字通りどれだけシーバスが釣れているか確認するものです。
渡船のHPに釣果情報が載っていることが多いので、釣行予定の1週間前からシーバスが釣れているか確認するとよいでしょう。
もしシーズンを先取りする先取りする形になる場合は、過去数年分の同じ時期の釣果を調べると参考になります。
もちろん年によって早い遅いがあるのですが、もし桜が咲く時期やバチ抜けの時期が例年より早いといった情報がつかめていれば、その年は早くなりそうなど予想の材料になると思います。
また釣果情報についての注意点ですが、釣果情報がそのままその日の釣果を反映しているかというとそうでもないこともあります。
というのも、釣果の確認方法は船長さんが帰りの船で釣り人の方にアンケートを取って釣果を申告してもらうのですが、たくさん釣れていても敢えて釣果ゼロと報告していたり、船宿によっては全員に聞かないこともあるので、釣れている人にアンケートが行われないこともあります。
なのでその時期の釣果が芳しくなかったとしても、意外と釣れていることがあります。
これに関しては足繁く通って常連さんと仲良くなれば、その時の沖堤防の状況がよくわかるようになったりします。
釣れているルアー
続いて釣れているルアーについてですが、こちらはネットの釣果情報や知人の情報がメインとなります。
沖堤防はメジャーなフィールドなので、そのエリアで情報を発信しているYoutuber等がいれば参考にすると良いでしょう。
地域差はあるものの、よほど水深が深かったり流れの速いポイントでない限り戦えると思うルアーを記事の後半にピックアップしたので、よければ参考にしてみてください。
釣れている場所
実は沖堤防は船で渡してもらう際に、場所を指定して下してもらいます。
堤防によっては一度その場所でおろしてもらうと、その日は場所が移動できないケースもあるのでどのポイントでの釣果が良かったか事前に調べておくと釣果アップにつながります。
こちらも渡船のHPから確認できることが多いので、事前にチェックしておきましょう。
ただし釣れる場所についてはその日によっても変わるため、運の要素も強いです。
当日の情報収集
沖堤防では事前準備だけでなく、当日の情報収集も大事です。
当日の情報収集のポイントは以下の2点です。
・反対側の様子
・釣れている人のルアーやレンジ、誘い方
反対側の様子
沖堤防は非常に広いので、自分が釣りをしているポイントでは誰も釣れていないのに堤防の反対側では爆釣だったなんてことが非常によくあります。
僕も過去に全然アタリもない日だなと思っていたのに、反対側の人と会話してみると「今日はブレードジグで爆釣だったよ」といった話を聞いてショックを受けたことがあります。
実際に反対側に移動してブレードジグを投げてみると、既に時合は逃していたものの1匹キャッチすることができました。
なので自分の身の周りの人が釣れていないかチェックしたり、すれ違う釣り人の方に話を聞いてみたりとこまめに情報を収集することが重要です。
釣れている人のルアーやレンジ、誘い方
沖堤防では魚が群れていることが多いので、近くで釣れている人を見かけたら非常にラッキーです!
どんなルアーを使用していたか、カラーは何か、どんなスピードで巻いていたか、どのレンジを攻めていたか、アクションは入れていたかといった情報を仕入れて真似すると釣果アップにぐっと近づきます。
ただし全てを聞くと相手の方に迷惑をかけてしまうこともあるので、魚を釣り上げた方がいた時には使用しているルアーの種類とカラーをさりげなくチェックし、レンジやアクションなどについてはその方が次に投げるときの一挙手一投足を観察すると良いでしょう。
僕も良く使うテクニックですが、使っているルアーのジャンルがわかるだけでも相当なヒントになるのでその日の1匹を釣り上げるのにグッと近づけると思います。
その他のポイント
事前準備と当日の情報収集がしっかりできれば釣果アップにグッと近づきますが、その他に知っておくと良いことについて紹介します!
潮目を狙う
ただっ広く狙いどころのないように見える沖堤防ですが、もし周りの方が釣れていないような時には潮目を探してルアーを投げるようにしましょう。
潮目は流れと流れがぶつかることで水中の酸素量が増えたり、エサとなるプランクトンや小魚が集まりシーバスもそれらを追って集まりやすくなります。
岸壁を狙う
岸壁は魚が付きやすい絶好のストラクチャーなので、ぜひ狙ってほしいポイントです。
ただしクロダイ釣りが盛んなポイントなどでは岸際を攻めることが禁止されているケースもあるので、そのポイントのルールを確認するようにしましょう。
沖堤防でのNG行為
先ほどまでは沖堤防で釣果をアップさせるためのポイントを紹介しましたが、逆に避けた方がいい行為もあります。
それはルアーを投げながらエサ釣りをして一か所にとどまること。
沖堤防では自分がいる場所が釣れていないだけで、ポイントを変えれば爆釣することもザラにあります。
そのため釣れない時にはテンポよく移動してランガンすることが釣果アップの秘訣なのですが、何かしら釣って帰りたいという思いからながらでエサ釣りをすると、場所移動ができなくなってしまいます。
シーバスが釣れない時には、ルアーを変えたり場所を変えたり、何かしら変化をつけて釣りをすることが重要です。
春の沖堤防で大活躍!必ず持っていきたいシーバスルアー3選
最後に、春の沖堤防でベースとなる揃えておきたいルアーについて紹介します!
春といえば秋と並んでシーバス釣りのベストシーズンと言われ1年の中でも釣りやすい季節です。
特に沖堤防では抜群の潮通しで、ベイトとなるイワシなどの魚も積極的に活動を開始するので、オカッパリに比べて簡単にシーバスを釣ることができます。
ですが、沖堤防はその日のヒットルアーが変わることが多く、ルアー選びを失敗すると周りは釣れているのにボウズになってしまうことも。
そこで今回は、春の沖堤防で必ず持っていきたいシーバスルアーを3つ紹介したいと思います!
春の沖堤防に持っていきたいシーバスルアー3選
コアマン VJ22&デカカリシャッド
一つ目に紹介するのが、コアマンのVJ22とデカカリシャッドです。
こちらはジグヘッドのVJ(バイブレーションジグヘッド)とワームのデカカリシャッドの2つを組み合わせて使用します。
沖堤防ではあまりに有名でシーバス狙いの方はほとんどの方が持っていると言っても過言ではない超定番ルアーです。
定番になるのには理由があって、それはこのルアーが非常によく釣れるから。
もはやシーバスのエサと呼ばれるレベルで、ルアーをここまで丸呑みしたのはこのルアーが初めてでした。
デカカリシャッドのワームだけでも十分優秀なのですが、その動きを生かすジグヘッドの微細なアクションの組み合わせがよいのだと思っています。
使い方は非常に簡単で、基本的には投げて巻くだけでOKです。
着水後すぐに巻き始めて、反応がなければ5秒沈めてから巻く、それでも反応がなければ10秒沈めて巻くなど上から攻めていくと良いでしょう。
リトリーブの速度は早巻きでも食ってきますが、個人的にはハンドル1秒1回転程度とゆっくりめに巻いた方がヒット率は高い気がしています。
沖堤防デビューの人に必ず勧めているルアーなのですが、高確率で魚を連れてきてくれています!
本当にオススメのルアーなので、気になる方は是非チェックしてみてください。
メタルバイブ系
基本的には先ほど紹介したVJでなんとかなることが多いのですが、反応がないときにオススメしたいのがメタルバイブ系。
VJはスローに巻くことで弱った小魚のような動きを演出するのが得意なのですが、どうしてもスローな動きでは釣れない時があります。
そんな時に試してほしいのがメタルバイブの高速巻き。
そのスピードと存在感のある波動とフラッシング効果で、スローな動きで口を使わなかった魚に口を使わせることができます。
高速巻きがどのくらいの速さなのかというと、ルアーが水面から飛び出さない限界の速さで巻いてください。
そんなに早く巻いたら魚が追いつけないのではないかと不安になる方もいらっしゃるかと思いますが、心配ご無用。
魚の泳ぐスピードは速く人間の高速巻きには余裕でついてこられるので、遠慮なく全力で巻いてみてください。
メタルバイブであれば基本的にはどんなものでも良いのですが、どれを使えばいいかわからないという方はコアマンのIP-26を使っておけば間違いないです!
ちなみにオルルド釣具などで売られている激安メタルバイブも過去に試したことがありますが、問題なく釣れるので安価に抑えたい方は25g前後のものをそろえると良いと思います。
ブレードジグ系
最後に紹介するのが、ブレードジグ系です。
ブレードジグ系のルアーは、ルアー後方についているブレードが高速回転することで光と波動で魚にアピールしてくれます。
僕の使い方としては、VJとメタルバイブで表層~中層を攻めて、それでも反応がないときにボトム狙いで使用しています。
ブレードジグ系の難点は、上のVJやメタルバイブと違ってアピールが強いせいか小さいシーバスがヒットすることが多いこと。
ですが非常によく釣れるルアーで恐らく僕が沖堤防で最もシーバスを釣っているルアーなので、他のルアーで反応がなかった時のボウズ逃れとして使用することが多いです。
こちらもブレードジグであれば激安のものでも釣れるのですが、価格よりも釣果を優先したい方はコアマンのPB(パワーブレード)24かPB30がオススメです!
今回は春の沖堤防でオススメのルアーを3つ紹介しました!
僕は沖堤防にシーバス初心者の方を連れて行くことがあるのですが、こちらの3つがあればだいたい釣れています。
当然これらのルアーがあっても釣れないような渋い日もあるのですが、基本的にはなんとかなる日の方が多いと思うので、沖堤防に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
今回は沖堤防でシーバスの釣果をアップさせるための方法について解説しました!
事前準備と当日の情報収集ができるだけで、その日の釣果が変わってくるので沖堤防に興味がある方はぜひ試してみてください!