釣りに便利なアイテムや情報を紹介している「釣りの知恵袋」なるフィッシュです!
海釣りは常に危険と隣り合わせなので、海に落ちた時に備えてライフジャケットを着用する方も多いと思います。
ですがライフジャケットを身に着けていたとしても、海に落ちたことが誰にも知られなかった場合には救助が遅れたり、最悪の場合は助からないなんてこともあると思います。
ですが実は、海に落ちた時に自動で周囲に知らせてくれる画期的なアイテムがあります!
そこで今回は、そんな画期的な「落水検知ユニット」の概要や使い方について紹介します!
海釣りをする全ての人に!落水検知ユニットの紹介と使い方について
落水検知ユニットの概要
こちらが今回紹介する「落水検知ユニット」です!
こちらの機械は名前の通り、水に落ちた時にアプリと連携して自動で周囲にSOSを発信してくれるようになっていて、サービスは株式会社Internnectという会社と、日清紡ホールディングス株式会社が行っています。
サービスの仕組みとしては下の図の通りで
釣り人が海に落ちた時に、落水検知ユニットが落水を検知してお手持ちのスマホに通報します。
するとあらかじめスマホにダウンロードしておいた落水検知のアプリから、設定しておいた連絡先と、半径10km以内にいるアプリユーザーに通報されます。
近くにいる落水検知アプリのユーザーには、上の画像のような落水時の時刻や場所の情報が共有されるので、万が一落水があったとしても早期の発見が可能になるというわけです。
ライフジャケットだけだと確かに溺れる確率が下がるのですが、落水検知ユニットがあれば発見してもらえる確率がぐっと上がるので本当にありがたいです!
また釣りに行く本人だけでなく、釣り人のご家族の方にとっても落水時には連絡が届く仕組みができているのは安心ですね。
落水検知ユニットの設定方法
それでは落水検知ユニットの設定方法についてです。
まずは落水検知ユニットの購入後、手持ちのスマホに専用のアプリをダウンロードします。
アプリのダウンロード画面については、購入時の箱にQRコードが貼ってあるのでそちらを読み取れば大丈夫です。
続いてアカウントの作成を行います。
新規登録を選択して
名前、電話番号、メールアドレスなどの情報を入力します。
その後、作成したアカウントでアプリにログインします。
ログインしたら、次は落水検知ユニットとスマホの接続です。
まずは落水検知ユニットの真ん中のボタンを5秒以上押して電源を入れます。
落水検知ユニットの裏側にID番号が記載されているので、こちらをアプリと連携します。
アプリと落水検知ユニットの連携が終わったら、アプリに落水時に連絡したい方の連絡先を登録します。
登録するためにはアカウントが必要なので、登録される方のスマホにも落水検知アプリをダウンロードしてアカウントを作成します。(先に作成したアカウントとは別に必要です。)
アカウントを作成したら、右上のアイコンの「追加」をタップして、先ほど登録したアカウントを検索します。
連絡先の追加ができたら、いよいよ落水テストです!
落水検知ユニットが水に落ちた時に、きちんとスマホに通報されるかテストを行います。
落水を試すという文字下の「試す」をタップします。
次に、落水検知ユニットが入る容器と塩水を用意します。
真水だと検知しないので、必ず塩水を用意してください。
その後、落水検知ユニットを塩水に2秒以上浸けます。
塩分濃度は3%程度が良いようですが、多めに入れても無事に検知してくれました。
落水の検知後、解除の設定を行う必要があるので、落水検知ユニットの真ん中のボタンを5秒以上押します。
また釣りの最中には電源を入れておく必要があるのですが、釣りが終わった後もつけっぱなしておくと電池を消耗してしまうので、電源を落とします。
電源の操作方法については公式サイトに詳しく記載があるので、こちらをご覧ください。
詳しい設定方法は以上です!
実際に落水検知ユニットをつけて釣りをしてみた
実際に落水検知ユニットをつけて釣りをしてみました。
手のひらサイズの機器なので、装着していても全然邪魔になりません。
取り付ける際には、100均などで売っているカラビナを使うと取り外しが便利だと感じました。
ライフジャケットと組み合わせれば落水した時に溺れるリスクが減りますし、早期発見も可能になるので安心ですね。
実際にキャストを繰り返してみたところ、キャストの邪魔にならず普段通り釣りができました。
海釣りをするときには必ず持ち歩きたいアイテムです。
落水検知ユニットの課題点
画期的なアイテムである落水検知ユニットですが、新しいサービスということで課題点もあると感じたので紹介します。
課題① 淡水に対応していない
一つ目の課題点は、淡水に対応していないことです。
釣りは海だけでなく河川や湖などでも行うのですが、現段階ではこちらの落水検知ユニットが海水に落ちた時しか検知できないため、淡水では使用できないようになっています。
メーカーに確認したところ、淡水対応も視野に入れているとのことだったので、淡水に対応した機器の登場も期待したいですね!
課題② スマホも防水対策をする必要がある
二つ目の課題はスマホも防水対策をする必要があることです。
落水検知ユニットが一度手持ちのスマホに通報をする関係で、スマホが水没すると登録した連絡先や周辺のアプリユーザーに連絡が届かない可能性があります。
なので利用時には防水スマホケースなどに入れるのが良さそうです。
ちなみに防水スマホケースはオススメがありまして、それがこちらのウミネコのスマホケースです。
スマホの防水ケースなら100均でも売っているんですけど、このスマホケースの凄いところは水に浮くところ。
落水した時に万が一、スマホが海に沈んでしまうと通報がうまくいかないこともあると思いますが、ウミネコの防水スマホケースなら水に沈む心配がないので安心ですね。
あと単純にスマホを海に落としてしまった時も、水に浮くので救出できるというメリットもあります。
課題⓷ 電波の届かないところで釣りをしている時
3つ目の課題は、電波の届かないところで釣りをしている時です。
こちらのサービスは電波を使って通報を行っているため、電波が届かないところで釣りをしている時にはうまく通報されないのではないかと思います。
ただしこちらは電波を使ったどのサービスにも当てはまるので、商品の欠陥というよりも技術の限界という気がしますね。
課題④ 周辺にアプリユーザーがいない時
4つ目が、周辺にアプリユーザーがいない時です。
落水時には半径10km以内のアプリユーザーに連絡が届くようになっているのですが、周囲にアプリユーザーがいない時には発見が遅れるリスクがあります。
こちらは落水検知ユニットのユーザーが増えれば早期発見がより容易になるので、ぜひ釣り人の間で普及して欲しいですね。
新しいサービスということで課題もありますが、落水した人の命を救える素晴らしいサービスなので釣り人としてぜひ応援したいですね。
今回は落水検知ユニットについて紹介しました!
落水時に周囲に自動でSOSを発信することで、万が一のことがあっても不幸な事故を1件でも減らせる素晴らしいアイテムだと思うので、気になる方はぜひ落水検知ユニットのHPをチェックしてみて下さい!