ルアーフィッシングでは携帯性を重視して継竿を使用することが多いですが、継竿を使っていると
- 釣り場でロッドが抜けなくなる
- ロッドの継ぎ目がガタつく
といったトラブルを経験したことがある方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、そんなロッドにまつわるトラブルを軽減できるアイテムについて紹介します。
ロッドのトラブルを軽減!ロッドフェルールワックスの使い方を紹介!
SMITH ロッドフェルールワックスの概要

値段:734円(税込)※執筆時点のAmazonの値段
今回紹介するのはスミスのロッドフェルールワックスです。
こちらのアイテムは何年前から登場しているのかわからないくらいの超ロングセラー商品で、ロッドの継ぎ目に塗ることでロッドの固着やガタツキを抑えられると今でも第一線で活躍しています。

中身を空けてみると画像のように、まるでリップクリームのような見た目をしています。
それではこちらのアイテムの使い方について紹介します。
ロッドフェルールワックスの使い方
まず用意するものは以下の通りです。

- ロッド
- フェルールワックス
- マスキングテープ※必須ではないもののあると便利
- ティッシュなどのふき取るもの
それでは実際にやっていきます。
まずはいつも通り、ロッドを継ぎます。

続いて、継いだ位置にマスキングテープで印をつけます。

印をつける理由についてですが、ロッドフェルールワックスをジョイント部まで確実に届かせるため。
ワックスがついた分だけロッドが太くなるので手前で止まってしまうこともあるのですが、この状態で使用をすると負荷がかかったタイミングでジョイント部が破損する恐れがあります。
マスキングテープがなくてもジョイント部まで確実に塗れる方は良いのですが、しっかりとしたい場合は印をつけた方が安心かと思います。
印をつけた後は、ロッドのジョイント部を布やティッシュで拭いて汚れを取りのぞきます。

ここまで終わったら、いざジョイント部にワックスを塗ります。

この時に注意したいのがワックスを薄く塗ること。
気を付けていても塗りすぎてしまうので、軽くこするくらいで大丈夫です。

塗りすぎていると、画像のようにワックスが溜まるので

余分なワックスをふき取ります。

あとはロッドを抜き差ししてワックスを馴染ませます。
ワックスが馴染んだら、マスキングテープをとって完成です。

ロッドフェルールワックスを塗ると、ロッドを抜こうとした時に初めは動かないのですが

力を入れ続けているとじわじわと継ぎ目が緩まり

最後にはスポッと抜けます。
僕もフェルールワックスを4-5年くらい使っていますが、その後はロッドが固着したりキャスト時にすっぽ抜けたことがなく、トラブルなく使えています。
ロッドフェルールワックスを使うときの注意点
ロッドフェルールワックスを使うときの注意点について紹介します。
高温で溶ける
一つ目の注意点は、高温で溶けるということ。
ロッドフェルールは熱に弱く、本体にも高温は避けるようにとの注意書きがあります。
僕は普通に使っていて一度も溶け出したことはないのですが、真夏の車内に長時間ロッドを積みっぱなしにするなどをするとワックスが溶けることもあるかもしれないので、避けた方がいいですね。
メーカーによっては使わない方がいいことがある
二つ目は、メーカーによって使わない方がいいことがあること。
これは愛用者でも知らない方がいるかもしれませんが、メーカーによってはフェルールワックスの使用を推奨していないことがあります。
有名どころだとヤマカガシブランクスのロッドはロッドフェルールワックスの使用を避けるように明言しているので、メーカーの指示がある場合は使用しない方が無難です。
ロッドが固着してからは使えない
3つ目はロッドが固着してからは使えないということ。
こちらのアイテムはジョイントに塗ることでトラブルを予防するものなので、既に固着したロッドを取り外すためのアイテムではありません。
ロッドが抜けない時の対処法については以下の記事で紹介しています。
今回はロッドの固着やガタつきを軽減するスミスのロッドフェルールワックスについて紹介しました。
値段も750円程度と安価ですし、4-5年使っていてもなくならないので、ルアーフィッシングをする方は持っておいて損はないかと思います。
もしロッドの固着やガタツキが気になる方は、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか?