【シーバス】ベイトがいるのに釣れない時に試して欲しい7つの対処法

釣りの知識

シーバスを始めルアーフィッシングではベイトを探すことが基本ですが、ベイトがいるのに全然釣れないことがありますよね?

そこで今回は、ベイトがいるのに釣れない原因や、そんな時に試して欲しい対処法について紹介します。

【シーバス】ベイトがいるのに釣れない時に試して欲しい6つの対処法

ベイトがいるのにシーバスが釣れない理由

「ベイトがいるのにシーバスが釣れない」という状況にも様々なパターンがあって、その状況によってとるべき対応が変わってくるため、まずはその場でどのようなことが起こっているか観察するようにしています。

僕の経験上ではベイトがいるのにシーバスが釣れない時は、以下のパターンに当てはまっていることが多いです。

①ベイトはいるけどシーバスがいない
②シーバスはいるけど捕食スイッチが入っていない
③ボイルしているのに釣れない

ではそれぞれの状況や対処法について解説していきます。

①ベイトはいるけどシーバスがいない

一つ目のパターンは、ベイトがいるけどシーバスがいないパターンです。

当たり前だと思うかもしれませんが、シーバス初心者の方にとっては一番よくあるパターンだと思っていて、僕もシーバスがいない場所(あるいはルアーに反応するシーバスがいない場所)で時間を使ってしまって何度ボウズになった数えきれません。

シーバスがポイントにいるかいないかの見極めは経験による部分が大きくて難しいのですが、まずはベイトの様子を観察してみましょう。

シーバスなら小魚であればイワシやイナッコがベイトになりやすいのですが、これらのベイトがゆったりした速度で泳いでいたり、平然とエサを食べたりしている場合は、ルアーで釣れるシーバスがいない可能性が高いです。

逆に釣れるときのベイトの特徴としては、群れ全体がザワっと急に不規則に泳ぎだしたり、水面に追いやられていたり、橋脚の陰の部分に入るのを嫌がっているなど、明らかに平然と泳いでいる時とは様子が違っています。

対処法① 早めに見切りをつけて場所を移動する

シーバスがその場にいるかいないか見極めるのは難しいのですが、ここで大事なのは「ルアーに反応するシーバスがいるかいないかを見極めること」。

たとえシーバスがいてもルアーに反応しない個体は珍しくないので、ルアーで釣れないことが確認できれば十分です。

釣れない場所で時間を使ってしまうとボウズになる確率がグッと上がってしまうので、ベイトが平然と泳いでいるようなポイントではルアーを何度か投げてみて反応がなければ移動して他のポイントに時間を使いましょう。

②シーバスはいるけど捕食スイッチが入っていない

二つ目のパターンは、シーバスはいるけど捕食スイッチが入っていないパターンです。

シーバスは潮の動きに影響されやすい生き物で、ベイトが目の前を泳いでいても全く関心を示さないことも良くありますし、目の前でボイルが起きていたのに、潮止まりになった瞬間にパタッとボイルが止んでしまうことがあります。

対処法② 口を使うタイミングを狙う

捕食スイッチが入っていない場合、僕は潮が動き始めたり、ベイトの様子が騒がしくなったりするのを待つことが多いです。

この時に注意して欲しいのが、ルアーをむやみに見せないこと

ルアーを何度も通すと魚を無駄に警戒させてしまったり、ルアーを見切らせてしまう原因となるので、場所を休ませることは非常に重要です。

対処法③ リアクションor威嚇で食わせる

ルアーで魚を釣る時は捕食のスイッチを入れる以外にも、リアクションや威嚇によって口を使わせて魚を釣る方法があります。

例えばバイブレーションの高速巻きでルアーをシーバスの近くを横切らせたり、ブレード系のルアーのフラッシングでリアクションを誘ってみたり、ビッグペンシルなどを使って大きな音で威嚇バイトを誘発するといった方法です。

ただしこれらの方法は魚がビックリして逃げたり、警戒して釣れなくなる場合もあるので、場所を移動する前の最後の手段として使用するようにしています。

③ボイルしてるのに釣れない

3つ目のパターンは、実際にシーバスが目の前で捕食しているのに釣れない時です。

特に秋のシーバスなどではよく見かける光景で、イワシやイナッコなどのベイトを捕食して水面でボイルしているにも関わらず、全くルアーに反応しないことがよくありますよね。

またベイトが群れ過ぎていて、シーバスがとてもルアーを見つけられないなんてこともあります。

そんな時に試して欲しい対処法は以下の通りです。

対処法④ ルアーのサイズを変える

ボイルしているのに食わない時の基本的な考え方は「何かしらの方法で本物の餌よりも目立つこと」です。

例えばシーバスが15cmのイナッコの群れにボイルしている時に7cmのルアーを投げても、本物のベイトに埋もれてしまってルアーを見つけてもらえないことがあるので、そんな時にはベイトよりも少し大きなルアーを投げると食ってくることがあります。

ジョインテッドクロー178に変えた瞬間に食ってきたシーバス

こちらはジョインテッドクロー178Fで釣ったシーバスなのですが、メインベイトのサイズが15cm程度だったのでこのサイズでも大きく感じませんでした。

逆にベイトの群れが小さい時は、ルアーのサイズを落とすことでアッサリ食ってくることもあります。

対処法⑤ ルアーのレンジを変える

続いて試して欲しいのが、ルアーのレンジを変えることです。

例えばイナッコが表層1-2m程度のレンジにびっしりついていたとしても、群れより少し外れた2mより下のレンジにルアーを通せばシーバスにルアーを見つけてもらいやすくなります。

特にシーバスにとっては群れからはぐれたベイトは格好のターゲットなので、シンキングミノーやシンキングペンシルなどを使って少し下のレンジを探ってみましょう。

下の動画の後半では、ルアーのレンジを下げることでシーバスのバイトを引き出しています。

対処法⑥ アクションを変える

バイブレーションの画像

ルアーのアクションを変えて本物のベイトの中で目立たせることも有効です。

例えばミノーからバイブレーションにルアーを変更してみたり、同じミノーでもジャークなどのアクションを入れることでシーバスに見つけてもらいやすくなります。

派手なアクションを加えるとベイトが散りやすく、ベイトが散った瞬間にシーバスがルアーを見つけて食ってくるともあるのでぜひ試してみて欲しいです。

対処法⑦ 威嚇・リアクションで食わせる

フラッシング効果のあるルアーでシーバスを釣った画像

シーバスがボイルしている時にも試して欲しいのがリアクションや威嚇によるバイトです。

メタルバイブやスピンテールジグなどの波動やフラッシングが強いルアーを通してみたり、派手なビッグペンシルなどの派手なルアーを通してみると、今まで反応しなかったシーバスが反応することがあります。

またメタルバイブの高速巻きも有効です。

反射板入りのルアーの効果も絶大で、特にナイトゲームで明暗部を絡めて使うとシーバスが良く釣れます。

ただしこちらもシーバスをスレさせたり、警戒させてしまってかえって釣れなくなってしまうこともあるので、他の手段を試した後に試すのが良いと思います。

ここまでボイルしている時の対処法を紹介しましたが、上記の方法を全部試しても釣れない時は普通にあります笑

どうしても釣れない難攻不落のボイルは珍しいものではなく、釣れないボイルで時間を使うとボウズになる確率が上がってしまうので、どうしても釣れないと思った時には勇気を出して場所を移動するのも立派な対策です。

まとめ

ベイトがいるのにシーバスが釣れない時の対処法について、まとめると以下のようになります。

◆シーバスがいない時
・早めに見切りをつけて場所を移動する

◆シーバスがいるけど捕食スイッチが入っていない時
・口を使うタイミングを狙う
・リアクションor威嚇で食わせる
◆ボイルしているのに釣れない時
・ルアーのサイズを変える
・ルアーのレンジを変える
・ルアーのアクションを変える
・リアクションor威嚇で食わせる

今回紹介した対処法は必ずしも正解ではなく、他の方法があったり、上の方法を試しても全く釣れないこともあるのですが、考え方の一つとして良ければ参考にしてみてください。

この記事を書いた人
なるフィッシュ

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

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