【セリア釣具インプレ】ブレード付きシンカーワームフックは使える?

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「巻くだけで釣れる」と釣り人からの評価の高いジャッカルのブレディですが、実はセリア釣具からブレディに激似のアイテムがあることをご存知でしょうか?

そこで今回は、そんなセリアのブレディに激似のアイテムを本家と比較しながら紹介します。

【セリア釣具インプレ】ブレード付きシンカーワームフックは使える?

セリア釣具 ブレード付きシンカーワームフックの概要

セリア釣具 ブレード付きシンカーワームフックの画像
セリア釣具 ブレード付きシンカーワームフックの概要

値段:110(税込)
個数:1個
重量:2g
フックサイズ:ブレディの#2相当

今回紹介するのは、セリア釣具ブレード付きシンカーワームフックです。

オフセットフックに2gのシンカーワームキーパーブレードがついた様子はまさにジャッカルのブレディそのもの。

ジャッカルのブレディとセリアのブレード付きシンカーワームフックを並べた画像

右がジャッカルのブレディなのですが、言われないとどちらがブレディかよくわからないほどよく似ています。

ジャッカルのブレディ#3が2本入りで500円程度なので、1本あたりの値段が250円程度と、本家のブレディに比べれるとセリアのブレード付きシンカーワームフックはお得なように見えます。

上の写真の右側、ジャッカルのブレディのサイズが#3で、それよりも少し大きいことから、セリアのブレード付きワームフックはブレディの#2程度の大きさのようです。

シンカーは2gと軽めなのであまり水深のある場所では使用できず、ブラックバスがメインターゲットになるかと思います。

総評

正直なところ、似ているのは見た目だけで性能面ではかなりの差がある印象

ジャッカルのブレディよりも値段が半額以下ではあるのですが、本家のブレディが良く釣れる上になかなか根がかりしないことを考えると、本家を使うことを強くオススメします。

ジャッカルブレディとの違いは?

さて、ここからはジャッカルブレディと比較しながら詳しく紹介していきます!

セリア釣具のブレード付きシンカーワームフックですが、実は初登場した時の感想としては「ブレディに似てるしこれは間違いなく釣れるヤツだろ!」と非常にテンションが上がっていました。

当時の僕はブレディを使ったことがなかったものの、その噂は耳にしていたので、ブレディと見分けのつかないくらいよく似ている商品であれば間違いなく釣れると信じて疑わなかったのです。

ですが細かく違いを見てみると、かすかに違う点がいくつかありました。

違い① シンカーの形状

一つ目はシンカーの形状です。

実は二つのフックを見比べてみると、シンカーの形状が違います。

上がセリアのブレード付きシンカーワームフックなのですが、セリアのものがシンカーが棒状なのに対し、ブレディは三角形になっていて後方が重くなっています

縦から見ても同じような印象で、セリアのものはウエイトが均一に見えるのに対して

ジャッカルのブレディは下側が幅広になっているので、地面に置くとシンカーが自立するようになっています。

今はサラッと紹介するのですが、この違いが後に大きな違いを生むことになります

違い② ブレードが接着されている位置の違い

二つ目の違いは、ブレードが接着されている位置の違いです。

この二つ、よく見るとブレードの取り付け位置が異なっていて、セリアのもの(左)がウエイトの真下にブレードが伸びているのに対して

本家のブレディはブレードの真横に来るように取り付けられています。

これも細かい違いかもしれませんが、性能面で大きな差を生むことになります。

違い③ ブレードの違い

3つ目はブレードの違いです。

これは上の二つに比べれば些細な違いなのですが、セリアのフックのブレードには模様がないのに対して

ジャッカルのブレディにはブレードにデコボコとした模様があります。

正直なところ、これはあまり大きな違いではないと思うのですが、ブレードの模様で本家と見分けることができます。

性能面での決定的な差について

これほどまでにブレディと瓜二つなセリアのブレード付きシンカーワームフックですが、実は両者を使ってみると性能面では比べ物にならないほどの差があります

というのもセリアのブレード付きシンカーワームフックは、流れのあるところや、障害物にコンタクトさせたときに横を向いて泳いでしまうのです。

一方、ジャッカルのブレディはバランスが非常に緻密に設計されているのか、流れの中やボトムにコンタクトさせながら巻いてきても、腹を下に向けて非常に安定感のある動きを見せてくれます

これほど似ていると思った二つのルアーでなぜこれほどの性能差が生じるのかと気になったのですが、恐らく関係しているのが

  1. ウエイトの形状
  2. ブレードの位置

の二つです。

セリアのシンカーは棒状なのに対し、ブレディのシンカーは後方重心かつ下に重心がある形状をしているので、流れの中でも腹がしっかりと下を向くようになっています。

またブレードの位置がセリアはウエイトの真下にあるということで、ボトムをコンタクトさせるとワームのバランスを崩す要因になってしまっています。

今まで本家のブレディでは何度もバスが釣れているのに、セリアのブレード付きシンカーワームフックでは1度も釣れていないので、この性能差が釣果にも大きく影響していそうですね。

実際に使ってみた

それでは実際にセリアのブレード付きシンカーワームフックと、ジャッカルのブレディを使い比べてみました。

まずはジャッカルのブレディから。

バスが居ついていそうなテトラ帯を中心に攻めていきます。

テトラの真下や際に居ついていそうなバスを引っ張り出すイメージで流していると…

テトラの切れ目でヒット!

サイズはそれほど大きくありませんが、元気なスモールが上がってきました。

さて、バスの生存確認ができたところで、今度はセリアのブレード付きシンカーワームフックで試してみます。

公平性を意識して、ワームは同じジャッカルのリズムウェーブで統一しています。

先ほどと同じコースを通しても反応がなく、コースを変えてフレッシュなポイントを流してみても反応がなく…

この日はそのまま、アタリの一つも得られないまま終了してしまいました。

この日だけであれば運要素も大きいと思うのですが、これまで何度検証しても結果は変わらずジャッカルのブレディにしか反応がないので、明らかに本家のブレディとは埋められない性能差がありそうですね。

まとめ

今回はセリアのブレード付きシンカーワームフックについて紹介しました!

結論としては、見た目は似ているものの性能には埋められない差があるということで、いくら半額以下の値段だからと言ってもわざわざ使う理由はないかと思います。

ジャッカルのブレディも1個当たりの値段は250円程度と100円程度の差ですし、そもそもブレディ自体がかなり根がかりしずらいルアーなので、興味のある方はジャッカルのブレディを使ってみてはいかがでしょうか?

ちなみにジャッカルのブレディには同じくジャッカルのリズムウェーブ2.8インチがオススメです。

リズムウェーブ2.8インチ
JACKALL(ジャッカル)
真夏に有効なシャッドテール
この記事を書いた人
なるフィッシュ

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

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