【セリア釣具インプレ】セリアの隠れた名作、マス針の強度や使い方を紹介

アイテム紹介

ネコリグやダウンショットリグ等で大活躍のマス針ですが、実はセリア釣具でも安価でかなり使えるマス針が販売されていることをご存知でしょうか?

そこで今回は、そんなセリアで売っているマス針の強度や鋭さ、実際に釣りで使ってみた感想等について紹介します。

【セリア釣具インプレ】セリアの隠れた名作、マス針の強度や使い方を紹介

セリア釣具 マス針の概要

セリア釣具 マス針の画像
セリア釣具 マス針の概要

値段:110円(税込)
個数:20本
号数:5号

今回紹介するのはセリア釣具マス針です。

マス針といえば今までの100均釣具の中でありそうでなかったアイテムの代表格で、記事を執筆している2024年8月現在ではセリアからのみ発売されています。

やはり特筆すべきなのは、その値段

20本入りで110円と、1本あたり約5円の驚異的な価格をしています。

これがどれだけ安いのか試しにメーカー品と比べてみましょう。

例えば僕が使用しているデコイのマス針。

デコイ マス針
カツイチ(KATSUICHI)
オーソドックスなマス針

値段は9本入りで298円なので、一本当たりの値段に直すと33.3円と

  • セリアのマス針1本約5円
  • デコイのマス針:1本33.3円

実に6倍もの価格差があります。

ここまで安いと品質面が不安になってくるのですが、ここからは品質面をじっくりチェックしたいと思います。

鋭さをチェック

それではセリアのマス針をじっくり見ていきましょう。

形状としては管付きチヌ針に近い形状をしていて

ひねりが入っているセリアのマス針

横から見るとご覧の通りひねりが入っていて、魚の口に入った時にフッキングしやすい形状となっています。

フックといえば鋭さは非常に重要な要素なので、ちゃんと刺さるのか気になっている方も多いはず。

ということで、針先をチェックしてみると

見た感じは普通に鋭いですし、触ってみても針先はピンピンしていて普通に刺さりはいいです。

さすがにメーカー品で鋭さを売りにしているものと比べると物足りなさを感じるものの、十分実戦レベルだと言えます。

また格安フックのあるあるである個体差についてですが、触ってみると針先の甘いものは含まれておらず、安心して使えるものばかりでした。

強度をチェック

続いてフックの重要な要素である強度について。

格安フックは強度が低くて使い物にならないのではと不安な方も多いと思うので、今回はデジタルスケールを使って強度を測定してみました。

セリアのマス針の強度をデジタルスケールで測定

デジタルスケールにマス針を引っ掛けて、力を加えてみると…

4.5kg程度の負荷がかかった時点でフックが曲がり始め

5.7kgの負荷がかかった時点で、フックが変形してしまいました。

実験の結果を簡単にまとめると

  • 4.5kg程度で曲がり始める
  • 5.7kgで完全に変形
  • 折れるのではなく曲がる系のフック

というフックであることが分かりました。

スタイル的には40cmオーバーのバスをブッコ抜きするようなスタイルだと不安は残るものの、普通に使っている分には問題なく使用できているので、強度的には十分使えるかと思います。

実際に使ってみた

それでは実際にセリアのマス針を使って釣りをしてみました。

セリアのマス針を実際に釣りで使ってみた

マス針ということでネコリグもいいのですが、今回はダウンショットリグで使用していきます。

ワームはメーカー品でも良いのですが、セリアのマス針を使うときにオススメしたいのがダイソーのストレートワーム

セリアのマス針が5号で小さめなのですが、ダイソーのストレートワームが長さ・太さともにピッタリなサイズをしています。

またフレーバー入りで集魚力も抜群です。

ダイソーのフレーバー入りストレートワームを使ったバスの釣り方は下の記事で紹介しています。

シンカーには同じくダイソー釣具のダウンショットシンカーをセットして使用していきます。

魚が潜んでいそうなテトラ帯を攻めてみると…

コツコツッとしたアタリとともに、ギルが上がってきました。

ギルレベルでは当然、余裕で上がりますし

針先についても1度魚をかけると甘くなってしまうということもなく、普通に使えています。

そしてギルばかりではなく

当然、バスも釣れます。

フッキングの位置もちょうどかんぬきにかかっていますね。

さすがに何度もテトラに当てたり、根がかりすると針先が甘くなったり曲がったりするのですが、メーカー品と比べて極端に質が悪いと感じることはなく普通に使えました。

気になるところは?

ここからはセリアのマス針の気になるところについて紹介します。

サイズが1種類しかない

一つ目の気になるところは、サイズが1種類しかないところです。

現在はサイズが#5しかなく小さめなので、例えばジャッカルのフリックシェイク4.8インチなどでも使えないことはないのですが、もう少し大きいサイズがあれば良いのになと思っています。

穴が小さい

二つ目の気になるところは、フックの穴が小さいところです。

マス針をセットする時にいろんな結び方があると思いますが、下の写真のようにラインを束ねて穴に通す結び方だと

ご覧のとおり、かなり窮屈でセットするのに時間がかかってしまいます。

上のラインはフロロの8lbと結構細めなので、もっと太いリーダーだと二つ折りにして通すのは苦労しそうですね。

ラインを通す穴の部分がもう少し広がると使いやすくなりそうだなと思いました。

今回はセリア釣具のマス針について紹介しました。

針先や強度を追求する方には物足りないかもしれませんが、値段の割に十分使えるフックなので、気になる方はぜひセリアで探してみてはいかがでしょうか?

◆総合評価
オススメ度:★★★★☆
値段:★★★★★
強度:★★★☆☆
鋭さ:★★★☆☆

この記事を書いた人
なるフィッシュ

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

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