夏の釣りは難しい?夏に釣れる魚と、夏の釣りで抑えるべきポイント

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梅雨が明けて本格的な夏に突入し、夏の釣りの難しさを実感している釣り人の方も多いはず。

確かに夏の釣りは魚が釣れなくなる条件が揃いやすいので難しいシーズンではありますが、実は夏の釣りもいくつかポイントを抑えることで魚が釣れる確率がグッとアップするんです!

そこで今回は、夏に狙うべき魚や、夏の釣りで抑えるべきポイントについて紹介します!

夏の釣りは難しい?夏に釣れる魚と、夏の釣りで抑えるべきポイント

そもそも夏に魚が釣れなくなる理由は?

夏に狙うべき魚や、夏の釣りの攻略ポイントを紹介する前に、まず知っていて欲しいのが「なぜ魚は夏に釣りにくくなるのか?」ということ。

夏は魚が釣れなくなる条件が揃いやすい季節なので、魚が釣れにくくなる条件を崩しにかかることが夏の釣りの基本となります。

それでは早速、夏に魚が釣れにくくなる理由を紹介します!

釣れない理由① 水温が上がりすぎるから

厳しい日差しの画像

夏に魚が釣れなくなる理由の一つ目が「水温が上がりすぎること」です。

魚には適水温というものがあって、例えばシーバスの適水温は15-18度あたり(諸説あり)と言われていますが、夏の時期の水温は30度を超えることもあります

この適水温を上回ると魚は活性が下がって捕食を積極的に行わなくなったり、水温の低い深場に移動してしまったりして、釣れにくくなってしまうという訳です。

釣れない理由② 水中の酸素濃度が減るから

水中の酸素の画像

二つ目の理由が、夏場は水中の酸素の量が減少するからです。

夏の釣りを攻略する上知っていて欲しいのが、水は温度が上がるにつれて、水中に含まれる酸素の量が減少するということ。

水の中に含まれる酸素を取り込むことで呼吸をしている魚にとってこれは一大事で、水中の酸素の量が減ると苦しくて動きにくくなる他、最悪の場合は酸欠で死んでしまいます。

そのため夏場の魚は、酸素の量が少ないポイントから酸素の豊富なポイントに避難していることが多いです。

夏の釣りはここを狙え!

ここまで夏に魚が釣れなくなる理由について紹介したわけですが、逆にいえば「水温が高すぎる」「酸素の量が少ない」といった条件を外してさえやれば、実は夏でも魚は十分釣れるんです!

そこでここからは、夏の釣りの攻略ポイントについて紹介します!

その① 朝マズメ or 夜を狙う!

朝マヅメの画像

一つ目の攻略ポイントは、朝マヅメor夜を狙うことです!

理由は簡単で、朝マヅメと夜は1日の中でも水温が低いから

日中は暑くて活性が下がっているからこそ、逆に水温が低い下がったタイミングでここぞとばかりに捕食をするため、狙いが絞りやすくなります。

また夏場は日中に潮がよく動くという特徴があるので、特に朝マヅメは「水温が低い」「潮が良く動く」という条件が揃いやすいゴールデンタイムなんです!

実際に夏場の朝マヅメに釣り場に立ってみると、魚が捕食のために水面に浮いてくる様子がよく見られるため、夏に魚を釣りたい方は朝マヅメは本当にオススメです。

その② 流れのぶつかるところを狙う

流れ込みの画像

二つ目の攻略ポイントが、流れのぶつかるところを狙うことです!

先ほど水中の酸素が少ないと魚の活性が下がると記載しましたが、逆に酸素の豊富なところに集まりやすくなるので、水がぶつかるところでは魚が釣れやすくなります。

特に流れ込みは水中に酸素が取り込まれやすくて魚にとって居心地がいい他、上流から流れてくるエサを魚が待ち伏せしている一級ポイントです。

その他にも動いている水は一般的に止水よりも水温が低いので、流れがぶつかるところは流れのないところよりも魚が集まりやすくなります。

その③ 水温が低いところを狙う

水深が深いところの画像

3つ目のポイントは、水温が低いところを狙うことです!

水温の高い日中でも、水温が他よりも低いところを狙えば十分魚が釣れやすくなります。

水は基本的に量が多いほど温まるのに時間がかかるので、夏は浅場よりも深場の方が水温が低いです。

なので沖堤防など水深のあるところや、船で沖に出ると魚が釣れやすくなります。

夏に狙うべき魚

「夏に魚が釣れない理由」「夏の釣りの攻略ポイント」について記載したところで、ここからは夏に狙うべきターゲットについて紹介します!

その① クロダイ

クロダイの画像

一つ目の魚がクロダイです!

オススメの理由としては、夏場に活性が上がる魚だから。

冒頭で適水温についての話をしましたが、クロダイは15-25度(諸説あり)と高い水温でも活動ができるため、夏にこそ積極的に狙いたいターゲットです。

オススメの狙い方はバイブレーションのボトム攻めです。

岩場や牡蠣瀬などの底がゴツゴツとしたポイントを、バイブレーションなどでゴツゴツとコンタクトさせながら巻いてくると「ガツン!」とルアーをひったくるようなアタリがあります。

オススメのルアーや、バイブレーションを使ったチニングの方法は下の動画で紹介しているので、気になる方はぜひ見てみてください。

ただしいくらクロダイが高水温に強いからといっても、昼間となるとさすがに水温が上がりすぎるため難しくなります。

なので水温の低い朝マヅメや夜釣りで狙うのがオススメです!

その② ブラックバス

ブラックバスの画像

二つ目のオススメが、ブラックバスです!

ブラックバスもクロダイと同様、適水温が18-27度と言われている、高水温に強い夏場の貴重なターゲットです。

ただしこちらもクロダイと同様、日中は水温が上がりすぎて活性が下がってしまうので日中は厳しい印象…

夏のブラックバスを釣るなら、オススメは断然トップウォーターです!

特に朝マヅメはトップへの反応が非常に良い他、水面を割るド迫力の捕食シーンは一度体験すると病みつきになります。

トップウォーターの魅力や釣り方については下の記事で詳しく紹介しているので、気になる方はこちらもご覧ください。

その③ シーバス

シーバスの画像

3つ目のターゲットはシーバスです!

シーバスはクロダイやブラックバスほど適水温は高くないのですが、この時期は潮通しがよく水温が低い河川に入り込むことが多いです。

オススメの狙い方は、朝マヅメのバイブレーションです。

気温が上がりきる前の朝マヅメにバイブレーションを高速巻きすると、ガツンとルアーをひったくるようなバイトがあります。

特に台風の多い8月は、大雨で増水した河川に流れてくるベイトを求めてシーバスが群れで回遊してくることも多く、台風の翌日や翌々日あたりに爆釣することも

ただし増水した河川は危険が伴うので、氾濫した河川には近寄らずにある程度落ち着いてから狙うようにしましょう。

今回は夏に釣れる魚と、夏の釣りで抑えるべきポイントについて紹介しました!

僕も昔は、夏は魚が釣れないのでオフシーズンにしていたのですが、ポイントを抑えるようになってから釣れるようになったので、夏の釣りに苦戦している方はぜひ参考にしてみてください。

また夏の釣りは暑さ対策を万全にしないと危険です。

下の動画で、夏の暑さ対策にオススメのアイテムを紹介しているので、こちらを参考に安全に夏場の釣りを楽しんでください!

この記事を書いた人
なるフィッシュ

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

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