夏は日中に潮が良く動く?季節で異なる”夏の潮”の特徴とは

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海や河川で釣りをする時、少しでも釣果をアップさせたいなら必ずチェックして欲しいのが潮汐表

魚は潮が動くタイミングで活性が上がると言われていますが、実は季節ごとに潮がよく動く時間帯が異なるんです!

そこで今回は、季節ごとで異なる”夏の潮”について、実際に潮汐表を見ながら紹介します!

夏は日中に潮が良く動く?季節で異なる”夏の潮”の特徴とは

夏の潮を潮汐表で確認してみる

それでは実際に、潮汐表で夏の潮の特徴を確認してみましょう!

ちなみに潮汐表で見るべきポイントについては下の記事で解説しているので、潮汐表の見方が分からない方は下の記事をご覧ください。

こちらは気象庁のサイトから出力した、2023年7月17-18日(大潮)の東京都のタイドグラフです。

7月18日のタイドグラフ

一見、満潮と干潮を繰り返しながら潮位の変動を繰り返す、ごく普通のタイドグラフに見えますよね?

そこで次の画像では、干潮のタイミングに数字を振ってみました

タイドグラフに番号を振った画像

すると、同じ干潮でも①と③は潮位が20cm近くまで下がっているのに対し、②と④は潮位が120cm程度までしか下がっていないことが分かります。

さらに上のグラフに、時間を振ってみると

タイドグラフに日付と番号を振った画像

潮がしっかり引いている①と③の時間帯はどちらも昼の12時前であるのに対し、②と④は深夜0時頃ですよね?

釣りの世界でいうところの「潮が良く動く」というのは、干潮と満潮の水位の差が大きいことを指しているのですが、

タイドグラフで干満差を確認した画像

①の干潮の前後の大潮は潮位が180cm程度あるので干満差が150cm程度あるのに対して、②は干潮時の水位が120cm程度あるので干満差は60cm程度しかありません。

つまり7月17日を例に出すと、4時~18時頃の日中に潮が良く動くのに対して、18時~4時の夜の時間帯はあまり潮が動かないということになります。

このことから、夏は潮が日中に良く動くと言われているんです。

実際に日中の潮がよく動く時間帯に河川に足を運んでみると

干潮で川底がむき出しになった画像

ビックリするくらい潮が引いていて、普段は完全に水に浸かっている部分の地形がむき出しになっています!

このような状況だと、おかっぱりからでも普段は決して届かないストラクチャーにアプローチができますし、地形を把握しておくことで潮が満ちた時にできる水中のストラクチャーの位置を知ることができます!

冬だとどうなるの?

ここまで、夏の潮について潮汐表を見て確認したところで、続いて冬の潮も確認してみましょう。

こちらは2023年2月20-21日、同じく東京都のタイドグラフです。

先ほどと同様に干潮のタイミングに番号を振ってみたのですが

冬のタイドグラフの画像

今度は7月のグラフとは違って、①③⑤の夜の時間帯にしっかりと潮が引いているのに対して、②と④の昼の時間帯には潮が引ききっていないということが読み取れます。

つまり18時~6時の時間帯については潮が良く動くのに対し、6時~18時の時間帯については潮があまり動かないということになり、冬は夏と違って夜によく潮が動くという訳です。

夏の釣りにオススメの時間帯は?

ここまで「夏は日中に潮が良く動く」ということをタイドグラフを見ながら確認したのですが、では夏に魚を釣るのにベストな時間帯はいつなのでしょうか?

1日を朝、昼、夜の3つの時間帯に分けて釣りやすい順に並べるとしたら、個人的には「朝≫夜≫≫≫≫昼」くらいかなと思っています。

というのも、夏の日中はとにかく水温が上がりすぎるので、たとえ潮が良く動いていたとしても魚の活性が低いことが多いんですよね…

詳しくは下の記事で紹介しているので、気になる方はぜひ読んでみてください。

一方で、朝と夜については水温が上がりきる前なので、水温の面では魚が活動しやすくなり釣りやすくなります。

さらに朝マヅメに関しては「水温が上がりきる前」で「潮が良く動く」という好条件に加え、「昼行性の植物プランクトンの活動が活性化する」という3つの条件が重なるため、夏に魚を釣るなら朝マヅメは絶対外せない時間帯なんです!

実際に朝マヅメに釣り場に立ってみると、小魚が水面をついばむ様子や、それらの魚を狙ってフィッシュイーターが水面に出てくる様子が見られることが良くあります!

今回は夏の潮の特徴について紹介しました!

特に夏の朝マヅメではトップへの反応が良く、ポッパーやペンシルでバスやシーバス、クロダイを狙うことができます。

トップウォーターの魅力や釣り方、オススメのルアーについては下の記事で詳しく紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください!

この記事を書いた人
なるフィッシュ

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

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