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釣りで釣果をアップさせるためには、魚が釣れやすい条件がそろったタイミングで釣りをすることが重要です。
海釣りにおいて、そのヒントを与えてくれるのが潮汐表なのですが、釣りを始めたての方は表の見方がわからない方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、潮汐表でチェックするべきポイントを初心者の方にもわかりやすく解説していきたいと思います!
海釣りでの釣果がアップ!潮汐表で見るべきポイント
その① 潮回り
一つ目に紹介するのが潮回りです。
月は地球の周りを約30日かけて1周しており、その時の地球と月の位置関係によって海の水は月の引力などの影響を受けて潮位が変化しています。
この周期的な変化は「長潮→若潮→中潮(2日)→大潮(3日or4日)→中潮(4日)→小潮(3日)→長潮…」の順で繰り返され、この周期のことを潮回りと呼びます。
なぜこの潮回りをチェックする必要があるのかというと、潮回りによって一般的に魚が釣れやすい・釣れにくいといった日の傾向があるからです。
潮まわりの中でも大潮と大潮後の中潮が特によく潮が動くのですが、これらの潮の良く動く日には水同士がぶつかり合うことで水中に酸素が取り込まれやすかったり、小魚のエサとなるプランクトンが流れにのって運ばれてくるなど魚の活性が上がる条件が整いやすいです。
逆に潮の動きが小さい小潮や長潮は魚の活性が上がる条件が整いにくいため、魚が釣れにくい傾向があります。
ただしお仕事の兼ね合いなどで潮回りは自由に選べないことが多いかと思うので、休みをとって釣りに行く時には潮汐表で調べて大潮や大潮後の中潮の日に行くのがオススメです。
その② 満潮・干潮の時刻
続いてチェックしてほしいのが満潮・干潮の時刻です。
先ほど紹介した潮回りの他に、地球が自転することでその地点と月との位置関係が変わり1日の中でも潮位が変化します。
この時の水位が高くなるところ(下の表の7時半ごろと18時半ごろ)が満潮で、低くなるところ(下の表の1時と13時半ごろ)が干潮です。
満潮と干潮のタイミングでは潮の動きが止まるため魚が釣れにくいのですが、チェックしてほしいのが満潮と干潮のそれぞれ2時間後。
上の表で丸を付けたタイミングは止まっていた潮が動き出すタイミングで魚の活性が上がりやすく、釣り人の間では昔から「上げ3分、下げ7分」と呼ばれています。
たとえば上の表の2月13日に釣りに行く場合、朝マヅメに釣りをするなら満潮時刻が4:34なので2時間後の5時半ごろが勝負の時間帯になります。
潮回りを選ぶのは難しいことが多いですが、時間帯は調整しやすいかと思いますので、満潮や干潮の2時間後は釣り場に立つように心がけるとよいでしょう。
その③ 水位
3つめにチェックしてほしいのが潮位です。
潮の満ち引きの影響を受けるところだと、大潮など干満の差が激しいところでは1m以上差が出ます。
河川や河口など水深の浅いところで釣りをする場合、大潮の干潮など水が引いたタイミングでは釣りにならないことがあるので注意が必要です。
ただしターゲットやポイントによっては水が引き切った方がいい場合もあり、例えば僕が知っている手長エビのポイントでは大潮などの干潮で水が引き切った時に釣果が良いですし、バス釣りのポイントでは水が引ききったタイミングでちょうど魚が捕食をしやすい地形となるのでバスの活性が上がってチャンスタイムとなります。
また同じ満潮でも1日の中で潮位に差があるため、自分の通うポイントではどの程度の潮位が必要なのか何度か通ってチェックしているのも良いでしょう。
更なる釣果アップのために
さきほど潮汐表で見るべきポイントを3点お伝えしましたが、さらに釣果をアップさせたいならそのほかの魚が釣れやすくなる条件と重なりそうなタイミングを狙うとよいでしょう。
例えば大潮の満潮2時間後が朝マヅメと重なるように日の出のタイミングをチェックしたり、風がある方が釣れるポイントなら少し風のある日や時間帯を選ぶと、魚が釣れやすい条件がさらに一つ増えるため魚に出会える確率が上がります。
さいごに
今回は潮汐表で見るべきポイントについて紹介しました!
仕事などの兼ね合いもあるので潮回りを選び出すと釣りに行ける回数が減ってしまうのですが、時間帯は調整しやすいので、海釣りで釣果をアップさせたい方はぜひ釣行スケジューリングの参考にしてみてください。