【ワークマン】耐水圧3万!フューチャーテックレインスーツをインプレ!

アイテム紹介

今や釣り人の間でも愛用者の多いワークマンのウェア。

特にシューズやウェアなどの防水関連のアイテムは人気が高いのですが、そんな中でも特に安価でハイスペックなアイテムを発見したので、実際に購入して釣りに使えるのかレビューしていきます!

※2025年6月 浸水テストの結果を追記!(本記事下部に記載しています)

【ワークマン】耐水圧3万!フューチャーテックレインスーツをインプレ!

ワークマン フューチャーテックレインスーツの概要

フューチャーテックレインスーツの画像
フューチャーテックレインスーツの概要

値段:上下セット4,900円(税込)
耐水圧:30,000ミリ
透湿度:20,000g/㎡/24h
サイズ:S、M、L、LL、3L
商品コード:67335

今回紹介するのはワークマンフューチャーテックレインスーツです。

名前の通り防水ウェアとなっていて、値段は上下セットで4,900円(税込)です。

ワークマンの釣りで使用するレインウェアといえば今まではイナレムのレインウェアが一般的だったのですが

釣りで人気のイナレムのレインウェア(ワークマンHPより引用)

最近はイナレムのレインウェアが4,900円から5,500円(税込)に値上がりしてしまったので、価格がイナレムよりも安いというのは嬉しいところ。

また値段だけではなく、防水ウェアの性能を数値化した耐水圧についてもイナレムの20,000ミリを上回る驚異の対水圧30,000ミリとなっています。

ワークマンフューチャーテックレインスーツの耐水圧は驚異の30,000ミリ

ではこちらのレインウェアについて、詳しく紹介していきます。

耐水圧は驚異の30,000ミリ

まずはレインウェアということで、気になるのは防水性ですよね。

一般的に防水ウェアの防水性を示す指標には耐水圧があるのですが、

とされています。

今回紹介するワークマンのフューチャーテックレインスーツはこの耐水圧が驚異の30,000ミリということで、一体どれくらい防水性能が高いのか実験してみました。

シャワーで水をかけて実験してみた

それではフューチャーテックレインスーツの性能をチェックするために、シャワーで水をかけていきます。

比較のために、まずはワークマンのイナレムストレッチレインスーツにシャワーで水をかけてみると

シャワーをかけた後は中までは水が染みていないものの、生地が水を吸ってしまっています。

そもそもシャワーの水流は雨とは比べ物にならないほど強いので、シャワーに耐えられないから使えないというものでもないのですが、まずはシャワーをかけると表面が染みてしまうと思っていただければと思います。

続いて本命のフューチャーテックレインスーツ

こちらも同様にシャワーで水をかけてみると

かけ終わったあとの様子がこちら。

水が玉になって生地の表面でしっかり弾かれているのが分かります。

部位によっては生地に水が染みてしまっているところもありますが

チャックの部分が防水仕様になっているので、中は当然濡れていませんし

ポケットの部分も防水チャックになっているので、中身は濡れていません。

これなら大雨の中の釣りでも、安心してポケットに物を入れられそうですね。

また耐水圧がこれほどにも高いからこそ

表面に水をかけてみると

このように服の上に水たまりを作ることができます!

釣りでは雨の時こそ魚の活性が上がって釣れやすくなることもあるので、防水性がしっかりしているというのは本当に嬉しいですね。

雨の日に釣りで着用してみた

防水ウェアの真の実力をチェックするには実際に着用するのが一番、ということで、雨の日を待って実際に釣りに出かけることに。

こちらは1時間程度雨に濡れた様子ですが、さすがは耐水圧30,000ミリということで生地がしっかりと水を弾いてくれています

ズボンも同様に防水性が優れていて、強めの雨が降っているのにも関わらず中身は全く濡れていませんでした。

長時間雨に濡れた時の様子も確かめたかったのでさらに1時間釣りをしてみた様子がこちら。

1時間経過するとさすがに若干生地が水を吸ってはいるものの、服の中身に水は染みていません

チャックの部分から水が染みることはありませんし

ポケットの中も水が染みることはなかったので、安心してスマホや財布などを入れられそうですね!

袖口にもチャックがあってしっかり絞れるようになっているので

袖口から水が浸入して濡れてしまうこともありませんでした。

この日は雨風がかなり強かったのですが、その中でも快適に釣りを楽しむことができたので、フューチャーテックレインスーツは問題なく釣りで使えそうです!

【2025年6月追記】浸水テストを実施!

ワークマン商品トップクラスの耐水圧を誇るフューチャーテック、では一体どれくらいの時間着用すると浸水するのか本降りの雨の中で着用して実験してみました!

実験に使用したフューチャーテックの状態は以下の通りです。

購入後:10回程度使用
洗濯回数:10回程度

新品の状態ではないので撥水性、防水性は劣化していると思いますが、参考程度に試してみたいと思います。

実験した日の雨の様子ですが、ある程度まとまった本降りの雨が降っていました。

1時間後

まずは雨が降ってから1時間後の様子。

表面の撥水はところどころなくなっているものの、全体的にまだ撥水が効いています。

当然、内部の浸水はなく快適に過ごせています。

1時間15分後

1時間15分経過した頃、初めの異変が出始めました。

この日はポイント移動を自転車にて行っていたのですが

特に圧力の掛かりやすい膝の部分から内部に浸水してしまいました

その他の部分については浸水はないものの、1時間15分の時点で撥水はほぼなくなっています

1時間半後

1時間半後には先ほどの膝に続き、新たな異変が。

今度は肘の内側の部分から浸水してしまいました。

この部位も肘を曲げた時に圧力がかかりやすいのですが、やはり圧力の掛かりやすい部位から水が染みてしまいますね。

生地の内側を見ると、縫い目の部分にわずかに水滴がついていました。

汗という可能性もあるものの、この日の気温は低くむしろ寒かった上に、縫い目の部分が全体的に染みていたので雨が中に侵入してきた可能性が高そうです。

その他の部分はまだ水が染みていないのですが、時間の問題かと思います。

少し見にくいのですが、こちらはポケットの中です。

ポケットの中は意外なことに、この時点では浸水はしていませんでした。

ただ過去に使用した時にこの部分もしっかり浸水していたので、こちらも時間の問題ですね。

2時間後

2時間が経過しました。

ちょうど雨が上がってしまったのですが、全体的に水が染みてしまっています

使用済商品のテストにはなるのですが、ある程度使った商品だと本降りで2時間くらいが限界のようですね。

ちなみに厳密に時間を測っていないのですが、使用回数が少ない状態でも感覚的に本降りで4時間程度使用したらズブ濡れになっていたので、本降りの中で半日以上釣りをするというのは難しそうですね。

その他の着心地については?

防水性の次は、着心地について。

着用してみた感想としては

  • ストレッチ性があってキャストの動きを邪魔しない
  • 通気性が良いので蒸れない

と、レインウェアとしては非常に着心地が良かったです!

特に蒸れついては釣り人の間で定番のイナレムストレッチレインウェアの透湿度25,000には劣るものの、フューチャーテックレインスーツも透湿度20,000ミリとレインウェア界の中ではかなり高い部類なので、釣りで使用するには十分すぎるクオリティだと思います。

気になるところは?

ここまでフューチャーテックレインスーツの良いところについて紹介したところで、気になるところについても紹介します。

サイズ表記よりも実物が大きい

一つ目は、サイズ表記よりも実物が大きいところです。

ワークマン公式オンラインストアに掲載されているフューチャーテックレインスーツのサイズ表はこちらなのですが

こちらの表に従うと僕は身長が172cmなのでMサイズを買うべきなのですが、店舗で試着してみたところかなりブカブカな印象に

重ね着を前提に大きめのシルエットにしたのかもしれませんが、特に胴回りが大きく不自然な印象を受けました。

サイズを落としてSサイズを購入してみると

サイズ感はピッタリで、袖や丈、ウエストも問題なかったので、購入する際はワンサイズ落としたものを購入するのが良いのかもしれません。

いずれにせよ、購入する際には店舗で実物を一度試着した上で判断するのが良いと思います。

カラーが上下で同じ色

二つ目が、カラーが上下で同じ色ということ。

フューチャーテックレインスーツはブラックとオフホワイトとグリーンの3色あるのですが

どれも上下が同じ色をしています。

これは好みの問題なのですが、個人的にはイナレムのストレッチレインスーツの方が上下で色が違っているのでスタイリッシュな気がします。

色に関しては完全に好みの問題ですね笑

防水性の限界は3-4時間程度

防水性の限界についても注意が必要です。

こちらは使い込んでみてわかったのですが、いくら耐水圧が3万ミリといっても本降り状態の雨が防げるのはせいぜい1-2時間程度で、それ以上の使用となると商品の状態や雨の具合にもよるものの、内部に水が染みてしまいます

特に船釣りや渡船を使った釣り、磯や渓流などすぐに引き返せないような釣りでは、途中で浸水すると低体温症になるなどのトラブルがあるので、本降りの中での長時間の使用を前提とした場合は、ワークマン製品ではなく大手のしっかりとしたメーカー品か、透湿度を犠牲にしてでも防水性に特化したウェアを着るのが良さそうですね。

イナレムストレッチレインスーツと比較してみた

最後に釣り人の間で人気のイナレムのストレッチレインスーツとフューチャーテックレインスーツのどちらを買うべきか、迷っている方もいると思うので比較してみました。

商品名耐水圧透湿度サイズカラー値段(税込)
フューチャーテックレインスーツ30,00020,000大きめ上下同じ4,900円(上下セット)
イナレムストレッチレインスーツ20,00025,000表記通り上下別5,500円(上下セット)

どちらも釣りで使用するには十分使いやすかったのですが、実際に使ってみるとフューチャーテックレインスーツの方が防水性の観点では上だなと感じました。

透湿度に関してはスペック上はイナレムの方が高いのですが、フューチャーテックレインスーツも着用して蒸れやすいと感じたことはなかったといった感じ。

現在ではイナレムのストレッチレインスーツが値上げしてしまったことを考えると「耐水圧が高くて透湿度に大きな差がなく、値段も安いフューチャーテックレインスーツ」の方がお買い得と言えるかもしれませんね。

今回はワークマンの防水ウェア「フューチャーテックレインスーツ」について紹介しました。

値段の割にかなりハイスペックな商品だったので、気になる方はワークマンで探してみてはいかがでしょうか?

ちなみにワークマンから釣りで使える便利な防水シューズも登場しているので、おかっぱり用の靴を探している方はこちらもオススメです!

この記事を書いた人
なるフィッシュ

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

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