ここ数年、夏になると街や釣り場でもかなり見かけるようになった“ファン付きウェア”。

以前は「現場仕事の人が使うもの」というイメージが強かったんですが、最近は釣り・キャンプ・フェスなど、アウトドア用途でもかなり人気になっています。
実際、真夏の堤防や船釣りって遮るものがなくて本当に暑いんですよね…。

筆者自身、毎年「これは修行か……?」と思いながら釣りをしていたのですが、今年から遂に釣りでファン付きウェアを導入することを決意!
使ってみるとかなり快適で、実際もっと早く使えばよかったです汗
ただ、初めて買う人からすると、
- 何を買えば動くの?
- 服だけじゃダメ?
- ベストと長袖どっち?
- 本当に涼しい?
- 音はうるさくない?
- 重くない?
- 釣りで使える?
この辺、かなり分かりにくいと思います。
そこで今回は、実際に釣りで使って感じたことも交えながら、ワークマンのファン付きウェアについて初心者向けに分かりやすく解説していきます。
そもそもワークマンのファン付きウェアって何?
簡単に言うと、“服の中に風を送るウェア”です。
服の左右に小型ファンを取り付けて、服の中に風を循環させることで、汗を蒸発させて涼しくする仕組み。

よく「空調服」と呼ばれていますが、実は“空調服”は登録商標。
ワークマンでは「ファン付きウェア」という名前で販売されています。
で、ここ結構重要なんですが、
エアコンみたいに冷気が出る訳ではありません
なので、「着た瞬間キンキンに冷える!」みたいな期待をするとちょっと違います。
ただ、実際に使うとかなり快適。
特に、
- 常に扇風機の前にいるみたいで気持ちいい
- 蒸れた空気が抜けて肌に汗が貼り付かない
といったメリットがあります。
特に蒸れがなくなるだけでかなり快適になるのは使ってみないとわからないメリットで、真夏の釣りだとの差がかなりデカいです。
いくらかかるの?初心者が知っておくべきこと
これ、本当に大事です。
”服だけ買っても動きません”
初めて買う人、かなりここで混乱します。
必要なのはこの3つ。

- ウェア
- ファン
- バッテリー
です。
なので店頭でウェアだけ見て「安っ!」と思っても、実際はファンとバッテリーも揃える必要があるのですが…
ファン:6,000円程度
バッテリー:12,000円程度
ファン対応ウェア:5,000円程度
と、全部揃えると、ざっくり2.5万円くらいを見ておく必要があります。
ファン付きウェアの使い方
実はワークマンのファン付きウェアを使う上で地味に困るのが使い方。
商品を買っても使い方が丁寧に説明されていないので、初めての方は戸惑うかもしれません。
まずはファンをウェアに取り付けるのですが、ウェアにはファン用の穴が開いています。

次にファンのカバーをクルクル回すとカバーが取り外せるので

カバーとファンで挟むようにして、ウェアに取り付けます。

二つ取り付け終わった様子がこちら。

続いてファンにコードを繋ぎ、バッテリー側も同様につなぎます。

あとはバッテリーのONのボタンを長押しすると

「ブオオオオオオオン」とファンが回転しました!
あとはONとOFFのボタンで風量の調整を行い、電源を切る時にはOFFのボタンを長押しするだけ。
初見の人は取り付けで苦戦することもあるかもしれませんが、一度覚えてしまえば操作自体はシンプルなのですぐに使いこなせると思います。
実際、本当に涼しいの?
これ、一番気になるところですよね。
結論から言うと、
”使うと快適さは格段に上がります”

5月中旬の初夏とはいえ、釣りのシーンで使ってみたのですが、これが想像以上。
この日は日差しが強い夏日で、立っているだけで背中に汗がじとっと滲んでくるような日だったのですが

背中に風が通るだけで、じわっと汗をかいていた背中が乾いていくんですよ。
蒸れた空気がファンの風で外に押し出されるので、めちゃくちゃ快適です。
それを汗をかきやすい背中を中心に飛ばしてくれるというのが、こんなに心地よいものだとは使ってみるまで気が付きませんでした。
重さについても初めはバッテリーで少し重いかなと思ったのですが、使ってみると普通に慣れてしまうもの。
2時間くらい釣りをしても、ファンの重さによる疲れは感じませんでした。
ただ、“冷房”ではありません。
あくまで、
”風を当てて気化冷却を促進&蒸れた空気を飛ばす”
って感じです。
でもこれが意外と効く。
特に真夏の釣り。
無風の堤防とか、マジで地獄みたいな日あるじゃないですか。
ああいう時でも、服の中に風が流れてるだけで、汗がじとっとした感じがなくてかなり変わります。
あと地味に大きいのが、体力の減り方ですね。
ファン付きウェア無しだと、昼過ぎにはバテてるような日でも、かなり楽になります。
逆に
- 炎天下すぎる日は温風になる
- バッテリー切れするとただの荷物になる
この辺は普通にしんどいです。
なので、“無敵装備”ではないです。
でも、真夏の外遊びをかなり快適にしてくれるのは間違いないと思います。
ファン・バッテリー・ウェアはどれを買えばいい?
ワークマンにはファン、バッテリー、ウェアのそれぞれで結構な種類があるので「結局、どれを選べばいいかわからない」「何を基準に選ぶべきかわからない」という方もいると思います。(実際、僕もそうでした)
そこでここからは、何を基準に選ぶべきか、釣りで使うならどれがいいのかを紹介します。
結論、ファン&バッテリー&ウェアはこれを買え!
最初に結論ですが、もし何を買えばよいかわからないという方はとりあえず

◆ファン
商品名:ウィンドコア25V対応薄型ファン・ケーブル・ファンカバー(2枚)セット
値段:5,800円
管理番号:35969
◆バッテリー
商品名:ウィンドコア25Vバッテリー・充電器セット
値段:11,800円
管理番号:35968
◆ウェア
商品名:エックスシェルター暑熱αコンバーチブルファンジャケット
値段:4,900円
管理番号:35802
の3つを買っておけば大丈夫です!
詳しい選び方などについてはこれから説明していきます。
ファン&バッテリーの選び方
まずファンとバッテリーですが、ワークマンのサイトを見ると

いくつも種類が出てきました。
ですが大前提は「ファンとバッテリーのボルト数(V)を合わせる」ことさえ意識すれば大丈夫です。
ファンにもバッテリーにもそれぞれV数の表記があるのですが
- 25Vのファン→25Vのバッテリー
- 30Vのファン→30Vのバッテリー
といった具合で、これさえ間違えなければ動かないといったことはありません。
その上で性能面の話になるのですが、見るべきポイントは
- 風量
- 稼働時間
の二つです。
当然、ボルト数が上がるとより強い風が送れるようになったり、稼働時間が伸びます。
ワークマンのファンとバッテリーでは、現実的な選択肢としては「19V(2025年モデル)」「25V(2026年モデル)」「30V(2026年モデル)」の3つ。
| モード1 | モード2 | モード3 | モード4 | |
|---|---|---|---|---|
| 19V(去年のモデル) | 8V(24時間以上) | 12V(8.6時間) | 15V(4.1時間) | 19V(2.6時間) |
| 25V | 8V(24時間以上) | 15V(8.2時間) | 20V(3.8時間) | 25V(2.1時間) |
| 30V | 16V(11.9時間) | 18V(8.5時間) | 25V(3.8時間) | 30V(2.4時間) |
それぞれスペックを表にして比較してみたのですが、注目したいのが”15V以上の出力でどれくらいの時間が使えるのか”について。
8Vの出力だと夏に外で使うには物足りない風量なのですが、15Vとなるとしっかり風を感じるので十分な風量なのです。
その観点で見ると25V以上であれば25Vが8.2時間、30Vに至っては11.9時間も使えるので、釣りの時間としてはこれだけ使えれば問題ないのですが、19Vだと4.1時間しか使えないので物足りないところ。
つまり25Vと30Vのどちらかを買えば釣りで使うなら十分というわけです。
では25Vと30Vのどちらがいいのかについてですが、僕の意見としては
”25V”で十分
だと考えています。

確かに予算が許すのであれば性能の良い30Vを買えばいいのですが、展示会でワークマンの店員さんも「30Vは職人用で、レジャーで使うにはオーバースペック」と言っていたので、よほどのこだわりがない限りは25Vで問題ないと思います!
なので困ったらワークマンで
◆ファン
商品名:ウィンドコア25V対応薄型ファン・ケーブル・ファンカバー(2枚)セット
値段:5,800円
管理番号:35969
◆バッテリー
商品名:ウィンドコア25Vバッテリー・充電器セット
値段:11,800円
管理番号:35968
を購入すれば間違いないです。
ベスト選びのポイントは?半袖・長袖、どれが良い?
ベストはファン&バッテリー以上に種類があるのでどれを使うべきなのか本当に迷うところ。

ですがこれに関してはファンとバッテリーほど厳しくなく、”好きな物を使えばOK”です。
ただ個人的には釣りで使うなら長袖をオススメしています。
ベストタイプ、長袖タイプ、半袖タイプの3種類あるので、それぞれの特徴をまとめてみました。
ベストタイプ&半袖タイプ
腕や肩回りをスッキリさせたいなら半袖orベストタイプ。
脇周りを風が突き抜けるので大きな血管を冷やせるのがメリット。
ウィンドコア耐久撥水×消臭シェルベストには、釣り専用モデルがあります。

ただしベスト&半袖モデルは腕が露出するため
- 暑さ対策の点で不十分
- 草や虫対策の観点で気になる
というデメリットもあります。
長袖タイプ

続いて僕が個人的にオススメしたい長袖タイプ。
袖があるので虫対策や暑さ対策の点でバッチリですし、脇から風が抜けないので空気が循環しやすいというメリットがあります。
長袖タイプのオススメは、XShelter暑熱αコンバーチブルファンジャケットというウェア。
大人気のXShelter暑熱αフーディと性能はほぼ同じで、通気性と遮熱性に優れた暑熱αの生地を使用していますし、ファスナーで袖も着脱可能。

さらに外した袖は水に濡らすと、気化冷却でひんやり涼しいクールタオルに!

首に当てると明らかに冷たく感じますし、冷感も1時間くらい持続するので本当にオススメです!
初心者がやりがちな失敗
実際、使ってみると「なるほどな」と思うポイントも多いです。
ピッタリサイズを選ぶ
ファン付きウェアって、服の中に風を通して使います。
なので、ピッタリすぎると風が回りにくい。
少しゆったりめの方が快適なことも多いです。
黒を選ぶ
見た目はカッコいいんですが、真夏はめちゃくちゃ熱吸います。
炎天下だと結構差が出ます。
綿Tシャツを中に着る
ファン付きウェアを使うとき、インナー選びはマジで重要。
これひとつで快適さがグッと変わります。
綿Tシャツは通気性が悪いのでファンの風がTシャツの中まで届きませんし、汗も乾きにくいのですが
接触冷感のインナーはマジで最高。
ファンの風がTシャツの中まで届いて肌がサラサラですし、接触冷感のTシャツは風が服とひんやり感が増すので相性は抜群です。

特に同じワークマンのXShelter暑熱βは水に濡れると生地表面の温度が11度下がるのですが、水に濡らして軽く絞ってから着ると、ペルチェベストが要らないくらい涼しいので本当にオススメです。
実際、釣りとの相性はどう?
個人的にはかなりアリでした。
特に、
- 堤防
- 船釣り
- ゴロタ
- ヘチ釣り
この辺は相性かなり良いと思います。
あと、地味に大きいのが、
”集中力が落ちにくい”こと。
暑すぎると、もう釣りどころじゃなくなるんですよね。
ファン付きウェアがあると、そのストレスがかなり減ります。
ただ、
- ライフジャケットとの相性
- 出力が高いとファンの音がうるさい
- 体が膨らむので動きにくいと感じる人がいるかも
この辺は気になる人もいるかもしれません。
とはいえ、総合的には「もっと早く使えば良かった」と感じるレベルでした。
まとめ|真夏の釣り・アウトドアならかなりアリ
最初は「こんなん本当に意味あるんかな?」と思っていましたが、実際に使ってみるとかなり快適でした。
特に真夏の釣りやアウトドアは、暑さだけでかなり体力を持っていかれます。
ファン付きウェアがあるだけで、その疲労感がかなり変わる印象です。
これから初めて買う人は、まず
- ウェア
- ファン
- バッテリー
この3点を揃えるところから始めてみると良いと思います。
またファン付きウェアを着る時にオススメのズボンも下の記事で紹介しているので、良ければこちらもご覧ください!

