ルアーフィッシングではPEラインの先端にショックリーダーを結束するのが一般的ですが、太さやメーカーにもよるものの、使用頻度が高いので地味に出費がかさみますよね?
ですが実は、ショックリーダーと性能はほとんど同じなのに、値段が半額以下で買えるアイテムがあるんです!
そこで今回は、ショックリーダーの代わりに使えるお得なアイテムについて紹介します!
船用ハリスはショックリーダーとして使える?両者の違いを比較した結果
船用ハリスとは?
ショックリーダーの代わりに使えるお得なアイテムというのが、船用ハリスです!
船用ハリスとは名前の通り、船釣りで使う仕掛けを自作するためのハリスなのですが、実はこの船用ハリスをショックリーダーとして使う方が結構いるんです。
ではここからは、船用ハリスとショックリーダーを様々な観点から比較してみましょう。
素材の違い
まずはショックリーダーと船用ハリスの素材について比較してみましょう。
こちらはヤマトヨのショックリーダーなのですが、メーカーサイトにはフロロカーボン100%との記載があります。
続いてこちらはシーガーの船用ハリスですが
こちらも素材はフロロカーボン100%とのことで、素材については違いはなさそうです。
続いて太さについてもメーカーサイトで比べてみたのですが、ヤマトヨのショックリーダー3号が0.285mmなのに対して、シーガーの船用ハリスも太さは0.285mm。
素材と太さが同じということで、ショックリーダーと船用ハリスは素材面で大差はなさそうです。
値段
続いて値段について比較してみます。
ヤマトヨのショックリーダーと船用ハリスのフロロカーボンの値段がそれぞれ
- ヤマトヨのショックリーダー3号:30mで500円程度
- 船用ハリス3号:100mで800円程度
となっています。
二つの違いを分かりやすくするために、1mあたりの値段で比べてみました。
種類 | 長さ(m) | 値段(円) | 値段/m |
---|---|---|---|
ショックリーダー | 30m | 500円 | 16.7円 |
船ハリス | 100m | 800円 | 8円 |
するとヤマトヨのショックリーダーが1mあたり16.6円、シーガーの船用ハリスが1mあたり8円と、同じ長さで比べると船用ハリスの方が半額以下という結果となりました。
冒頭にも述べましたがショックリーダーは釣行ごとに使う消耗品なので、この値段の差は大きいです…!
実際の使用感は?
実は僕も実際に船用ハリスをショックリーダーとして使っているのですが、結論から言えば専用のショックリーダーと船用ハリスの間に使用感の差はないです。
僕は主にシーバスやクロダイを狙うことが多いのでフロロカーボンの3号を使用しているのですが、船用ハリスで問題なく釣れています。
また流れに漂わせる釣り方でも問題ないようで、バス釣りでは船ハリスを使って高比重ワームをノーシンカーで使ってみましたが問題なくスモールが釣れました。
僕は試したことがないのですが、ライトゲームでも船用ハリスの1号を使われている方もいるようなので、ラインの太さによって使用感が変わるということもないのかなと思います。
ケースに巻き付けて使うべし
安くて、性能も専用のショックリーダーと変わらない船用ハリスですが、1点だけ欠点があります。
それは大容量で売られているので、そのままだとケースが大きくて持ち歩き辛いんです…
ですがこちらも対策がありまして
このように使用済のショックリーダーのケースに好きな分だけ巻き付ければ、コンパクトに持ち運ぶことができます。
これから船用ハリスをショックリーダーとして使おうと思っている方は、今使っている専用のショックリーダーのケースとゴムをなくさないように保管しておくと便利です。
オススメの船用ハリスを2つ紹介
ここからはオススメの船用ハリスを二つ紹介します。
その① シーガー(Seaguar) 船ハリス
一つ目に紹介するのが、先ほどから登場しているシーガー(Seaguar)の船ハリスです。
僕が調べた限り、船用ハリスの中でも最も費用を抑えられるアイテムがシーガーの船ハリスでした。
シーガーといえば釣り糸の大手メーカーで信頼もありますし、実際に使ってみても丈夫で使用しやすいので、とにかくリーダーを節約したい方にはオススメです。
その② デュエル(DUEL) 魚に見えないピンクフロロ 船ハリス
二つ目に紹介するのがデュエルの魚に見えないピンクフロロ 船ハリスです。
現在は先ほどのシーガーの船ハリスではなく、こちらをメインに使っています。
このラインは名前の通り魚に見えにくいピンク色を使ったラインで、魚からラインが見えにくいことで魚に警戒心を抱かせにくいと話題になっていました。
僕も試しに使ってみたのですが、普段は釣れない見えシーバスがいるポイントで使ったところ、その日は嘘のようにバイトがあって魚も2匹キャッチできたので、それ以来はメインで使っています。
値段は先ほどのシーガーの船ハリスよりも高いのですが、フロロカーボン3号が100mで1,400円程度と、専用のショックリーダーよりも安価に手に入ります。
ちなみに魚に見えないピンクフロロのショックリーダーとして売られているものは、3号相当のもので50mが1,500円程度と倍の値段となっているので、お得に買うなら船ハリスが断然お得です。
今回はショックリーダーと船用ハリスの違いについて紹介しました!
ショックリーダーは消耗品なので、船用ハリスをショックリーダーとして使っているプロの方もいるという話も聞いたこともあります。
ショックリーダーを節約したい方は、ぜひ船用ハリスをチェックしてみてください!