釣り用ライトとして評判のジェントス(GENTOS)のダブルスター。
今回はそんなジェントスのダブルスターの中でも釣りに向いているモデルを、他社製ライトと比較していきたいと思います。
ジェントス ダブルスターのインプレ!他社製品との比較や気になるところを紹介
ジェントス(GENTOS) W STAR(ダブルスター)の概要
今回紹介するのはジェントスのダブルスター(WS-243HD)です。
値段はAmazonで3,627円と、釣り用ヘッドライトの中では手ごろな値段をしています。
かなり小型のライトで本体重量は電池を含んでも118gと非常に軽いです。
購入時には本体の他に単四電池が3本と、説明書が入っています。
稼働方式は単四電池4本か、別売りの専用バッテリーの2種類です。
釣り用では欠かせない防水性もIP64と高水準で備えています。
購入時の注意点
GENTOSのヘッドライトの購入時の注意点について紹介します。
GENTOSのへッとライトといえば非常に種類が多い上に、各モデルによって機能性もそれぞれ異なるため、明るさだけを基準で選ぶと釣りで必要な機能を備えていないとったことも起こりえます。
例えば僕は釣り用ライトを購入する上で
- 明るさ
- 防水性
- 赤色ライト
の3点を基準にしているのですが、同じダブルスターでもモデルごとの機能を表にまとめてみると、「明るさ」「防水性」「赤色ライト」の3つの基準を満たしているものが580ルーメンのものしかありません。
型番 | 明るさ | 防水性 | 赤色ライト | 値段 |
---|---|---|---|---|
WS-443HD(270ルーメン) | × | 〇 | 〇 | 2,373円 |
WS-343HD(320ルーメン) | × | 〇 | 〇 | 2,882円 |
WS-243HD(580ルーメン) | 〇 | 〇 | 〇 | 3,627円 |
WS-200H(600ルーメン) | 〇 | 〇 | × | 3,940円 |
WS-300H(700ルーメン) | 〇 | 〇 | × | 5,273円 |
なのでダブルスターを購入する時は、自分が釣り用ライトを選ぶ上でどの機能が必要なのかをしっかり確認してから購入しましょう。
総評
ジェントスのダブルスター580ルーメンのモデルは、3,627円という安価な値段であることを考えると品質も良くコスパの良いアイテムであると言えます。
特に明るさ、軽さなどの面では非常に優秀です。
ただし価格が1万円クラスのライトと比べると赤色ライトが弱く水中をチェックできるほどの光量がない等、既に上位のライトを持っている方には物足りなさを感じる面もあるので、まずは安価な値段でしっかりとしたものを持っておきたい方向けのアイテムです。
明るさについて
それではダブルスター580ルーメンの明るさについてチェックしてみたいと思います。
まずはHighモードの580ルーメンで照らしてみると
真っ暗な部屋の中でもパッと明るくなるほどの光量があり、これは釣り場でも十分使えるレベルです。
続いてMidモードの260ルーメンだと
Highモードより少し暗く感じるものの、これでも明るいです。
35ルーメンのEcoモードだと
先の2つと比べると暗く見えるのですが、夜釣りで手元を照らすには十分なレベルです。
では赤色ライトを試してみると
ぱっと見た感じは良さそうに見えます。
ただ赤色モードが一つしかないので、これで水中のベイトの様子が見えるのかどうかは気になるところ。
実際に釣り場で試してみた
ということで、ダブルスターの580ルーメンを実際に釣り場で使って機能をチェックしてみました。
まずはHighモードで釣り場を照らしてみると
これは明るい!
さすがは162m先まで照らせるということで、この明るさが出れば十分合格です。
では水の中を照らしてみると
バッチリと水の中を見ることができました。
これなら水中のベイトチェックにも使えます。
続いてMidモードだと
足元を照らすのには十分な光量があるので、釣り場までの移動などで重宝しそうな明るさです。
Ecoモードに関しては撮り忘れてしまったのですが、仕掛けを結んだりといった手元を照らすだけでい時に重宝する明るさで、夜釣りの際にメインで使うことになりそうです。
ちなみに赤色ライトはというと
こんな感じで淡い感じの光を放っています。
水中を照らしてみた様子がこちらですが
これでは光量が少なすぎるので、水中のベイトをチェックするのには使えないですね。
他社製ライトと比較してみた
それではジェントス ダブルスター580ルーメンを他社製ライトと比較してみました。
比較対象として用意したのは、僕がメインで使用しているシーボンズの2wayヘッドライトです。
こちらは値段が6,000円程度とダブルスターよりも少し高いライトなのですが、先ほどのダブルスターで水中を照らした様子と比べてみます。
まずはダブルスターのHighモードで照らした様子がこちら
これでも十分照らせているように見えるのですが、シーボンズの2Wayヘッドライトで試してみると
水中の様子がかなりはっきりわかります。
シーボンズのライトが足場の高いところでもベイトを発見できるのに対し、ダブルスターは足場が高いと確認しにくいので、白色ライトの面ではシーボンズのライトに引けを取っている印象です。
では次は赤色ライト。
ジェントスの赤色ライトは手元専用で、足元のチェックには使えなかったのに対して
シーボンズの赤色ライトは
このように赤色でも水中をしっかり照らせます。
魚は一般的に白色ライトよりも赤色ライトの方が警戒しにくく、例えばカサゴなどの魚を狙う際には
こんな感じで岸壁を照らしながらサイトでも釣ることができるので、赤色ライトでも強弱が切り替えれると非常に便利です。
という訳で、ダブルスターも安価で質は良いのですが、より上位のライトと比べると少し物足りなさを感じるという結果となりました。
比較用に用意したシーボンズのヘッドライトについては下の記事で詳しく紹介しているので、気になる方はこちらをご覧ください。
今回はジェントスのダブルスター580のインプレについて紹介しました。
上位の価格帯のライトと比べると物足りなさは感じるものの、防水性、明るさ、赤色ライトといった釣りで必要な機能を満たしていて値段も3,627円と安価なので、手ごろな値段でしっかりとしたライトを購入したいという方はぜひチェックしてみて下さい。