ただ巻きでOK!ボウズ逃れにオススメの神ルアー「AR-スピナー」

アイテム紹介

ルアーフィッシングには数釣りを楽しみたい方、ボウズがあってもいいから大物を狙いたい方などいろんなスタイルの方がいらっしゃると思います。

僕は最近でこそ「ある程度大きな魚が釣れるのであればボウズの日があってもいい」と思うようになりましたが、「昔はサイズは小さくてもいいから釣って帰りたい」と思う時もありました。

そこで今回はそんな時期に重宝していた、「釣りに来たからには何かしら釣って帰りたい」という方にオススメのボウズ逃れに特化した神ルアーを紹介したいと思います!

ただ巻きでOK!ボウズ逃れにオススメの神ルアー「AR-スピナー」

ボウズ逃れにオススメ!AR-スピナーとは?

AR-スピナー

今回紹介するのは、SMITHから発売されている「AR-スピナー」というルアーです。

AR-スピナー
スミス(SMITH LTD)
ボウズ逃れの神ルアー

ブレードとオモリとフックという非常にシンプルなつくりをした金属のルアーで、魚や虫などにも見えないことからルアー初心者の方には全く釣れるイメージがわかないかもしれません。

ですが安心してください。

このルアー、本当によく釣れるんです。

僕のこのルアーとの出会いは知り合いの方に渓流釣りに連れて行ってもらう時に「AR-スピナーを持ってきてね」と言われたことがきっかけでした。

実際に釣具屋で姿を見た時には「本当にこれで釣れるのか?」という気持ちでいっぱいだったことを覚えています笑

魚からはどう見えているのか予想もつきませんが、しっかりと魚を連れてきてくれる不思議なチカラのあるルアーです。

AR-スピナーの評価

AR-スピナーを一般的なルアーと比較して評価してみました。

食わせ 8点

食わせの力は高めの8で、やる気のある魚がいれば目の色を変えて飛びついてきます

ただし警戒心の強い大きな魚や、スレた魚は見向きもしないので、ポイントによっては食わせ力は0になることもあります。

飛距離 8点

飛距離は小場所で使うルアーの中では高水準の8点です。

金属のボディでできているので、ミノーなどのプラスチックでできたルアーに比べて空気抵抗が小さく非常に良く飛びます。

ただしルアーのサイズ自体が小さいので、オープンエリアで使用するのはあまり向いていません

アピール力 10点

アピール力は文句なしの10点です。

シルエットは小さいものの、ブレードが回転した時の波動とフラッシング効果で、ストラクチャーの中に潜んでいる魚にもアピールできるので、少しコースがズレても岩陰などから魚が飛び出してきます

レンジキープ力 3点

レンジキープ力は低めの3点です。

浮き上がりが早く、水面~30cm程度までの深さを探るのは得意ですが、深いところを探ろうとしても浮いてきてしまいます。

カラーの豊富さ 9点

カラーの豊富さは9点です。

非常にカラーが多く、20種類以上のカラーがあるので状況に応じて多様なカラーの中からチョイスすることができます。

安定感 4点

安定感に関しては低めの4点で、早巻きしすぎると動きが破綻するほか、強い流れの中ではうまく泳がないことがあります

値段 8点

値段に関しては8点と高評価です。

昨今のルアーは1個1,500円というのも当たり前になってきていますが、AR-スピナーは1個700-900円程度で購入することができるので、カラー違いやサイズ違いを揃えやすいです。

AR-スピナーで釣れる魚

アメマス

このAR-スピナー、開発者はバスフィッシングの第一人者である本山博之氏という方だそうですが、渓流でメジャーなルアーで北海道では非常に人気のあるルアーです。

釣れる魚はヤマメ、ニジマス、アメマスの他にウグイなど様々な魚が釣れます

僕は過去に北海道でヤマメ、ニジマス、アメマスもたくさん釣ってきましたが、このルアーでヒメマスが爆釣したこともあります。

本州に引っ越してからは河川で使用したところ、ラージ・スモールのどちらのブラックバスにも好反応でした。

AR-スピナーで釣れたスモールマウスバス

また錆を気にしなければ海水でも釣れるようなので、魚がいそうな場所にはとりあえず投げてみたくなるルアーです。

AR-スピナーの使い方

AR-スピナーの使い方は非常に簡単で、魚がいそうなところに投げて巻くだけです。

ブレードによる波動とフラッシング効果で、少し離れたところからも魚を引き寄せる力があります!

僕も実際に投げて巻いているのですが、少し投げ損じてストラクチャーから離れた位置に投げてしまった時でも魚が飛び出してきて「よくこんなところから食ってきたな!」と感心することがあります。

また金属のルアーでミノーなどに比べて空気抵抗を受けにくいので、同じ重さのルアーに比べて遠くに飛ばすことができるのも使いやすさの理由の一つですね。

ブレード系のルアーは着水後、ブレードが水を噛んで立ち上がるまでの時間がかかることがあるのですが、このAR-スピナーは着水後すぐに水を噛んで回転を始めるので非常に使いやすいです!

なので魚が潜んでいそうな障害物周りをピンスポットで狙う時にも非常に重宝します!

川など流れのある場所で使う時には、上流側に投げて流れよりも少し早く巻きブレードが回転する速さで巻くと良いでしょう。

逆に流れに逆らうようにして巻くとアピールが強くなりすぎることが多く、あまり釣れないイメージがあります。

AR-スピナーが有効な局面

AR-スピナーが有効な局面は主に小場所です。

というのもAR-スピナーは自重が非常に軽いルアーでラインナップが1.6g、2.1g、3.5g、4.5g、6gと最大でも6gまでしかないため、オープンエリアでの使用は厳しいかなと思います。

流れが速いところでも水を噛んで回転することから、流れより早く巻けないようなところではアピールするのが難しいかもしれません。浮き上がりも早いルアーなので、流れのある場所でダウンに投げるとすぐに浮いてきてしまします。

またルアーのサイズが小さいことから、シーバスや青物などの大きな魚もターゲットになり辛いため、40cm未満の魚がターゲットとなります。

その分、水路などの小場所で投げ込んで使う分には非常に使い勝手の良いルアーです。

水が澄んでいても濁っていても、ブレードの波動とフラッシング効果で魚を引き寄せてくれます

水が澄んでいる時には追ってくる魚の姿も見えやすく、5匹程度の魚がAR-スピナーにワラワラと群がって追いかけてきたなんてこともありました!

流れが緩い場所や小場所で威力を発揮するルアーなので、よさげなポイントを見つけたらぜひ投げ込んでみて下さい。

オススメのカラーと重さ

ARスピナーは20色程度と本当にたくさんのカラーがあり、ブレードの色が金のものや銀のもの、模様のついたものなど本当に様々です。

かなり好みによる部分も大きいのですが、個人的にオススメなのがブレードが金で本体が緑のカラーのものですね。

AR-スピナーの画像

他の色でも釣っているのですが、同じAR-スピナーの中でもこのカラーリングは安心して使えます。

また重さについては3.5gを使用することが多かったです。

より遠くを探ってみたいという思いから6gを購入して使ってみたこともあるのですが、なぜか3.5gの時ほど釣れなかったように感じます。

これは個人的な感覚ではありますが、恐らくルアーが重くなるとその分、リトリーブの速度を早くしないとルアーが沈んでしまったり、ブレードが上手く回転しないといったことがあり、じっくり魚に見せる時間を確保しづらいといった事情があるのかもしれません。

AR-スピナーのデメリット

ここまでAR-スピナーの良いところを紹介してきましたが、欠点もあります。

それは小さなサイズの魚まで釣れすぎてしまうこと。

ルアーのサイズが小さいことから、5cm程度の魚でもかかってしまうことが良くあります。

小さいサイズの魚がかかってしまうと、特にトレブルフックの2ー3本がかかってしまった時に大きなダメージを与えてしまって最悪の場合は、リリースができなくなってしまうこともあります。

なので非常に小さい魚しかいないとあらかじめわかっている場合には投げないようにしたり、シングルフックに改造したり、バーブレスに改造するといった工夫が必要かもしれません。

またこちらのルアー、アピール力が強いせいか大きな魚が釣れにくいイメージがあります。

特に渓流などの小場所ではこちらのルアーを一度投げると大きな魚が警戒するのか、次にどんなルアーを投げても大きなサイズの魚が釣れにくいです。

なのでサイズ重視のスタイルの方には合わないかと思います。

非常によく釣れるルアーではありますが、サイズが出ないことや小さい魚まで釣れすぎるというデメリットをしっかり理解したうえで使うのが良いと思います。

実際に使ってみた

実際にAR-スピナーを使ってみました!

かなり久しぶりに使うルアーなのですが、その釣果は過去に何度も体感しているので迷いはありません。

サイズは3.5gのものを使用しており、こちらが経験上一番釣れるような気がしています。

ブラックバスを釣りに来ていたのですが見えバスの姿が小さそうで、ミノーにチョイスしてくるものの食わせきれないのでAR-スピナーを投入することにしました。

AR-スピナーを投入して第一投、ただ巻きするだけで早速バスのチェイスがあります。

同じバスばかり狙うとスレて食いが悪くなることから、なるべくAR-スピナーをまだ見ていない魚たちにアプローチするために放射状に投げていたところ、ガツンとヒット!!

サイズは大きくないものの、元気よくジャンプしながらバスがルアーを加えて走っていきます!

こちらをフックが外れないよう丁寧にやりとりして無事にランディング!

AR-スピナーで釣れたブラックバス

25cm程度のバスが釣れてくれました。

トレブルフックがしっかり2本刺さっていて、なかなか外れない形でのフッキング。

AR-スピナーはルアーが小さいせいか、フックが2-3本かかりやすい印象があります。

久しぶりの実戦でしたが、無事に魚を連れてきてくれて安心感が凄いですね。

この日はこのルアーで釣れることが再確認できたので、再びタックルボックスで待機してもらいました。

AR-スピナーの金額

AR-スピナーの値段はサイズにもよりますが、だいたい700円前後と昨今のルアーの中では非常に手が出しやすいルアーです。

釣具屋によっては置いていないこともあると思うので、その場合はネットなどで探してみてください。

AR-スピナー
スミス(SMITH LTD)
ボウズ逃れの神ルアー

今回はボウズ逃れの決定版「AR-Sスピナー」について紹介しました!

このルアーを投げて何も釣れない時は、ここには魚がいないんだと諦めがつくほど信頼しているルアーです。

野池や渓流など小場所では魚を釣りすぎるといなくなってしまうので、何かしら魚を釣って帰りたい方は釣りすぎに注意しながら使ってみてください。

他にも釣りに役立つ情報を紹介しているので、興味のある方は他に記事もぜひご覧ください!

【2021年版】本当に買うべきダイソー釣具BEST8

【追記】フックを交換したい時

AR-スピナーを使っていたところ、フックが折れてしまいました。

フックの折れたAR-スピナー

そのままダブルフックで使用しても良かったのですが、せっかくなのでフックを交換したいと思います。

まずフックの部分を観察してみると、普通のルアーと違ってスプリットリング等を使わずにフックを結合しているため、そのままの状態ではフックが交換できません。

それではフックが折れてしまった時には新しいスピナーを購入するしかないのかというと、そうではありません。

ペンチなどを使って交換したいフックのリングの部分を破壊しましょう。

セロハンテープで固定したAR-スピナー

フックのリングを破壊する際に、そのまま力を加えると破片が飛び散ってしまって危険なので、セロハンテープなどで仮止めしておくと破片が飛び散りにくくなります。

セロテープで固定したら、ペンチで交換したいフックの輪っかを握りつぶします。

フックを破壊した後のAR-スピナー

リングの部分を破壊した様子がこちら。

この状態にしたら、スプリットリングを使ってフックを取り付けていきます。

AR-スピナーのフックを接着する

あとは普通のルアーのフック交換と同じ手順です。

フックを交換する際の注意点ですが、ルアーが軽いのでなるべく小さなフックや小さなスプリットリングを選ぶとよいと思います。

フックを交換したAR-スピナー

フックを交換し終わったAR-スピナーの様子がこちらです。

この状態なら今後、フックを交換するときにもスプリットリングを使って交換できるようになるので非常に便利です。

ちなみにAR-スピナーは小さな魚が釣れた時にトレブルフックが魚にダメージを与えすぎてしまうと記載しましたが、こちらの手順でシングルフックに変えてしまえば魚へのダメージは小さく抑えることができます。

僕も北海道の渓流で使用していたころはシングルフックに改造していましたが、特に釣果が落ちることなく使えていたので全く問題ありませんでした。

またシングルフックに改造することで根掛かりを抑えることもできるので、根掛かりが心配な人もシングルフックに変えてしまうのもよいと思います。

本当によく釣れるルアーではありますが、メリットとデメリットのはっきりしたルアーなので、自分でカスタムしながらデメリットを少しでも小さく抑えられるといいですね!

まずは何かしら魚を釣って帰りたいという方は、ぜひこちらのルアーをチェックしてみてください。

この記事を書いた人
なるフィッシュ

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

なるフィッシュをフォローする
アイテム紹介
スポンサーリンク
なるフィッシュをフォローする
なるフィッシュ
タイトルとURLをコピーしました