エサ釣り・ルアー釣り問わず人気のターゲットであるクロダイ(チヌ)。
引きの強さやゲーム性の高さから多くの釣り人を魅了する魚ですが、「警戒心が強くてなかなか釣れない…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、クロダイを一番簡単に釣る方法として、初心者でも実践できる「ボトムチニング(バイブレーション)」を徹底解説します。
クロダイ初心者に一番おすすめの釣り方はボトムチニング
クロダイの釣り方には
- フカセ釣り
- 落とし込み釣り
- ヘチ釣り
- ワーム
- 紀州釣り
など、本当に様々な釣り方がありますが結論から言えばバイブレーションを使ったボトムチニングが一番簡単に釣れると思っています。

理由はシンプルで、「簡単なのに釣れる」から。
なぜボトムチニングが一番簡単なのか?
その① 広範囲を探ることができる
ルアー釣りはエサ釣りに比べて広範囲を探れるのが強みですが、特にバイブレーションはその中でもトップクラス。
クロダイは警戒心の高いものや好奇心の強いものなど様々ですが、初めの一匹を釣るなら間違いなくやる気のある個体にアプローチした方が手っ取り早いです。
👉 広く探る=釣れる確率アップ
活性の高い個体に当たれば、初心者でもあっさり釣れます。
その② レンジコントロールが要らない
二つ目の理由が、レンジコントロールが不要なことです。
たとえばシーバスや青物などの魚であれば表層から中層、ボトムなど様々なレンジにいるので

その日に魚がどのレンジにいるのか探る必要があります。
ですがクロダイをバイブレーションで狙う場合はほぼボトム一択なので、レンジを気にする必要がありません。

レンジを探ることは経験者でも難しいので、レンジコントロールが不要になることで一気にハードルが下がります。
同じクロダイを狙う落とし込みやフカセにしてもクロダイがいる層を探る必要があるので、この手間が不要となるのは非常に楽です。
その③ ただ巻きだけで釣れる
3つ目は、ただ巻きだけで釣れることです。
落とし込み釣りやフカセ釣りなどであれば、
- エサを流れに同調させる
- ラインを見てアタリをとる
といった繊細な操作が要求されますが、バイブレーションを使ったボトムチニングであれば

ボトムにゴツゴツとルアーを当てながらただ巻きするだけで釣れるので、ルアー初心者の方でも簡単に釣ることができます。
障害物に当てた際の不規則な動きが誘いにもなってくれるので、ルアーにアクションを加えるような難しいテクニックは不要です。
その④ 潮が悪い時でも釣れる可能性がある
4つ目はかなり重要なのですが、潮の悪い場合でも釣れる可能性があることです。
クロダイの捕食は潮の影響を受けやすいので、潮が動いていない潮止まりの時間帯では食わせるのが非常に難しいです。
ヘチ釣りやワームを使ったチニングなどの釣り方ではクロダイの食性を刺激するため、潮が悪い時に釣り上げることは困難ですが、バイブレーションの釣りはリアクションで食わせる釣りなので捕食スイッチが入っていない時でもリアクションで釣れることがよくあります。
クロダイのボトムチニングのやり方(超シンプル)
やり方は非常に簡単です。
- キャスト
- 着底させる
- ボトムに当てながらただ巻き
これだけです。
ポイントは
👉 常にボトムに当て続けること
ゴツゴツ感が消えたら浮いているので、巻きを止めて再び着底させます。
クロダイが釣れる場所(最重要)
釣果の9割は場所で決まります。

狙うべきポイント👇
- 石畳エリア
- ゴロタ場(石が点在)
- 牡蠣瀬
理由はシンプルで
👉 エサ(エビ・貝・カニ)が多いから
クロダイは底のエサを探している魚なので「何もない砂地」は基本的に不利です。
筆者が釣ったクロダイの胃の中を確認してみても

噛み砕かれた貝殻が出てきました。
また牡蠣瀬に関してもよく観察してみると

貝の他にイソメやカニなど、クロダイのエサになる生き物の宝庫なので、クロダイが寄り付く可能性は非常に高いです。
ボトムチニングにオススメの季節
次にボトムチニングにオススメの季節について。
ボトムチニングは春・夏・秋・初冬、具体的には3~12月初旬までと幅広い季節で狙うことができる釣り方なのですが、その中でも釣りやすい時期があります。
特にオススメ:4月~9月
特にオススメなのが、4~9月頃。
この時期はクロダイが活動しやすい適水温と呼ばれる水温に近いため、積極的にエサを探すようになりルアーへの反応が良くなります。
タイミングが合えば1日に5枚以上釣れることも珍しくありません。
難しい時期
逆にオススメしないのが12月中旬~3月と、秋頃。
厳寒期についてはクロダイが快適に行動できる水温から離れており、バイブレーションのボトムチニングとは相性が悪いです。
水温が3月に入り、水温が15度程度を超えるようになるとボトムチニングの反応が良くなります。
秋頃はクロダイがいれば釣れるのですが、厄介なのがイナッコの存在。
秋頃はイナッコが表層からボトムまでびっしりと群れるのですが、イナッコが群れている時はなぜかクロダイがバイブレーションで釣れないことが多いです。
ボトムチニングでオススメの時間帯
ボトムチニングは昼でも夜でも釣ることができますが、時間帯によって少し変わってきます。
初めの一匹を釣るなら圧倒的に「夜」
クロダイは日中でも夜でも釣れることで知られていますが、もしバイブレーションのボトムチニングで初めの一匹を釣るなら圧倒的に夜が釣りやすいです!

夜は光量が減ってクロダイの警戒心が下がるので浅瀬にやってくるクロダイの数も増えますし、バイブレーションにも積極的に反応しやすくなります。
僕もボトムチニングを始めたての頃は釣果が夜に集中していました。
使用するルアーはバイブレーションの中でもアクションやアピールが控えめな、樹脂系のバーブレーションがオススメです。
リアクション重視の昼
夜の方が釣りやすいとは言っても、ボトムチニングは日中でも普通に釣れます。

特に7-8月の真夏になると非常に反応が良く、良い群れに当たると入れ食い状態になることもありました。
ただ夜のヒットルアーとはパターンが違い、真夏の日中は波動やフラッシングが強いメタルバイブでないと釣れないことが多いです。(このことがわかるまでは日中に樹脂系を投げて釣れない日々を過ごし、苦手意識がありました)
また同じメタルバイブでも釣れるルアー、釣れないルアーがハッキリしていて、当然ですが釣れるメタルバイブを使うことも重要です。
ボトムチニングでオススメのルアー
バイブレーションを使ったボトムチニングなのですが、ルアー選びには少しポイントがあって、バイブレーションのルアーであれば何でも良いという訳ではありません。
ここでは昼と夜にそれぞれオススメのルアーを紹介します。
昼にオススメのルアー
昼にオススメのルアーはブルーブルーのトレイシーなどが定番ですが、1個1500円以上するというのは根がかりの多いボトムチニングでは痛いところ。
そこでオススメしたいのが、ルアーファンズのベビースネークというメタルバイブです。
1個400円~500円の激安ルアーですが、クロダイが本当によく釣れます。
中華ルアーではありますが
- ルアーファンズは中国で大手のルアーメーカー
- 標準でBKK製のフックを採用
と、無名の中華ルアーとは違い中国国内で十分な実績があるので安心して使用できるのが嬉しいところ。
ベビースネークの詳細については下の記事で紹介しています。
夜にオススメのルアー
夜にオススメのルアーはベーシックジャパンのWAVER58Sです。
WAVER58Sといえばどこの釣具屋でも売っているワゴンルアーの代表格ですが、値段が630円程度と非常に安価なのにも関わらず、夜のボトムチニングでは右に出るルアーがないくらい釣れます。

WAVER58Sの釣れる秘訣は、恐らくその絶妙なサイズ感とナチュラルな波動。
クロダイは口の小さい魚なので小さめのルアーの方が反応が良いことや、表面が樹脂でコーティングされているのでメタルバイブの強すぎる波動を嫌がる魚も引き付けることができることが釣れる秘訣だと思っています。
このあたりは下の記事で詳しく紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください。
ボトムチニングの注意点
一番簡単にクロダイが釣れるバイブレーションのボトムチニングですが、実は注意点もあります。
それは根がかりが非常に多いことです。
場所のところでも紹介しましたが、バイブレーションのボトムチニングでは障害物のあるエリアをゴツゴツと当てながらただ巻きする釣り方ということで、根がかりが非常に多いです…!
ただ根がかりを恐れて障害物の少ないエリアを選んでいてはクロダイが釣れなくなってしまうので、根がかりが起こることを前提に考えましょう。
バイブレーションを高速巻きして釣る釣り方だと、ラインが太くてもクロダイは平気で食ってくるので、リーダーを30-40ポンド程度の太いものにして、根がかりしたときはフックを曲げて回収してくるのが良いと思います。
また根がかりが頻発する釣りということで、持っておくと便利なアイテムが第一精工のカラビナキッター。
根がかりした時にラインをリールで引っ張るとシャフトが曲がってしまうことがありますし、素手でつかむとラインが手に食い込んで切れてしまうことがあるのですが

こちらのカラビナキッターに巻き付けて引っ張ることで、安全にラインを引っ張ることができます。
なぜか根がかりも外れることが多い気がするので、バイブレーションを使ったチニングにはオススメです。
詳しいインプレについては下の記事で紹介してます。
Q&A
バイブレーションを使ったボトムチニングで気になりそうなことをまとめてみました。
巻く速度はどれくらいがいい?
→季節や日によって変わりますが、夜は基本的に1秒にハンドルを2回転程度の高速巻きでハマることが多いです。夜釣りはゆっくり巻くのが基本と言われていますが、クロダイは本気巻きをしても全然食ってきました。水温の低い時期は高速巻きに追いつけないことが多いので、少しゆっくり目に巻きます。一方、昼はかなりの早巻にも対応できるため、ハイギアリールで1秒2回転くらいで巻いても平気で食いついてくるので、その日のコンディションに合わせて巻き速度を変えてみてください。
カラーは何色がいい?
→カラーはその日によって反応がいい色が変わるので、カラー違いはたくさん持って行った方がいいです。僕は初めにギラギラ系とマット系の大きく二つに分けて、反応のいい方の中でローテーションをするようにしています。ただ個人的にはピンク系の反応がいいことが多い気がするので、ピンク系は必ず持ち歩くようにしています。
今回はクロダイの一番簡単な釣り方について紹介しました!
僕自身もクロダイがなかなか釣れずに困っていた時期があるのですが、このボトムチニングを教えてもらってからは2回目の釣行で釣ることができ、今では得意な釣りになっているので、クロダイを釣ってみたい方はぜひ参考にしてみて下さい。























