釣果アップのためには釣行日の天気や潮汐表の確認が不可欠ですが、釣りに慣れている方の中でもどのアプリを使えばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、そんな潮汐・天気アプリの選ぶ際のポイントや、オススメの潮汐・天気アプリを紹介します。
これで釣果アップ!釣りの情報収集で使う天気・潮汐アプリの選び方
潮汐表で最低限確認すべきポイント
潮汐アプリの選び方の前に、まずは釣行前に潮汐表で最低限確認すべきポイントについて簡単に紹介します。
下の記事で詳しく紹介しているので、もっと知りたい方はこちらもご覧ください。
結論から言えば潮汐表で確認すべきポイントは「潮回り」「満潮・干潮時刻」「時刻ごとの潮位」の3つです。
魚は潮が動くタイミングで活性が上がることが多く、「上げ3分、下げ7分」と呼ばれるタイミングを釣行に絡めることで釣果をアップさせることができます。
これらの3つに加えて、アプリによっては「日の出、日の入り時刻」「風の向きや強さ」「天気」なども確認することができ、これらも吟味することでさらに釣果アップが狙えます。
潮汐アプリの選び方
潮汐アプリの選び方については極端な話、「潮回り」「干潮満潮時刻」「時刻ごとの潮位」の3つは大抵どのアプリでも確認できるため、それ以外の要素で選ぶことになります。
個人的にオススメしてるのが、以下の5つの要素です。
◆潮汐アプリを選ぶポイント
・日の出&日の入り時刻が確認できるか
・時間ごと風の向きが確認できるか
・時間ごとの天気が確認できるか
・情報が見やすいレイアウトか
・自分がよく行くポイントは対応しているか
例えば「日の出、日の入り時刻」が分かれば朝マヅメ、夕マヅメを釣行に絡めやすくなりますし、「風の向きや強さ」と「天気」はその日のポイント選びに関わる貴重な情報です。
頻繁に使うものなので、これらの要素が視覚的にわかりやすいデザインをしているかも潮汐アプリを選ぶ上で重要な要素です。
また潮汐に関しては地域差があり、なるべくピンポイントで指定した方が誤差が少なくなるので、自分が通うポイント(あるいはその近く)まで対応しているのかも潮汐アプリを選ぶ上で重要なポイントとなります。
オススメの潮汐アプリは?
ここからはオススメの潮汐アプリを紹介します。
① タイドグラフBI
一つ目に紹介するのが、タイドグラフBIです。
恐らく潮汐プリの中では最もメジャーなアプリの一つで、なるフィッシュが実施した独自のアンケートでもほとんどの釣り人の方がタイドグラフBIを利用していました。
タイドグラフBIの良いところとしては、なんといってもレイアウトの見やすさ。
先ほど挙げた「潮回り」「干潮満潮時刻」「時間ごとの潮位」に加え、「潮回り」「日の出、日の入り時刻」「風の向きと強さ」「時間ごとの天気」などの情報が網羅されているにも関わらず、それらが綺麗にまとめられているので、必要な情報をすぐに収集することができます。
さらに日ごとのデータだけでなく月齢カレンダーも確認することができるので、先の釣行日を決める際にも便利です。
さらにタイドグラフBIならではの機能といえば、魚が釣れやすい時間帯を視覚化してくれているところ。
画像の☆がたくさんついている部分は潮がよく動く時間帯を示しているので、潮汐表の見方が難しいという方でも簡単に釣行計画を立てることができます。
ただし注意点もあって、画像の☆の評価はあくまで潮がよく動く一般的に釣れやすいとされる時間であり、ポイントによっては☆の少ない潮止まりでこそ良く釣れるということも普通にあるので、釣り場との相性によってはあまり当てはまらないこともあります。
ただ大抵の方にとっては釣行前に必要な情報はこれ一つで網羅できてしまうほど、必要な情報がまとまったアプリなので、これから潮汐アプリを使おうという方にはぜひオススメしたいアプリです。
② しおさいS
二つ目の潮汐アプリは、しおさいSです。
しおさいSもタイドグラフBIと同様、「潮回り」「干潮満潮時刻」「時間ごとの潮位」に加え、「潮回り」「日の出、日の入り時刻」「風の向きと強さ」「時間ごとの天気」が確認できます。
こちらは先ほどのタイドグラフBIと違って、天気や風の向きをチェックするには画面が分かれてしまうので、複数の方法を同時に確認するのは少し手間がかかります。
ただししおさいSは波に関する情報なども確認することができるため、波に関する情報も知りたいという方はしおさいSがオススメです。
天気アプリを選ぶポイント
続いて天気アプリの選び方についてです。
潮汐表にも天気を予測する機能がついていますが、基本的には天気アプリの方がより細かい時間帯まで天気を確認できたり、よりピンポイントの範囲を観測していたりすることから、潮汐アプリよりも予報が正確であると言われており、潮汐アプリとは別に天気アプリを使用している方が多いです。
天気アプリについてはどのアプリを使用しても天気、風速などの情報は確認できるのですが「どれくらい間隔で天気を確認できるのか」「予報の更新頻度」「どれくらいピンポイントの予報なのか」「レイアウトの見やすさ」を確認すると良いと思います。
オススメの天気予報アプリ
①Windy
一つ目のアプリがWINDYです。
釣り人の天気予報アプリといえばWINDYを使用している方が多く、なるフィッシュの独自アンケートでも最も使用されていました。
WINDYはチェコの企業が提供する世界の気象予報サービスで、現在世界で最も正確とされているヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)が公表しているスーパーコンピューター解析気象データやアメリカ国立気象庁が公表する気象データ等を使用しています。
1時間ごとの風向と平均風速、瞬間最大風速、気温や海水温が一目で確認できるほか、複数の情報が一目で確認できるようになっているので非常に使いやすいです。
ちなみに無料版と有料版があるのですが、有料版にすることでよりピンポイントの天気が確認できて予報の正確性が上がったり、無料版では5日先の天気しか確認できないところを10日先の予報も確認できるようになったり、波に関する予報を確認できるようになります。
おかっぱりで釣りをするなら無料版でも十分かと思いますが、漁業関係者やボートなどに乗って釣りをする方は安全対策のためにもより正確な情報が必要となるので、有料版がオススメです。
② 海快晴
二つ目の天気アプリは海快晴です。
海快晴は月額400円程度の有料のアプリではありますが、予報の精度や情報の豊富さは無料のアプリとは比べ物にならないほど充実しており、船で沖に出る人にぜひオススメしたいアプリです。
表示される情報は1時間ごとの天気、風向き等で他の無料のアプリと一見変わらないように見えるのですが
例えば波の予報だと「WRF」と「M+GMS」の2種類の予報を見比べることができます。
これの何が凄いのかというと異なる予報を見比べることで、仮に二つの予報が別々のことを言っていたとしても、二つの予報に差異が出るタイミングで風の向きや強さが変わる可能性が高いことがわかるため、早めに帰船の判断をする等危険を回避することができます。
また無料の天気予報と違って海快晴はより細かい範囲で天気を予報しているので、予報の精度が上がります。
たとえばWINDYが9km四方ごとのエリアの天気を予報しているので9km先の人と同じ天気を見ているのに対して、海快晴は2km四方ごとの天気を見ているので、予報もより的中しやすいです。
さらに一般的な天気予報アプリは地上の天気を表示しているのに対して
海快晴は沖の天気や波の情報も把握できるため、陸の天気を予報する他の天気予報アプリよりも正確で細かい情報が収集できるようです。
有料のアプリが必要な人はどんな人?
有料のアプリと無料のアプリの2種類があり、その違いについても簡単に説明しましたが、結論から言うとおかっぱり派の人は無料のアプリで十分だと思いますが、プレジャーボートなど自分で船に乗って沖に出る人や、磯釣りがメインの方は有料版の方がいいと思います。
というのも、沖の天気は陸の天気よりも誤差が大きい上に、沖や磯などは天候の変化で危険を伴うため、より正確で詳細な情報が求められます。
命に関わる重要な情報なので、釣りを長く安全に楽しむためにも、沖で釣りをする方や磯釣りをされる方は有料版のアプリを検討してみてはいかがでしょうか?
今回は釣りの情報収集で使用する潮汐・天気アプリの選び方と、オススメのアプリについて紹介しました。
事前に情報を収集してから釣りに出かけることで釣果アップにつながるので、潮汐・天気アプリを探している方はぜひ参考にしてみて下さい。