FGノットが誰でも安定した強度で結べるということで愛用者の多い第一精工のノットアシスト2.0
僕もノットアシスト2.0のユーザーで、実際に使った時となしの時で強度を測定してみたら、ノットの最低強度を底上げしてくれる形となったので、今では釣行で手放せないアイテムとなりました。
実際に強度を測定した時の様子がこちら

でも、今や物価高の影響で値段がじわじわと上がり、ノットアシスト2.0も今やAmazonで3,800円と、ノットアシスト2.0に興味があっても使ったことのない人にとっては手が出し辛い価格になってると思うんですよ。
そこで代用品がないかと探していたところ、AliExpressでそっくり商品が売っているではありませんか。

値段も950円と、本家とは比べ物にならないくらい安いです。
果してこのノットアシスト2.0のニセモノは、本家と同じように釣りで使えるのでしょうか?
ノットアシスト2.0のニセモノ、Leydun GT FG Knotのスペック

値段:950円
適合ライン:0.3号~6号
適合リーダー:3lb~70lb
サイズ:58×149×39(展開時)、57×105×39(折りたたみ時)
今回紹介するのはLeydunのFG Knotというノットアシストツール。
Leydunはアリエク釣具界隈の中では知名度は比較的高く、筆者も過去にタイラバロッド等を使用しているある程度信頼できるメーカーです。(質はまぁまぁってところ)
今回の商品については、もう隠す気もないくらいのパクりっぷりで、似てるとかいう次元ではありません。
商品自体が似てるのはよく見かけるものの、なんとパッケージまで酷似しています。
側面なんか、普通に「KNOT ASSIST2.0」って書いちゃってますし笑

本家と並べてみてもご覧の通り。

右が本家で、左がパクリ商品。
細部は変えてきていますが、もはや隠す気さえ感じられません。
本家から怒られないか、見ているこっちがヒヤヒヤします(これは怒っていいヤツ)
見た目は完全に本家ノットアシスト2.0と同じですが、果たして同じようにFGノットが組めるのか、そして同じ強度が出せるのでしょうか?
外観をチェック
まずは外観をチェックしていきましょう。
箱から取り出した様子がこちら。

サイズ感、素材共に本当に本家と同じような感じです。
横から見てみても、ラインをしっかりとロックできるようになっています。

また第一精工のノットアシスト2.0は、釣り場に持ち込むことを想定してコンパクトに折りたためるようになっていますが、今回のパクリ商品はというと

こちらも上の紐の部分を引き上げると、このようにコンパクトに変形できました。

サイズ感もご覧のとおり、全く一緒です。
そもそも第一精工のノットアシスト2.0が、シンプルな作りの割に少し値段が高いと感じていたので「これはもっと安価なパクリ商品がそのうち出てきそうだな」と思っていたのですが、やっぱりもっと安価で似たような製品が作れてしまいましたね。
ここまで似ていると同じ事ができそうな気がしてならないのですが、実際にFGノットを結んで性能をチェックしてみることにしました。
中華系ノットアシスト2.0でFGノットを組んでみた
それではノットアシスト2.0のそっくりさんで、FGノットを組んでみることにしました。
使い方は本家と全く同じで、まずはPEラインをサイドの固定具に巻きつけてセットしていきます。

反対側も同様に巻きつけてセットしたら、真ん中の固定具にリーダーをセット。

あとは交互にリーダーをPEにくぐらせて編み込んでいきます。
左右を1セットとして、14セット潜らせてみました。

ここまで見た感じ、かなりいい感じに編み込めている気がします!
編み込みが終わったので、ハーフヒッチをしてしっかり締めこみます。
この時、PEラインの色が変わるくらいまで締めこむのですが

あれ、力が入らないぞ?
そうなのです、このパクリ系ノットアシスト2.0は見た目がそっくりなのですが、本家よりも固定具のグリップ力が低いようで、ノットを締めこもうとすると固定具の部分でスルスルと滑ります。

これは実際の強度にどう影響するのかが気になるところですね。
さて、その後はハーフヒッチを10回ほど繰り返し、リーダーをカットして再度ハーフヒッチを10回、仕上げにエンドノットを結んで完成。

仕上がりはかなり良さそうに見えます。
一応、同じラインとリーダーの組み合わせて本家のノットアシスト2.0でも組んでみました。

組みあがったFGノット2.0を並べてみた様子がこちら。

上がノットアシスト2.0モドキ、下が本家ノットアシスト2.0だったかと思うのですが、正直見分けがつきません笑
同じように結べるのが分かったところで、続いて強度を測定していきます。
本家ノットアシスト2.0と強度対決!果たしてその結果は…
FGノットを本家と同じように結べるところが分かったところで、では果たして本当に本家と同じ強度が出せているのでしょうか?
そこで引張試験機を使って、実際に強度を測定してみました。
本家ノットアシスト2.0の強度を測定
まずは本家ノットアシスト2.0から測定していきます。

すると…

このPEとリーダーの組み合わせだと、6.66kgで破断しました。
3回測定して平均値を算出したところ、結果は以下の通り。
| 1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均値 | |
|---|---|---|---|---|
| 強度 | 6.66kg | 6.96kg | 6.74kg | 6.79kg |
この数値を基準に、パクリ系ノットアシスト2.0の強度を判断していきましょう。
パクリ系ノットアシスト2.0の強度は?
続いてパクリ系ノットアシスト2.0の強度の測定です。
6.5kg程度の強度が出てくれれば本家と同じと言えると思うのですが、果たしてその実力はいかに!

では負荷をかけてみると

あれ、なんかちょっと弱いぞ
試行回数が少ないとはいえ、本家の時には出なかったような低い数値…
これが本家は下振れしにくいことに定評があるため、仮に下振れでもマズいのですが、結び損ねただけなのでしょうか?
2回目を測定してみると

4.88kg
やはり先ほどと同程度の水準の数値です。
3回測定して、結果を表にまとめたものがこちら。
| 1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均値 | |
|---|---|---|---|---|
| 強度 | 4.67kg | 4.88kg | 3.52kg | 4.36kg |
3回の平均値が4.36gkとなりました。
本家ノットアシスト2.0と結果を比べた様子がこちら。
| ノットアシスト2.0 | 類似品(激安品) | |
|---|---|---|
| 平均強度 | 6.79kg | 4.36kg |
激似品と本家を比べた結果、なんと強度が2.43kgも差が出るという結果となりました。
単純にFGノットを組むだけなら少し固定は緩いもののしっかり組めたように見えるのですが、この強度の差は一体どこで生まれたのでしょうか?
本家と強度の差が出る理由
僕なりに本家と強度の差が出た理由について考察してみたのですが、やはり可能性が高いのは固定部でしっかりラインが固定できるかどうか。

FGノットでは
- いかにラインを緩めずに一定のテンションをかけて組めるか
- ハーフヒッチでしっかり締めこめるか
が強度を出すポイントだと思うのですが、恐らく前者は多少ラインのロックが緩くてもできる気がするものの、ハーフヒッチの締め込みはラインが滑ると明らかにやりにくかったので、ハーフヒッチがしっかり締めこめないのは実用では厳しいと感じました。
もしかしたら工夫すれば使えるのかもしれませんが、変な工夫なしで使える方がいいに決まっているので、実際に強度を図り比べてみて、本家の偉大さを知る結果となりました。
まとめ ノットアシスト2.0のそっくり商品はアリ?ナシ?
最後に結論ですが、ノットアシスト2.0のパクリ系はなしとの判断となりました。
たとえ値段が本家の4分の1で買えたとしても、仕上がりの強度にこれだけの差があると、やはり高くても第一精工のものを使う理由になるでしょう。
これが初めて使う人ならなおさらですし、そもそもノットアシスト2.0が何度も買うようなものでもないので、FGノットを安定して確実に結びたいなら、第一精工のノットアシスト2.0に限りますね。
他にもスナップとリーダーの結束強度なども、様々な結び方でどの結び方がよいのか実際に測定しているので、気になる方はこちらも併せてご覧ください。



















