一番強いスナップの結び方は?有名な結び方を徹底比較

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ルアーフィッシングにおいて必ずマスターしておきたいスナップの結束ですが、いろんな結び方があるので、どの結び方が一番いいのか迷ってしまいますよね?

そこで今回は、有名どころの結束方法の強度を測定して、一番強い結び方はどれなのかを実験したいと思います!

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一番強いスナップの結び方は?有名な結び方を徹底比較

実験の前提

強度を測定する前に、実験の前提を紹介します。

今回の実験は以下の前提で実施しました。

使用するリーダー

フロロカーボン25lbの画像

今回の実験で使用するのはフロロカーボンの25lbです。

通常フロロの25lbは11kg程度の負荷まで耐えられるのですが、数年前に購入して保管していたせいか劣化していたようで、9.5kg程度で限界のようです。

なのでスナップの結束強度も、9.5kgが上限となっています。

実験方法

デジタルスケールの画像

デジタルスケールとスプリットリングを使用します。

リーダーをスプリットリングに結束し、リングをデジタルスケールに引っ掛けて断裂するまで引っ張ることで、何kg程度の負荷まで耐えられるのかを計測します。

1回の実験だと結果にブレが生じるため、今回は3回計測した平均値で比較します。

以上の前提で実験を進めていきます!

その① ユニノットの強度は?

初めに計測するのはユニノットです。

ユニノットの画像

ユニノットは結び方が簡単ということで、釣り初心者の方が最初に覚える結束方法としてよく選ばれるのですが、その結果はいかがでしょうか?

ユニノットの実験結果

ユニノットの実験結果ですが、3回の平均が7.7kgということで、結束強度は81%という結果となりました。

釣り初心者が初めに覚える結束方法の強度としては、まずまずの結果ではないでしょうか。

その② クリンチノット

続いてユニノットと並んで、初心者向けとされているクリンチノットです。

クリンチノットの画像

こちらの強度は果たして…?

クリンチノットの結果

クリンチノットの実験結果は、3回の平均値が8.5kgということで、結束強度は89%という結果となりました。

先ほどのユニノットの時と結び方しか変えていないので、結び方による強度の差は間違いなく存在すると言えそうです。

その③ ダブルクリンチノット

3つ目の結束方法は、ダブルクリンチノットです。

ダブルクリンチノットの画像

先ほどのクリンチノットの強化版という立ち位置ですが、その強度はいかがでしょうか?

ダブルクリンチノット結果

ダブルクリンチノットの実験結果は、3回の平均が9.1kgで、結束強度が96%でした!

さすがはクリンチノットの強化版ということで、強度が目に見えてアップしています。

その④ 

4つ目の結び方はパロマーノットです!

パロマーノットの画像

シンプルで強いと評判のパロマーノットですが、果たしてその強度は…?

パロマーノット結果

パロマーノットの結果は、3回の平均が9.4kgで、結束強度が驚異の99%でした!

ダブルクリンチノットを超えて、現在の暫定一位です…!

その⑤ ハングマンズノット

5つ目の結束方法はハングマンズノットです。

ハングマンズノットの画像

もともとは絞首刑の時に使用されていたという怖い結び方ですが、その強度はいかがでしょうか?

ハングマンズノット結果

ハングマンズノットの結果は、3回の平均が8.1kgで、結束強度は86%でした!

トロッコノット

6つ目の結束方法はトロッコノットです!

トロッコノットの画像

こちらはジギングなどで使用される結び方のようなのですが、果たしてその強度は…?

トロッコノット結果

トロッコノットの結果は、3回の平均が7.8kgで、結束強度が83%でした!

結果だけ見るとあまり強く見えないのですが、切れたところを観察してみるとすっぽ抜けではなくて、糸の締めこまれた部分が断裂しているように見えたので、リーダーがもっと太ければ違った結果になりそうな気がします。

山本結び

最後の結束方法が、山本結びです!

実はこちらのノット、僕が初めに覚えたノットなんです。

よく「簡単だけど弱い」と言われているのですが、その強度は果たして…

山本結び結果

山本結びの結果は、3回の平均が9.0kgで、結束強度は95%でした!

強度が弱いと言われていたのですが、結び方が簡単で強度が強いとなるとかなり実用的な結び方ですね!

一番強い結束方法はどれ?

以上の実験を表にまとめてみました!

全体結果

最も強度が高かったのはパロマーノットで、結束強度は驚異の99%!

次は僅差でダブルクリンチノットと山本結びで、それぞれ結束強度は96%と95%でした。

特にパロマーノットは結び方が非常にシンプルなので、強度も高く非常に実用的な結び方だと言えます。

まとめ

今回はスナップの結束方法はどの結び方が一番強いのかを、実際に強度を測定して実験してみました!

ただ結束方法はリーダーの種類や太さによっても相性があり、条件が変わると結果が変わってきても不思議ではありません。

今回はシーバスやブラックバス、チニングなどの結束方法ということで参考にしてみてください。

こちらの実験について、動画でも紹介しているので興味がある方はこちらもご覧ください。

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