魚をランディングする時に必要なタモですが、使っているうちにタモのシャフトが折れてしまったというのはよくある話。
すがそんな折れたタモのシャフトを捨てようとしている方、ちょっと待って下さい。
実はタモのシャフトが折れてしまった場合でも、100均で売っているアイテムを使って自分で修理することができるんです。
そこで今回は、折れたタモのシャフトを修理する方法を紹介します。
折れたタモを捨てる前に!100均アイテムを使って自分で直す方法
用意するもの
用意するものは以下の通りです。
- エポキシ接着剤(2液混合型)
- 耐水サンドペーパー(今回は400番を使用)
- 糸のこ
これらのアイテムは全て100均で購入することができます。
修理の方法
修理の方法についてはざっくり説明すると以下の通りです。
- 折れたシャフトをカットする
- 先端を耐水サンドペーパーで整える
- 折れたシャフトの網側の部品からシャフトの残骸を取り除く
- エポキシ接着剤で接着する
工程としては硬化時間を除いて、1時間もあればできます。
実際にやってみた
僕も年末にシーバスを釣ったのですが、釣りを始めてからずっと使ってきたタモのシャフトを不注意で折ってしまいました。
なので今回はこちらのシャフトを例に、実際に100均アイテムを使って修理していきたいと思います。
まずはタモのシャフトの折れた部分を確認します。
先端を見てみると、上から3cm程度のところまで亀裂が入って割れてしまっているのが分かります。
このまま修理をすると、負荷がかかった時に亀裂の入った部分から簡単に折れてしまうので
亀裂の入った部分よりも1-2cm奥のところまで糸のこを使ってカットします。
力任せに切ろうとするとシャフトが折れてしまうので、軽い力で何度もギコギコしながら丁寧に切ります。
そしてカットした様子がこちら。
亀裂の入った部分は取り除くことができたのですが、断面にささくれがあり、こちらも強度が下がる原因となるので耐水サンドペーパーで形を整えます。
今回は耐水サンドペーパーの400番を使用しました。
その後、余裕があればさらに目の細かい耐水サンドペーパーで削ると仕上がりが綺麗になります。
先端がこのくらい整えばOKです。
続いてタモの網側の部分ですが
先端のパーツの内部を見ると、折れたタモのシャフトが残っています。
この状態では先ほどのシャフトをセットすることができないので、ペンチなどを使って取り除いていきます。
そのまま引っ張って取れる場合は良いのですが、もし取れない場合は
マイナスドライバーなどを使ってメリメリとシャフトの残骸を剥がしていきます。
こちらの作業は怪我をしやすいので、軍手などを使用して怪我に注意しながら作業をしましょう。
マイナスドライバーとペンチを駆使して、中のシャフトを取り除いた様子がこちら
この状態になったら、タモのシャフトをセットしてみます。
今回は折れた部分が先端に近かったのでうまくハマりましたが、入らない場合はシャフトを耐水サンドペーパーで削って太さを調整します。
サイズの調整が済んだら、接着剤で固定します。
エポキシ接着剤は2液を混ぜて使用するのですが、使い切りなので必要な分だけ取り出して混ぜ合わせます。
あとはタモのシャフトにエポキシ接着剤を塗布して
タモの先端のパーツをはめていきます。
余った接着剤はティッシュなどでサッとふき取ります。
あとはエポキシ接着剤が固着するまで待てば、完成です。
接着剤が完全に固まるのは時間がかかるので、48時間以上は触らないようにしましょう。
修理したタモのシャフトがこちら
上の手順で修理したタモのシャフトがこちらです。
修理してから半年が経過しているのですが、折れたりすっぽ抜けたりすることなく使用できています。
タモをセットしても当然、折れることはありません。
実際にタモで魚をランディングしても、問題なくあげることができています。
今回は100均アイテムを使ってタモのシャフトを自分で修理する方法について紹介しました。
タモのシャフトを捨てようとすると手間やお金もかかりますし、ゼロから道具を揃えても500円もあれば修理してまた使えるようになるので、タモのシャフトが折れてしまった方は捨てる前に参考にしてみて下さい。
ロッドの穂先が折れてしまった場合の修理の方法については以下の記事で紹介しています。