メガバスのPOP Xをインプレ!釣れるカラーや使い方を紹介

アイテム紹介

メガバス(Megabass)の代表作とも言われる超有名ルアーの「POP X」ですが、本当に釣れるのか気になっている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はそんなPOP Xのインプレや、釣れる使い方などについて紹介します。

メガバスのPOP Xをインプレ!釣れるカラーや使い方を紹介

メガバス POP Xの概要

メガバス POP X
メガバス(Megabass)
ポッパー界の伝説的ルアー
ラッキークラフト WANDER60の概要

値段:1,900円程度(Amazon)
タイプ:ポッパー
サイズ:64mm
重量:約7g
フックサイズ:#6(前後とも同サイズ)
対象魚:ラージマウスバス、スモールマウスバス、クロダイ、シーバス、ナマズ等

今回紹介するルアーは、メガバスPOP Xです。

サイズは64mm、重さは1/4oz.(約7g)の比較的小柄なポッパーです。

フックサイズは前後ともに#6のフックが標準でついていますが

フロントフックは普通のトレブルフックなのに対し、リアはフェザーフックがついています。

水中の姿勢は垂直気味です。

値段はメガバスブランドということもあって、1,900円程度と高めの設定です。

総合評価

正直、ポッパーというジャンルの中では飛びぬけて釣れるルアーだと思っています。

小柄なルアーでありながら飛距離はしっかりしていますし、誰が操作してもきれいにドッグウォークさせられるところはまさに名作です。

トゥイッチさせたときの「チュパッ」とした派手過ぎないカップ音で、他のトップ系ルアーで反応がない時でも何度も魚を釣れてきてくれました。

バス用ルアーということでラージにもスモールにも反応がいいですし

ブラックバスだけでなく、シーバスも釣れています。

夏の朝マヅメでの威力は本当にすさまじく、最近は初場所で釣りをするときや、他のトップ系のルアーを試してみて釣れなかった時の答え合わせとして使っています。

トップ系ということでルアーを操作している様子だったり、魚がルアーに食いついて水面を割る様子が丸見えなので単純に使っていて楽しいです。

食わせの力は本物なので、もしトップの釣りにトライしたい方がいればぜひともオススメしたいルアーです。

相性の良い場所

POP Xの相性の良い場所、悪い場所をまとめてみました。

  • 野池:★★★★★
  • 河川:★★☆☆☆~★★★★★

まず前提としてトップで釣る時は地形が非常に重要なので、一言で野池や河川と言っても食わせやすい場所とそうでない場所があります。

その中でも特に「流れが緩やかな場所」「シャローが絡む場所」「ベイトの寄りがいいところ」等の条件が揃うと釣れる確率がグッと高まります。

POP Xといかにも相性がよさそうなシャローとストラクチャーが絡むエリア

逆に足元の水深が1m以上のところ、流れが強いところでは釣れたことがないので使いどころを選ぶルアーではありますが、ハマった時の爆発力は強いです。

POP Xを他のルアーと比較した時の評価は?

POP Xを他のルアーと比較して点数をつけてみました。

簡単にまとめると「食わせの力に特化した、とにかく1匹釣りたい方向けのルアー」です。

それでは各項目について詳しく紹介します。

食わせの力

食わせの力に関しては文句なしの10点で、ポッパー界の中では飛びぬけています。

ポッパーはトゥイッチを入れた時にカップの部分が水を受けて「カポッ!」と音が鳴るのですが、POP Xはカップの部分に穴が空いていて水を受け流すので

一般的なポッパーとは違った控えめで自然な音で魚にアピールします。

またトゥイッチを加えた時の移動距離が短いので、短い距離をネチネチと誘えるのも誤爆の多いトップの釣りでは魅力の一つ。

特に夏の朝マヅメでの食わせの力は一級品で、風が穏やかで水面に波紋があるようなコンディションではめっぽう強いです。

飛距離

飛距離は7点で、7gという重さの割にはしっかり飛んでくれますが、軽量ルアーの域は出ないのであくまで接近戦用ルアーです。

ただシャローが絡む地形で釣れやすいことから岸際での使用が多く、飛距離で困ったことはあまりありません。

アピール力

アピール力は5です。

ポッパーの中では控えめなサウンドで、移動距離も短いためアピール力はそれほど高くありません。

ですが扱い方によっては「ポコン!」と大きな音を立てて魚に存在を知らしめることもできます。

個人的には派手な音を立てない方が釣れることが多いのでアピール力の低さは問題ではないと思っているのですが、アピール力の低さが裏目に出て水面が荒れると全然釣れないので天候を選ぶルアーだと言えます。

レンジキープ力

レンジキープ力は8点です。

トップウォーターということで常に水に浮いているので、レンジキープに関しては問題ないです。

カラーの豊富さ

カラーの豊富さ文句なしの10点で、数十種類以上あります。

実用的なカラーからコレクション用のカラーまで様々で、選ぶのが大変なレベルです。

ちなみにカラーはたくさんありますが、魚が下から見上げることから腹側の色を特に重視して選ぶとよいです。

安定感

泳ぎの安定感に関しては7点で、水面が穏やかな時は安定してアクションさせることができます。

ただし流れのあるところや、波が立っている時には上手にアクションさせることが難しく、上手くアクションしなかたり、逆に派手になりすぎたりしてしまいます。

値段

値段に関しては4点で、新品であれば2,000円にも迫る強気な価格です。

ですが非常に人気なルアーなので中古市場にも出回りやすいことや、たとえ新品であっても根がかりをなかなかしないルアーなので、値段に見合った価値は十分あると思います。

僕はよほど欲しいカラーがない限りは、中古で1,000円以下のものを狙って購入することが多いです。

釣れる使い方を紹介

釣れやすい条件について

POP Xに限らす、トップ系で魚を釣るにはルアーの操作よりも時期やタイミングなどの釣れる条件を揃えることがはるかに重要で、僕は以下の4点を意識しています。

  • 時期:初夏~晩秋(水温20度以上が目安)
  • 場所:シャローが絡むエリア
  • 天気:ベタ凪
  • 時間帯:朝マヅメ

上の4つに当てはまらなくても釣れるときはあるのですが、特に天気に関してはベタ凪以外では釣ったことがありませんし、僕の知っているポイントでは朝6時にはトップへの反応が悪くなって釣れにくくなるので、上の条件はなるべく外さないほうが無難です。

トップで魚を釣るための条件に付いては以下の記事で詳しく紹介しています。

トップで魚に食わせやすい地形について理解しておくことで、狙うべき場所がわかって釣果がアップします。

釣れるアクションについて

ポッパーは操作したルアーが見えるということもあって、ついつい連続で首を振らせてしまいたくなりますが、POP Xで魚が最も釣れるのはずばり「ルアーを止めた瞬間」。

今まで動いていたルアーが急に動きを止めた時に、下から「ガバッ!」と突き上げてくるということを何度も経験しました。

ルアーの操作自体は難しく考えなくてもOKで、動かし方がわからなければ着水後に「チョンチョン→ステイ(1秒)→チョンチョン→ステイ(1秒)→チョン×5」の繰り返しで十分釣れます。

また先ほどの「食わせの地形」を意識して、かけあがりを通過する直前や、ストラクチャーの真横であえてステイすれば、バイトの確率をグッと高めることができます。

タックルについて

実はPOP Xを扱う際にはタックルにも少し注意が必要で、軽量ルアーではありますが少し硬めのロッドを使ってください。

というのもPOP Xは自分でトゥイッチなどを加えてルアーをアクションさせるのですが、この時にロッドが柔らかすぎるとアクションを吸収しすぎてルアーに力が上手く伝わりません。

ULやLクラスのロッドだと柔らかすぎるので、ML以上の硬さのロッドが扱いやすいです。

気になるところは?

POP Xの気になるところについて紹介します。

純正フックがサビやすい

一つ目の気になるところは純正フックがサビやすいところです。

河川で使用したのですが、たった2回の使用ですっかりサビてしましました。

POP Xの純正フックはサビやすいことで有名なので、必ず使用前にフックを交換してから使用しましょう。

個人的に愛用しているのが、マルトのトレブルフックの#6です。

マルト お徳用国産トレブルフック
ノーブランド品
コスパ抜群、品質も安心の国産フック

またリアフックはフェザーフックでできているのですが、サビてしまったからと言って普通のフックを使っているとアクションを加えた時の移動距離が伸びたり、フックの存在をカモフラージュできなくなったりと釣果が落ちる気がしています。

釣具屋でフェザーフックを購入しても良いのですが、100均の材料を使って簡単に自作できます。

塗装が剥げやすい

メガバスのルアー全般に言えることですが、塗装が剥げやすいです。

魚を釣った時はもちろん、キャストミスでぶつけた時や、タックルボックスの保管中でもフックサークルで傷がつくことがあります。

風に弱い

最後に風に弱いことです。

これはトップ系の宿命でもあるのですが、風で水面が波立つと一気に釣れなくなります。

もしかしたら水面が波立っても釣る方法があるのかもしれませんが、風のある日に釣りをする場合は諦めて他のルアーを使った方がいいです。

オススメのカラーは?

POP Xを使う上で、重要だと感じているのがカラーの選択

魚にじっくり見せる系のルアーであることもあって、カラーが違うだけで食わないことも多いです。

なのでPOP Xを使う場合は、腹の色が違うものを「赤系」「黒系」「ホロ系」「」あたりを使い分けると良いと思います。

ちなみに個人的に反則カラーだと思っているのが塗装を剥いだクリアカラー

トップ系はクリアカラーとの相性が良く、キラキラとした反射やシルエットが捉えにくくなることから、僕の中では圧倒的な実績カラーとなっています。

POP Xで魚を釣ってみたい方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

今回はメガバスの代表作「POP X」について紹介しました。

高価なルアーなのですが実力は間違いないですし、トップ系ということでロストも少なく長く使えるので、夏の朝マヅメでぜひ使ってみて下さい。

メガバス POP X
メガバス(Megabass)
ポッパー界の伝説的ルアー
この記事を書いた人
なるフィッシュ

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

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