手頃な値段でありながら、夜釣りに必要な機能を高水準で兼ね備えたシーボンズの2Wayヘッドライト。
詳細なインプレは上の記事で紹介した通りで、値段を抜きにしても
- 200m先まで照らせる圧倒的な明るさ
- 化け物レベルの防水性
- 高出力の赤色ライト
と釣り用ライトに必須の機能を高水準で兼ね備えていて、機能面だけで見てもこれ以上のライトはなかなか見つからないと思っていたのですが、そんなシーボンズの2Wayヘッドライトがリニューアルしました!
今回はシーボンズ2WayヘッドライトSPEC.2の魅力や、前作との違い、実際に釣り場で使った感想などについて紹介します。
釣り用ライトの理想形!シーボンズ2WayヘッドライトSPEC.2をインプレ
シーボンズ2WayヘッドライトSPEC.2の概要
今回紹介するのはシーボンズの2WayヘッドライトSPEC.2です。
ご存知でない方もいらっしゃると思うので簡単に説明すると、こちらのライトは
- 圧倒的な明るさ
- IP66レベルの防水性
- 魚が警戒しにくい赤色ライトを高出力で出せる
- 耐久性も高い
と、釣り用ライトとして必要な機能を高水準で兼ね備えたヘッドライトです。
僕も釣り人として釣り用ライトは今までいろんなものを試してきたのですが、明るさと防水性までは兼ね備えたものは見つかるものの、赤色ライトがついたものというだけで選択肢がグッと減ってしまう上に、こちらの釣り用ライトの王様的ポジションであるオーライトのライトも
「赤色ライトを高出力で出せる」という点では満たしておらず、シーボンズのライトがいかに貴重な存在であるかがよくわかります。
前作を1年ほど前に購入してメインで使ってきたのですが、その間も釣り人の間で話題の国産ライト「ジェントスのダブルスター」を使ってみても
いいライトではあるのですが、やはりコンパクトさや高出力の赤色ライトがない点などで、シーボンズのライトと比べると霞んでしまうほど。
釣りを始めて他の方はもちろん、釣りの経験が長い方にもぜひオススメしたいライトです。
外観をチェック
それでは外観をチェックしていきます。
今作はバッテリーが2600mahのものと3350mahのものの2種類あるのですが、今回は3350mahのものを入手しました。
今作は開封するとこんな感じで
- 本体
- 携帯用ケース
- 充電端子(Type-C)
- 電子説明書のカード
- 保証登録書
の5点が入っています。
なお、3350mahのものには頭頂用ベルト(約15g)のものが付属となっているようですね。
本体は非常にシンプルで
幅9cm程度の小型の筒に、ヘッドバンドがついただけの非常にシンプルな構造。
本体の側面には電源ボタンがあり
ボタンのキャップをクルクルと回すと
Type-Cの充電用差込口が出てきます。
重さはバッテリーの種類によっても違うのですが、重い方の3350mahのモデルでもヘッドバンド込みで133gという軽さ。
長時間着用しても他のライトとの疲れ方が違います。
また素材はアルミボディでできていて、触ってみると非常に丈夫。
僕は恥ずかしながらライトを落としてしまうこともあるのですが、ボディが頑丈ということでちょっと落としたくらいの衝撃なら全然耐えるかといった印象です。
前作との違いは?
さて、ここからは前作からの変更点について紹介します。
変更点は大きく分けて3つです。
その① バッテリー容量が増えた
一つ目は前作に比べてバッテリー容量が増えています。
実は前回のバッテリーが2000mahだったのですが、今回は2600mahと3350mahということで容量が増えているんです。
それに伴い稼働時間などにも変更があり
2600mahでも赤色Highモードで2.5時間→4時間、3,350mahに至ってはどのモードでも大幅に稼働時間が長くなっています!
モードは白色か赤色のLowモードをメインで使用することになるかと思うのですが、3350mahだとそれぞれ20時間40分、18時間と夜釣りの稼働時間としては十分すぎますね。
その② ライトの出力が変更
二つ目はライトの出力が変更されたことです。
白色Highモードが1400ルーメン→1000ルーメンに下がり、赤色Highモードが110ルーメン→125ルーメンに上がっています。
これは数字だけ見ると改悪されたようにも見えるかもしれないのですが、実は前作には「1400ルーメンの白色ライトを使用すると本体が熱くなる」といった課題がありました。
ただ実際1400ルーメンは確かに明るかったのですが、強い光は魚にプレッシャーを与えてしまうため使用頻度が低いですし、実際に使ってみても1000ルーメンでも十分明るいので
- 本体が熱くなる問題を解消できた
- 稼働時間が長くなった
というメリットを考えると、トータルとして使いやすくなっていると思います。
その③ 操作方法が変更
3つ目は操作方法が変更になっています。
今までは白色ライト→赤色ライトと、一度白色ライトを経由する必要があったのですが、今作では0.8秒長押しすることで白色を経由せずに赤色ライトを点灯できるようになっています!
今まで赤色をつけるために後ろを向いたり手で押さえて水面を照らさないようにしていたのですが、直で赤色で照らせるようになったのは本当に嬉しいです…!
実際に使ってみた
ヘッドライトはやはり実際に使ってみてナンボということで、釣り場で明るさをチェックしてみました。
まずは白色のLowモードですが
こんな感じで明るすぎず、手元を照らすのにいい感じ。
続いて白色Highモード、1400ルーメンから出力が下がったということで少し不安だったのですが
え、普通に明るい
やはりヘッドライトということで釣り場までの道中など明るいライトが欲しい瞬間はあるのですが、1000ルーメンでも真っ暗闇でもかなり明るく照らせるので安心して使えます!
ちなみに前作1400ルーメンと比較してみたのですが
さすがに1400ルーメンと比較すると少し暗く見えるものの、1000ルーメンでも全く問題なく使えるので不満はありません。
むしろ稼働時間が伸びて、本体が熱くなるトラブルが軽減できたと思うと大満足です。
さて、お次は赤色Lowモードですが
こんな感じでしっかり照らせています。
Lowモードであれば他社製ライトでもあるのですが、このライトの真骨頂は赤色Highモードで
赤色ライトでもかなりの出力。
写真だとLowとの違いが伝わりにくいかもしれませんが、Highにすると水の中もチェックできるくらい明るいです!
水中を照らしてみた
さて、ここからはこちらのライトを使って水中をチェックしてみました。
まずはLowモードですが、こちらはやはり手元を照らす用ということで水の中は見にくい感じ。
続いて白色Highモードを照らしてみると
水の中がバッチリ見えます!
Highモードは流石に光が強すぎるため、実際にルアーを通すコースでは照らさないのですが、ベイトの有無くらいはサッと光を当ててチェックできますね。(当てた瞬間にベイトが散りますが汗)
続いて赤色のLowモード。
こちらも水中はボヤっと見える程度で、手元を照らす用といった感じですが
赤色Highモードは光量がとにかくすごいので、水の底までバッチリ見えました。
ちなみにこの日はベイトがいなかったのですが、前作を使用した時には
岸壁にカサゴが張り付いているのが確認できます。
通常の白色ライトではライトを当てた瞬間にサッと逃げてしまうのですが、赤色ライトでは逃げない魚も多くこのようにジッとしているのでサイトフィッシングを楽しむことも可能です。
またイカの子供にライトを当てても逃げません。
全く魚にプレッシャーを与えないわけではないのですが、このように魚にかかるプレッシャーの度合いが全然違うので、ベイトのチェックで使用するならシーボンズの高出力赤色ライトは本当にオススメです…!
防水性も桁違い
釣り用ライトには防水性も欲しいところですが、シーボンズのヘッドライトは防水性も桁違い。
釣りでは突然の雨や、波をかぶるシーンに備えて防水性が必須ですが、シーボンズのライトは釣り人のために開発されたというだけあってIP6の防水性を備えています。
ではこのIP6というのがどれくらい凄いのかというと「いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない」ということで、平たく言えば台風レベルの雨の中でも壊れないレベル
JIS定めるの防水規格によると、8段階中上から3番目と非常に高い水準です。
実際に台風レベルの雨の中で使用することはないかと思いますが、急な豪雨でも耐えられるレベルの防水性があると安心して使えますね。
※防水性のレベルとしては非常にハイスペックなのですが、メーカーに確認したところ「長時間の大雨や水中での使用は浸水の恐れがあるため推奨していない」とのことでした
コンパクトで持ち運びにも便利
シーボンズのヘッドライトですが、高性能な上に非常にコンパクトなのも魅力の一つ。
専用のケースに入れればこれだけコンパクトにまとめることができるので、旅先や出張先でもカバンの中に忍ばせれば夜釣りを楽しむことができます!
特に普段行かないような海辺の近くで、仕事終わりに夜釣りが楽しめるとなるとワクワクが止まりませんね!
2600mahと3350mahはどっちがオススメ?
今作は2600mahと3350mahの2種類ありますが、どちらを買えばいいか迷っている方もいるのではないでしょうか?
結論から言うと、圧倒的に3350mahがオススメです!
2600mahも以前のモデルよりバッテリーがアップしているのですが、正直なところ稼働時間で前作との違いがあまりないといった印象。
どちらもバッテリーが増えた分前作よりも値段が上がっているのですが、稼働時間の上り幅を考えると3350mahはとんでもなくお買い得なので、どうせ買うなら3350mahがいいかなと思います。
値段が前作よりも上がり3350mahでは7,500円程度と、知らないメーカーのものを買うには勇気のいる方もいらっしゃるかもしれませんが、品質が高いのでAmazonのレビューも5点満点中4.5点と使用者からの評価もすこぶる高いですし
購入後の箱の中にも同封されているように
- 国内のカスタマーサポートが対応してくれる
- 延長すれば最大150日の商品保証
と、万が一初期不良があっても丁寧に対応してくれます。
実際に僕もメーカーの方と連絡を取っていますが、真摯に対応してくれるので安心感があります。
今回はシーボンズの2WayヘッドライトSPEC.2について紹介しました。
値段は7,500円程度と釣り用ライトの中では中堅クラスの値段をしているのですが、機能面も十分で一度買えば長く使えるので、しっかりとした釣り用ライトを探している方はぜひチェックしてみてください!
ヘッドライトの選び方については下の記事で紹介しているので、気になる方はこちらも併せてご覧ください。