強靭&長持ち!トラステンフィッシングプライヤーを徹底インプレ

アイテム紹介

フィッシングプライヤーは魚の口からフックを外したり、リングやフックの交換で使用するため、ルアーフィッシングをする方には必須のアイテム。

同じプライヤーでも様々な商品がありますが、今回はそんなプライヤーの中でも「とにかく強度が必要な方」や「一つの道具を長く使いたい方」にピッタリなプライヤーを紹介します!

強靭&長持ち!トラステンフィッシングプライヤーを徹底インプレ

TRUSTAIN フィッシングプライヤーの概要

TRUSTAIN(トラステン)のフィッシングプライヤー
TRUSTAIN フィッシングプライヤーの概要

値段:S→2,090円、M→2,200円、L→2,596円
サイズ:S→150mm/84g、M→185mm/120g、L→215mm/160g
材質:100%ステンレス

今回紹介するのはTRUSTAIN(トラステン)フィッシングプライヤーです。

値段はサイズによっても変わりますが、MサイズならAmazonで2,200円(税込)で購入できます。

こちらのプライヤーの特徴を簡単にまとめると、他の機能を排除して

  • 魚の口からフックを外すこと
  • リングやフックを交換すること

にとことん特化したプライヤー。

全てのパーツが強度や腐食性に優れたステンレスでできているので、非常に強度が高い上にサビにくいといった特徴があります。

ちなみにステンレス製器具といえばパキスタン製が有名で、1mmのズレも許されない医療の現場で活躍しているというだけあって精密さや高い耐久性などが求められるのですが、このパキスタン製ステンレス器具の良さを釣りにも活かせるのではないかというアイデアから生まれたのが「信頼(TRUST)」と「ステンレス(STAIN)」を合わせたトラステインのプライヤーとのことでした!

実際に手元に届いてみても、本物の医療器具で使用されている包装が使用されていますし

見た目もフルステンレスで高級感がありますし、どことなく医療器具っぽさがあってカッコいい…!

高品質なパキスタン製ステンレス器具というだけあってその強度と丈夫さは本物で、大型青物を狙う方や、他の釣りでも一つの道具を長く使いたい方にオススメです。

サイズはS、M、Lの3種類あります。

それではトラステンのフィッシングプライヤーの魅力について、詳しく見ていきましょう。

魅力その① 圧倒的な強度

一つ目の魅力が圧倒的な強度です。

実はトラステンのフィッシングプライヤーは構造に「ある秘密」があるので、他のプライヤーには出せない強度が実現できます。

まず一般的なプライヤー。

こちらの構造をよく見てみると、「二枚の金属を重ねて、金具で止める」といった作りをしています。

この構造のメリットは生産効率が良くコストを抑えられることなのですが、強い力がかかると歪んだりねじれに弱かったりといったデメリットがあります。

なのでシーバスフィッシングで使用するリング程度であれば問題なく使えるのですが、例えばサワラ等で使用されるスプリットリングを開こうとすると

写真のようにプライヤーの先端が歪んでしまって力が伝わらないことがあります。

一方、トラステンのフィッシングプライヤーはと言いますと、表を見ても

反対側を見ても、ネジのような部品は見当たりません。

ボックスジョイント構造を採用しているトラステンのフィッシングプライヤー

というのも実はトラステンのプライヤーは「ジョイントボックス構造」という特殊な形をしていまして

片方の金属に穴が空いていて、もう一方を穴の中に差し込むような構造をしています。

これにより一般的なプライヤーと違って結合部分が両面から挟み込まれるような形になるので、強度が高く、ねじれにも強くなっているようですね。

試しに先ほどのプライヤーで開けなかったスプリトリングを開いてみても

余裕で開くことができました。

ボックスジョイント構造は生産コストが高くなるというデメリットはあるのですが、その分一般的なプライヤーには出せない強度が出せるので、特に大型青物等の強度が必要な釣りをする方にはオススメです!

魅力その② とにかく丈夫で長持ち

二つ目の魅力はとにかく丈夫で長持ちだということ。

どれくらい長持ちかというと、Amazonでトラステンのプライヤーの口コミに「前のモデルだけど8年間使っている」といった旨のコメントがあるほど。

トラステンのプライヤーが丈夫で長持ちなのにも実はちゃんと理由があります

一つ目がステンレスという素材の強さ

ステンレスは身近な金属の中では

  • 強度が高い
  • 耐食性がある(腐食やサビに強い)

といった特徴があり、全てのパーツがこのステンレスでできているので丈夫だという訳です。

続いて二つ目が、他の機能を排除しているから

個人的にはこの影響も大きいと思っていて、一般的なプライヤーといえば先端に切れ味抜群のラインカッターがついていたり

安全対策用のロック機能がついていたりするもの。

ですがトラステンのフィッシングプライヤーにはこれらの機能は全くと言っていいほど備わっていません。

普通に考えればこれらの機能がない分劣っているようにも見えるのですが、実はこれらの機能を排除したからこそ得られるメリットがあります。

というのも機能が増えればその分パーツも増えるので、それらを何らかの方法でくっつける必要があるのですが、この結合部分こそが故障などのトラブルのもとになりやすく結合部分から折れたりサビたりしてしまうことがあります。

一方、トラステンのフィッシングプライヤーは恐らくパーツの数が二つと極端に少ないので、構造的にトラブルが起きにくいのです。

たくさん機能がついているのは便利な時もあるのですが、強度の面や長く使うことを考えるとシンプルである方が都合が良いので、作りがシンプルだからこその魅力であると言えます。

その他の魅力を紹介

トラステンのフィッシングプライヤーの最大の魅力といえば強靭さと丈夫さの2つなのですが、他にも魅力があります。

まず先端が長いので、魚の口から安全にフックを外せるということ。

一般的なプライヤーと並べてみても、少し長い気がします。

実際に釣りで使ってみたのですが、先端が長いことによって魚が多少暴れてもフックが手に刺さるリスクが低く、安心してフックを外すことができました。

トラステンのプライヤーで魚の口からフックを外す様子

またグリップの部分が握りやすいようにデコボコとした形状になっているので、手のおさまりも良く使いやすいです!

気になるところは?

ここまでトラステンのフィッシングプライヤーの良いところについて紹介したところで、気になるところについても紹介します。

その① 他の機能がない

一つ目は他の機能がないことです。

上でも紹介しましたがトラステンのフィッシングプライヤーは他の機能を排除して強靭さや丈夫さを手に入れているので、一般的なプライヤーのように安全対策のロックや切れ味抜群のラインカッターはありません

一応ラインカッターはあるのですがPEラインには対応していないので、例えばラインを切る時はラインカッターを別で持ち歩く必要があります

その② プライヤーが常時開いている

二つ目はプライヤーが常時開いてしまうことです。

安全対策のロックがないせいで、Lは少し構造が違うのですが、MとSでは常にプライヤーが開いた状態となっています。

ですがこちらについてはケースに入れて持ち歩けばよいだけの話で

セリアのアウトドアコーナーで売っているハサミケースを使えば持ち運びに非常に便利。

サイズも一番大きいLサイズで問題なく使用できました。

また同じくセリアで売っているワイヤー入りのスパイラルコードを使えば

必要な時にサッと取り出せる上に、落下防止にもなって非常に便利です。

また細かいところだと他のプライヤーに比べてフルステンレスということで重く感じるかもしれませんが、プライヤーを常に手で持ち歩くことはないので、それほど気にならないかなと思いました。

サイズについて

トラステンフィッシングプライヤーのサイズについて紹介します。

冒頭で紹介した通り3種類ありまして、それぞれの特徴をわかりやすく表にまとめてみました!

種類本体サイズ重量適合リング値段
S150mm84g#2~#52,090円
M185mm120g#3~#82,200円
L215mm160g#5~#92,596円

適合リングの表記が正しいのか実際に試してみたのですが、概ね表記通りで間違いないです。

たとえばSについて試してみたところ、適合リングは#2~#5なので#1のリングを試してみたら、ギリギリできなくはないものの使いにくいといった感じでした。

ただしLサイズについては#5~#9となっているものの、#4のリングでも問題なく使えました!

また用途のイメージとしては

  • S:バス、シーバスフィッシング用
  • M:ボートシーバス、中型青物用
  • L:大型青物用

といった感じで選べば快適に使えると思います!

購入を検討している方はぜひサイズ選びの参考にしてみて下さい。

メンテナンスについて

最後にメンテナンスについて。

こちらのプライヤーはステンレス製でサビに強いとのことですが、塩がみはどんなアイテムでも防げないので、海で使用した後は水洗いして乾かす必要があります。

また動きを良くするためにも、ミシン油をジョイント部に注油すると快適に使用できるとのことでした。

ミシン油について知らなかったので調べてみたところ、どうやらミシンなどの精密機械に使用する粘度の低い油とのことだったので、恐らくダイソーで売っている万能油やリールメンテナンス用のオイルでも問題ないかなと思います。

長く使えるアイテムということで気になったのでメーカーの方に何年くらい使えるのか尋ねてみたところ、具体的な年数はわからなかったものの「メンテナンスをしっかりすれば数十年使えることもあるのでは?」とのことでした。

一つのアイテムを使い込んでみるというのも楽しいものなので、僕もどれだけ使えるのかぜひ試してみたいところです。

今回はトラステンのフィッシングプライヤーについて紹介しました!

他のプライヤーのようないろんな機能はないものの、シンプルが故の強靭さや丈夫さがあるので、気になる方はぜひAmazonでチェックしてみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人
なるフィッシュ

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

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