高い防寒性能と手頃な価格で人気を集めている、ワークマンの「XShelter(エックスシェルター)」シリーズ。
そんなXShelterから、従来の断熱αの約2倍もの断熱性能を持つ新素材「断熱Ω(オメガ)」を採用した本格的な雪国仕様のアウター「XShelter断熱Ωプレミアムハイロフトダウン」が登場しました。
「ワークマン史上最も暖かいアウター」として位置づけられていますが、果たしてその実力はどれほどのものなのでしょうか?
今回はワークマンの新製品発表会で実際に試着してきたので、商品の特徴や着心地、気になったポイントについて詳しく紹介します。
XShelter断熱ΩPREMIUM GIGA PUFFハイロフトダウンのスペック

値段:15,000円(ジャケットのみ)
管理番号:36310
防水性:耐久撥水
断熱グレード:5.5(ワークマン現行最高レベル)
サイズ:M、L、LL
今回紹介するのはワークマンのエックスシェルター断熱Ωプレミアムギガパフハイロフトダウンです。
こちらはこの冬の目玉商品の一つで、ワークマン内で暖かさを示す断熱グレードでは最高の5.5と、「ワークマン史上最も暖かい防寒着」として位置づけられています。
最大の特徴はやはり生地にワークマンの新素材XShelter「断熱Ω」を使用していることと、圧倒的な綿の量で、-30度の環境下にも対応とのこと。

それではその暖かさの秘訣や、着用した感想等について紹介します。
XShelter断熱Ωって?
やはり最大の特徴は、生地にXShelterシリーズの新素材「断熱Ω」を使用していること。
従来のエックスシェルター断熱αが軽さと断熱性、断熱βが断熱性とストレッチ性に優れていたのに対し
断熱Ω:αとβの優れた特徴を持ち合わせた上位素材
といった立ち位置のようです。
具体的には断熱αの2倍の断熱性を持ちつつも、断熱α・βよりも優れた透湿度、他にも
- 光吸収発熱
- 衝撃吸収
- 静電気軽減
- 消臭機能
など、α・βにはない多数の機能を持ち合わせているとのこと。

防寒瀬能については素材単体で-15度に対応し、綿などの素材と組み合わせれば-30度にも対応しているとのことで、もはや寒冷地以外の地域では完全にオーバースペック。
まさに雪国を意識した本格的な防寒ウェアですね。
構造に隠された暖かさの秘訣
また素材だけでなく、XShelter断熱Ωプレミアムギガパフハイロフトダウンはアウターとしての構造も非常に優秀です。
まずは綿の量ですが、これがとにかくヤバい。

試しに腕の部分を掴んでみたんですけど、これもうアウターじゃなくて布団ですよ。
実際に担当者の方に話を聞いたところ、本当に布団に近い製法をしているようで、これだけ空気を択割れられれば暖かくないはずがないですね。
ちなみにこのようなダウンは、つなぎ目の部分(ステッチ)の部分が冷気が浸入するコールドスポットになっているようなのですが

腕の内側の部分では、敢えてこのステッチの位置をずらすことによって、コールドスポットをなくしているらしいのです。

そのためつなぎ目の位置でも綿が必ず入るようになっていて、冷気が浸入しにくいという訳ですね。
またアウターといえば、ファスナーの部分から冷気が入ってくるというのはよくある話。
ですがハイロフトダウンはフラップでファスナーを覆っているだけでなく

なんとフラップの部分にも断熱Ωを使用。
断熱Ωは熱の遮断率が非常に高く、この断熱Ωでファスナー部分からの冷気の侵入を防いでくれます。
また注目してほしいのが、この首のドーナツのようなクッション。

これはダウンチューブと呼ばれるものらしく、首元の隙間を埋めることで襟からの冷気の侵入を防いでいるようです。
と、このように断熱Ωの断熱性が高いのは当然のこと、断熱Ωのみに頼らず構造面でも冷気の侵入を防いでいるからこそ、氷点下30度でも適応したアウターが誕生したとのことでした。
XShelter断熱Ωプレミアムギガパフハイロフトダウンを実際に着用してみた
それでは実際にXShelter断熱Ωプレミアムギガパフハイロフトダウンを着用してみました。

着用すると雪国仕様らしい、ふかふかとしたかさのあるシルエットと、太ももまである長めのデザイン。
まるで布団に包まれているような感じがして、じんわりと暖かい感じがします。
ただ不思議なのが、これだけしっかりしたアウターを着たら汗をかくほど暑いのかと思ったのですが、10月の室内でもしばらく着れそうなくらいに着心地がいいのです。
通気性も良くて蒸れも感じないので、これが断熱Ωの「体の環境を一定に保つ力」なのでしょう。

首元のダウンチューブが隙間を埋めてくれるので

上まで締めた時の密着感がヤバいです。
これは冷気はまず入らないですし、体の熱も蓄えられるだろうなという感じ。
ただこれだけしっかりとしたアウターを着たら、さぞ重いのだろうなと思ったのですが

ウェア自体の重量は着てみるとかなり軽く、ファッションブランドのダウンよりも軽いです。
腕の曲げ伸ばしに関しても厚手のダウンとは思えないほど動かしやすかったです。
どうやら腕の部位によって綿の量を調整しているらしく、肩の方は厚めに綿を入れて、間接付近は減らしているとのことでした。

暖かさは感じつつも、蒸れる感じは全然しないですし、ウェア自体も軽くて動きやすいので、長時間着用しても肩凝りすることはあまりなさそうに思えます。
気になるところ・注意点
続いてXShelter断熱Ωプレミアムギガパフハイロフトダウンの気になるところや注意点について紹介します。
防水ではなく”耐久撥水”
アウターとしての性能は間違いなく優秀なXShelter断熱Ωプレミアムギガパフハイロフトダウンですが、注意点があるとすれば「防水ではなく耐久撥水」であるということ。
どちらも生地が水を弾くのは同じですが、圧力がかかった時に耐久撥水は中に水が染みてしまうので、強い雨や長時間の雨に晒されるとウェアの内部まで水が浸入してしまいます。

そもそも着心地の軽さや通気性は防水性とトレードオフの関係にあるようで、もしXShelter断熱Ωプレミアムギガパフハイロフトダウンを防水の生地で作っていたら、もっと着心地が重く硬くなってしまうとのこと。
もし釣りのシーンで使用する際は、雨が降るとわかっている日に使用するのではなく
- 晴れの日のおかっぱり
- ワカサギのドーム船
といった状況で使用するのが良さそうですね。
ただし今回は購入を見送り、その理由とは?

ワークマン最高の暖かさを誇り、構造面でもしっかりしていたXShelter断熱Ωプレミアムギガパフハイロフトダウンですが、今シーズンは僕は購入を見送ることに決めました。
アウターとしての暖かさや性能は非常に魅力的だったのにも関わらず見送った理由、それは
寒冷地以外では明らかにオーバースペックだから
なのです。
そもそもこちらのウェアは氷点下の気温を想定したもので、もし寒冷地以外の地域で使うとしたら重ね着をしなかったとしてもせいぜい厳寒期の1-2月しか出番はないでしょう。
断熱Ωシリーズの実物を見た身としては「本格的な雪国用」といった印象を受けたので、ガチすぎて購入を見送るというのは最大の誉め言葉ですね(笑)
購入方法や発売時期は?
最後にXShelter断熱Ωプレミアムギガパフハイロフトダウンの購入方法や時期について紹介します。
まず購入方法についてですが、店舗購入もオンラインの予約販売も行っています。
ただしカラーについては注意点があって

カラーは全部で、シルバー、ブラウン、ブラックの3色あるのですが、ブラウンに関してはワークマンカラーズ限定のようです。
またシルバーのカラーはワークマン、ワークマンプラス限定カラーのようで、もしブラック以外のカラーが欲しい方は注意が必要ですね。
続いて発売時期についてですが、実は展示会に合わせて発売を開始しているとのこと。
僕が確認した限りだと、既にワークマンオンラインストアではブラックとシルバーのLに在庫があるだけで、他のサイズは売り切れてしまったようです。

ちなみにオンラインは到着までにラグがあるので
- 時間がかかっても先に抑えたい人→予約販売
- すぐに実物が欲しい人→店舗購入
がいいかと思います。
今回はワークマンから登場した最強アウター、XShelter断熱Ωプレミアムギガパフハイロフトダウンについて紹介しました!
釣りで使うなら防水性は懸念点ではあるものの、暖かさは雪国でも使えるレベルなので、気になる方はぜひワークマンで探してみてください。
他にも断熱Ω製品のレビューをしているので、気になる方はこちらも併せてご覧ください!

