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産卵期を迎えたイソメ類をシーバスが荒食いする一大イベントのバチ抜けが今年もやってきました!
なるフィッシュでもバチ抜けに関する投稿は何度か紹介してきましたが、今回はバチ抜け釣行に関する事前準備などの方法を紹介したいと思います。
バチ抜け釣行の雰囲気をつかんだり、事前準備の際の参考にしてみてください。
事前準備が大事!2022年バチ抜け釣行のすゝめ
日程選びのポイント
バチ抜け釣行において、最も大事といっても過言ではないのが日程選び。
当然のことながらバチが抜けている日に行かなければならないのですが、バチ抜けは様々な要素によって左右されるのでバチ抜けの日に釣り場に立つこと自体が難しかったりします。
ただバチ抜けには起こりやすい条件があり、その条件知っておけばバチが抜けやすい日をある程度予想することができます。
その条件が「大潮や中潮など潮が良く動く日」かつ「満潮時刻が日没後」であること。
下の表は東京湾で1-2月に大潮、中潮の日で、かつ満潮時刻が18時半以降の日をピックアップしたものです。
満潮時刻は地域ごとに異なるので、自分の地域の潮汐表を見ながら上記の条件がそろう日を狙うとよいでしょう。
釣り場によってバチ抜けの時期が異なる
バチ抜けの時期は釣り場ごとに異なり、隣の川でバチが抜けていても隣接した川で同じ時期にバチが抜けるとは限りません。
潮が良く動く日で満潮時刻が日没後の日を狙うだけでなく、釣行前に事前にそのポイントのハイシーズンがいつか調べておくとよいです。
メジャーなポイントであればTwitterなどで釣果情報が上がっているので、昨年のバチ抜けが起こった時期を調べることができます。
魚が戻ってきているか
またバチが抜けていても魚が川に遡上していないケースもあるので、バチが抜けたかどうかだけでなく、きちんと釣果に結び付いているか調べることも重要です。
今回、僕が釣行日を決める際には昨年度の釣果に加えて、一つ前の潮回りや前日の潮回りを確認することで釣れそうな日を予想してから行きました。
バチ抜け釣行の様子
上記の情報収集をもとに、実際に河川にバチ抜け釣行に行ってきました。
イソメ類は遊泳力が低く川の流れを利用して海に下るため、勝負は満潮時刻を過ぎて潮が下げに転じてから。
ですが、バチ抜けは普段より釣り人が増えるため少なくとも満潮時刻の1時間前には入ります。
現地に到着したらバチ抜けが起こるまでに時間がかかるので、ベイトの様子や流れが溜まりやすい場所などをチェックする時間に充てました。
この日はイナッコらしき小魚と、それらを追い回すセイゴのボイルがあり雰囲気はよさそう。
満潮時刻になっても川の流れが海→陸だったのですが、下げ止まりになった途端ににぎやかだったセイゴのボイルもなくなります。
状況が変わったのは満潮から1時間後。
潮が動き始めたタイミングで先ほどのセイゴとは違った大きな魚のボイルが始まりました。
川の流れに乗せるように上流にルアーをキャストし、川の速度に合わせてゆっくりとルアーを巻いてきます。
すると同行者にシーバスがヒット!
コンディションの良い60cmのシーバスでした。
このヒットをきっかけにシーバスが連発!
ルアーはシンキングペンシルのワンダー80や、ダイワのスライなどフラフラと動くルアーにアタリが集中していました。
その後、満潮から2時間立ったころにシーバスのボイルとアタリがピタっと止みました。
その後、キャストしたルアーのフックに何かが絡んできたので見てみるとバチが。
バチの繁殖シーズンということで、オスのバチが精放しています。
その後、10分もすると川にバチが沸いて釣りどころではない状況に…。
これだけバチが沸いていると、本物のエサが多すぎてルアーを見つけてもらえないので撤収としました。
バチ抜けの時期はバチが抜けていればよいという訳ではなく、多すぎても釣れないというのが難しいところですね。
今回はバチ抜け釣行の事前準備について紹介しました!
バチとシーバスがいるタイミングで釣りをするというシンプルなことですが、事前準備をしないとなかなか難しいので、これからバチ抜けシーバスを体験したいという方はぜひ参考にしてみてください。