白身魚で上品な旨味のあるシーバスですが、釣れたところの水質によっては臭みがあるので、臭いのケアは必須ですよね?
そこで今回は、薬味や酒を用いてシーバスの臭いを抑えつつ、素材の旨味を生かしたシーバスの酒蒸しのレシピを紹介します!
薬味の力で臭いを軽減、シーバスの酒蒸しのレシピを紹介!
調理の前に
シーバスは釣れたところの水質によって臭みの程度が変わるのですが、個体によってはどうしても臭みが強くて調理法ではごまかせないことがあります。
釣れたシーバスを持ち帰って食べる時は、以下の点を確認してから持ち帰るようにしてみましょう。
※この方法でも臭みのある個体を100%避けられるわけではありません
- 体表の臭いを嗅いでみて、ケミカル臭のする個体は避ける
- 海で釣れたシーバス以外は避ける
- 体色が黒ずんでいる個体は避ける
上記のポイントに気をつけながら、今回は河口で釣れた40cm程度のシーバスを持ち帰って食べることにしました。
シーバスの酒蒸しのレシピを紹介
それではシーバスの酒蒸しのレシピを紹介します。
◆シーバスの酒蒸しのレシピ
シーバスの切り身:1尾
ショウガ:15g程度
紹興酒(料理酒でも可):100cc
ごま油
昆布…3欠片
ネギの白い部分…5cm
ネギの青い部分…3-4本
醤油…大さじ1杯
オイスターソース…大さじ1杯
お酢…大さじ1/2杯
胡麻油…大さじ5杯
まずはフライパンに昆布を敷き、その上にショウガを半分、ネギの青い部分、シーバスの切り身を乗せます。
その上から紹興酒を注ぎます。
薬味だけでも臭みの軽減につながるのですが、お酒はアルコールが蒸発する時に、一緒に臭み成分を揮発させてくれるのでさらなる臭みの軽減が期待できます。
後は上から残りの半分のショウガを乗せて、蓋をして10分程度蒸らします。
蒸らしている間にネギの白い部分を切ります。
まずは5cm大にカットしたネギを上の写真のように半分にカットして
写真のように板状になるように伸ばしたら
縦にスライスして、白髪ねぎを作ります。
酒蒸しは10分経ったら蓋を開けます。
この時にショウガやネギなどの薬味の香りがブワッと広がって食欲をそそります。
次にオイスターソース、醤油、お酢を加えます。
ソースがなじんだら火を止めてお皿に盛り付け、上から先ほどの白髪ねぎをかけます。
ここまで終わったら、フライパンにごま油を入れて煙が出るまで熱して
先ほど盛り付けたシーバスの切り身に、アツアツの胡麻油を注ぎます。
熱したごま油がジュワーっと音を立て、部屋中にごま油の香りが立ち上ります。
これでシーバスの酒蒸しの完成です。
シーバスの酒蒸しをいざ実食
それでは出来上がったシーバスの酒蒸しを食べてみます。
まず香りですが、ネギやショウガ、そして熱したごま油の香りでシーバスの臭みは全然感じません。
試しに一口、口に運んでみると…
これは旨い!
白身魚の旨味に中華ベースのタレが合わさって美味しいですし、ショウガやネギなどの薬味の香りがなんとも堪りません。
また上からかけた白髪ねぎがアクセントになって、なんともいい働きをしてくれています。
紹興酒、ショウガ、ネギを使ってこれ以上ないほどに臭み対策をしているので、臭みも全然感じられませんでした。
今回はシーバスの酒蒸しのレシピを紹介しました!
臭みの軽減の他に、純粋に白身魚を美味しく食べる為にぴったりの調理法なので、シーバスを食べてみようという方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?