「バゼルの偽物」は釣れる?格安の中華ルアーを本家と比較してみた

アイテム紹介

エビパターンのバス釣りでめっぽう強いイマカツアベンタクローラーバゼル

ただ巻きすると水面をパチャパチャと高速で滑るように動き、エビパターンや虫パターンでめちゃくちゃ釣れることから、一時期は買えないくらい品薄になったほどの超人気ルアーです。

アベンタクローラーバゼルの詳しいインプレ記事はこちら

アベンタクローラーバゼルのインプレ 実際に使って分かった強みと弱点

今は人気もひと段落して普通に買えるようになったんですけど、人気ルアーということで値段が1個2,500円くらいと結構高いんですよね…

というので、メルカリやAmazonで少しでも安いものを買おうと思って調べていると、こんな感じのルアーを見つけた方もいるのではないでしょうか?

そう、バゼルの偽物ルアーです。

巷だとこの偽バセルがたくさん出回っているようで

  • 中華風バゼル
  • バゼル風ルアー
  • バゼルのパチモン
  • バゼルのにせもの

などなど、ほんとにたくさんのバリエーションが存在します。

個人的にはぜひ本当のバゼルを使ってほしいと思っているのですが

「本物は高いし安いやつで確かめてから使いたい」という方もいるはず。

そして僕自身もバゼルが大好きなだけに、本物と同じくらい釣れるのかがきになってるんですよ笑

そこで今回は、実際にバゼルのニセモノを購入して本家との違いについて詳しくチェックしていきます。

偽バゼルことDORAGON FLY(ドラゴンフライ)とは?

DRAGONFLY(ドラゴンフライ)のスペック

値段:660円程度
長さ:80mm
重さ:6.5g(フック、リング含む)
商品ページ(AliExpress):https://s.click.aliexpress.com/e/_c3WbaEF5

今回紹介するのはDRAGONFLY(ドラゴンフライ)です。

恐らバゼルのニセモノの中でも最も知名度が高いキャラで、見た目もサイズも完全にバゼル。

ちょっと似ている、程度の商品ではありません。

スペック上では本家と同じ80mmで、重さは本家よりも0.3gほど軽い6.5g。

今回はAliExpressで購入したのですが、通常660円ほどのところがセール価格で1個150円になっていました笑

噂では「本家と同じくらい釣れる」「動きも変わらない」とのことですが、果たして本当なのでしょうか?

僕は今シーズン、バゼルをみっちり使い込んでみたので、その感覚とどこが違うのか検証していきたいt思います。

本家と見た目の違いをチェック

まずは本家と外観を見比べてみましょう。

並べた様子がこちらなのですが、みなさん、どっちが本物かわかりますか?

これ、正解は左がニセモノで、右が本物です。

もう憎たらしいくらい似ていますよね汗

サイズ感も全く同じ。

今回は敢えて、手持ちの本物のバゼルと同じようなデザインを選んでみました。

もうぱっと見で見分けがつかないじゃないですか。

では裏側も見てみましょう。

まず本家ですが、フックの側にもトンボが書いているのに対して

ニセバゼルも、きっと一緒なんだろうなと思っていると

「え、全然ダメじゃね?」

え、だってこれトップウォータだよね?

魚から見えるのはフックのついた面だよね?

なのにプリントされているのは上側だけ。

失礼だけどこれ作った人、絶対何も考えてないじゃん…

これは完全に人を騙すためだけのプリント。

騙すのは魚だけにしてくれよ…

このプリント一つで、本家が大好きな僕の見る目が一気に厳しくなりました

ちなみにフックは本家のバゼルがBKKSPEAR#10がついているのに対し、DRAGONFLYはよくわからない無名のフック。

針先は触ってみると使えないこともないのですが、誤爆の多いトップウォーターのフックは鋭さが命なので交換は必須。

ちなみに重量も念のためチェックしてみました。

まずは本家のイマカツのアベンタクローラーバゼル。

こちらが本体のみで6.03gなのに対して

ニセバゼルことドラゴンフライは

5.66gでした。

空気抵抗の大きいルアーですし、そもそもの重量が軽いので、これが飛距離に影響するのかどうかは気になるところですね。

動きを確認!

ルアーといえば重要なのがそのアクション。

どれだけ見た目が似ていたとしても、アクションが違って全く釣れないというのを何度も見てきました。

さて、今回のニセバゼルはどうなのでしょうか?

本家バゼルの動きをおさらい

まず本家のアベンタクローラーバゼル。

バゼルの釣れるアクションや使いどころについては過去のインプレ記事を見てほしいのですが、まずはバゼルの代名詞とも言える高速巻き

水しぶきを上げてパシャパシャと泳ぎます。

やっぱこれだよな、この高速で水面を滑るような動きが唯一無二の動きなんだよ。

続いて中速巻き

こちらは水しぶきを立てない程度の速度で泳ぎます。

バゼルの基本アクションなので、せめてニセバゼルを実践投入するならコレができないと話になりません。

最後に低速巻き

わずかに弱々しい波紋を立てるだけで、これが虫パターンの時に効く動きなんですよ。

他にもトゥイッチ、シェイクなども組み合わせて使うんですけど、まずは基本3スピードの早巻きをチェックしてみましょうか。

ニセバゼルの動きを確認

それではニセバゼルの動きをチェックしていきます。

さて、似ているのは外見だけなのか、それともアクションまでコピーしているのか!

まずは高速巻きで試してみると

「え、普通にできとるやんけ」

これは想像以上の動き…

こういうのってだいたい、見た目は似ているけど高速巻きにすると泳ぎが破綻するっていうのがお決まりじゃないですか

全く破綻しないかというと、あまりにも早すぎたり、ダウンに投げると破綻しがちなんですけど、本家の90%くらいのスピードなら普通に高速巻きできますよ

続いて中速巻きを確認してみると

これも普通にいい動き。

単に同じ速度で巻けるだけじゃなくて、動きも本家と見分けがつかないくらい似てるんですよ。

多分、魚から見てもかなり近いんじゃないでしょうか。

でも、でもまだ低速巻がある。

低速で動かなければ、やっぱり本家にはかなわないなってなるもんな。

「これもめっちゃいい引き波…」

これはダメだ、本当にダメなヤツだ。

今までバゼルを使ってきて、流れや風の中のコンディションで「これなら釣れるだろ」ってアクションがあるんですけど、それがニセバゼルで出せちゃってるんですよ…

他にもトゥイッチを入れてみても、その場で大きくネチネチと誘えますし

ラインを揺らすイメージでゆすった時に、ルアーを中心に出る弱々しい波紋。

これは本当にヤバすぎます。

当然、本家で同じことはできるんですけど、半額以下で同じことができてしまうのがヤバすぎますね。

泳がせて気づいた、本家バゼルとニセバゼルの違い

本家バゼルとニセバゼル、泳がせたときの動きはほぼイコールと言ってもいいくらいなんですけど、水に浮かべている時にあることに気づいたんですよ。

それが浮き姿勢の違い。

本家のバゼルは浮き姿勢が立ち気味なのに対して

ニセバゼルことドラゴンフライは水平浮きなんですよ。

これに関しては一長一短といった感じで

立ち気味のメリットとしては

  • 後方重心で飛距離が伸びやすい
  • バイトがあった時にフックが吸われやすい(浮力がないから)

というものがありますが、逆にデメリットとしては

  • 泳ぎの立ちあがりが悪くなりがち
  • ステイした時に見切られがち

といったものがあります。

ドラゴンフライは水平浮きなので、確かに動きの立ち上がりやステイした時のアクションはすこぶるいい。

これが魚を前にしたときにどう機能するのかが楽しみですね。

飛距離を測定してみた

ルアーといえばアクションの次に大事と言っても過言ではない飛距離。

ということで、本家のバゼルとニセバゼルことドラゴンフライを同じタックルで投げ比べてみました。

使用したタックルはロッドがKINGDOMのKOⅢで、リールがPURELUREのCHEETAH DCです。

まずは本家バゼルをキャスト

まずは本家のバゼルをキャストしていきます。

バゼルの本来の飛距離は25m程度ですが、この日は逆風が吹いていてあまり良くないコンディション。

ではキャストしてみると

1投目は19.2mでした。

3回キャストした結果と平均値がこちら。

1回目2回目3回目平均値
19.2m17.6m21.9m19.6m

ドラゴンフライの飛距離を測定

続いてドラゴンフライを同じタックルでキャストしていきます。

すると

1回目は19m。

キャストした感じも、なかなか本家に近く同じくらい飛んでいそうな予感。

3回キャストした平均値がこちら。

1回目2回目3回目平均値
17.4m19.0m18.4m18.3m

それぞれの平均値を比較すると

本家バゼル:19.6m
ニセバゼル:18.3m

という結果となりました。

風の影響、誤差と言えなくもないですが、

この重さのルアーで1.3mというのはなかなか大きな差とも言えるので、恐らく実力差と見て良いでしょう。

飛距離は1.3mほどですが、本家バゼル優勢との結果となりました。

本家バゼルと偽バゼルの違いは?

続いて本家バゼルと偽バゼルの違いをピックアップしてみました。

重複するものもありますが、大きく分けて

  • 標準フック
  • 浮き姿勢
  • 耐久性

が挙げられます。

標準フック

一つ目は標準フックが違うこと。

本家のバゼルはフッキングにも相当こだわっているので、細軸で刺さりのいいBKKのSPEARを使用しています。

一方、ドラゴンフライはよくわからない少し太軸フック。

再三書きますが、トップウォーターはとにかくフッキングが命なので、そのままでも釣れるとは思いますが、偽バゼルを使うときはフックを本家と同じSPEARを使った方がいいと思います。

BKK SPEARを実釣レビュー|FANGSとの違いや細軸フックの実力を徹底検証
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浮き姿勢

続いて浮き姿勢について。

これも上で少し触れましたが、浮き姿勢が変わることでアクションや飛距離などに影響が出ます。

正直、一長一短なのでどちらがいいとは言えませんが、トップウォーターのルアーにおいてこれはかなりの違いです。

現時点では偽バゼルで魚を釣っていないので断言はできないのですが

本家バゼル:飛距離が出やすい、フッキングしやすい
偽バゼル:泳ぎの立ち上がりがいい、ステイさせたときに見切られにくい

といった特徴があるのではないかと予想しています。

耐久性について

最後に耐久性について。

これは実際に試したわけではないのですが、一般的に偽バゼルは本家よりも耐久性が低いと言われています。

これはけっこういろんなところで言われていて、具体的には「壁にぶつけたらボディが割れた」「羽がすぐに割れた」といったコメントがちらほら。

僕は偽バゼルはまだ壁に当てたことはないのですが、本家は何度も壁に当てても今も現役で生き残っているので、耐久性については恐らく本家の方が高いのではないかと思っています。

【まとめ】偽バゼルは釣れる?

さて、この記事のまとめです。

時期などの関係もあり残念ながらまだ偽バゼルでは僕は魚を釣っていないのですが、使ってみた感じは本家のバゼルと遜色がほぼないので、恐らくこれは時間の問題でしょう。

魚が釣れたら追記したいと思っています。

AmazonやAliExpressのレビューでも普通に釣れたとのコメントも多いですし、恐らく普通に釣れると思います。

ただ中華釣具あるあるなのが個体差。

人によってはうまく泳がずにクルクル回転するといった事例も聞いているので、不良品などのリスクも考えると、初めに本家を購入しておくというのも良さそうですね。

個人的にはパクリ系よりも、オリジナルのメーカーのものを購入して応援してほしいと思っているので、まずはお試してドラゴンフライから入ってみて、自分のフィールドに合いそうなら本家のイマカツのアベンタクローラーバゼルを使ってみてはいかがでしょうか?

商品ページ(AliExpress):https://s.click.aliexpress.com/e/_c3WbaEF5

アベンタクローラーバゼルのインプレ 実際に使って分かった強みと弱点

この記事を書いた人
なるフィッシュ

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

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