餌釣りでもルアーでも、キャストの瞬間に穂先が枝に絡まったり、ガイドに仕掛けを巻き込んだりして、穂先を折ってしまったことはありませんか?
穂先が折れただけなのに、買い替えるのはもったいないと思う人もいるかと思います。
そこで今回は、完全に元通りというわけにはいきませんが、使えるレベルにまで折れたロッドの穂先を自分で修理する方法を紹介します!
自分でできる!穂先が折れた竿を100均アイテムで補修する方法
用意するもの
用意するのは下のアイテムです。
セキ糸以外は100均で手に入れることができます。
- ライター
- エポキシ接着剤(2液混合)
- セキ糸(or太めのPEライン)
- 紙やすり
修理方法
先に大まかな流れを説明すると、以下の通りです。
- トップガイドを外す
- 紙ヤスリで先端を削って形を整える
- エポキシ接着剤で接着
- セキ糸を巻く
- エポキシ接着剤でコーティング
こちらの流れで修理をしていきます。
実際にやってみた
今回は折れた竿が手元になかったので、持ってる竿のトップガイドを外して折れた竿に見立ててみました。
まず初めに、ライターで穂先を炙ってトップガイドを取り外します。
この時、炙りすぎるとロッドのカーボンの部分が燃えてしまうので注意が必要です。
また加熱したトップガイドは大変熱くなっているので、取り外すときは火傷に注意しましょう。
続いて穂先を紙やすりで整えます。
穂先がささくれてしまった場合は、カッターなどで綺麗に切断するようにしましょう。
トップガイドと穂先の径が合わない時は、やすりで削って合わせるか、釣具屋で太さの合ったトップガイドを購入してください。
穂先を整え終わったら、エポキシ接着剤で穂先とガイドを固定します。
エポキシ接着剤は2液が合わさるとすぐ硬化するので、使う分だけ混ぜ合わせて使用しましょう。
トップガイドを接着した様子がこちら。
これだけでも使えそうな見た目ですが、キャスト時の衝撃に耐えるためにトップガイドの上からセキ糸を巻き付けます。
セキ糸がない場合は、2-4号程度のPEラインでも代用できます。
この時、隙間ができないようにきっちりと巻き付けるようにしましょう。
補修糸の色が浮いてしまうのが嫌な人は、油性ペンで補修糸を塗りつぶすと良いです。
最後に、補修糸の上からエポキシを厚めに塗ってコーティングすれば完成です!
穂先が短くなった分、感度が少し悪くなりますが、十分使える程度になります。
僕も3年ほど前に愛用していたシマノのルアーマチックの穂先が折れたので、自分で修理をして使っているのですが
3年経った今でも穂先がすっぽ抜けることもなく普通に使えていますし
この通り70cm程度のシーバスを釣っても問題なく使えています。
こちらのロッドの場合は3cmほど穂先が短くなってしまったのですが、シーバスやクロダイ狙いであれば今のところ使用感に大きな違いは見られませんでした。
今回はロッドの穂先を自分で修理する方法について紹介しました。
穂先が折れても自分で修理して使えるケースは多いですし、タコやナマズ、雷魚など繊細さよりもパワーを重視する竿にリメイクするという手もあるので、折れた竿を捨てるのがもったいないという人はぜひ試してみて下さい!