バス釣りとシーバス釣りの違いとは?生態・釣り方・狙う場所を比較

釣りの知識

共にルアーフィッシングの人気ターゲットで、多くの釣り人を魅了するシーバスとブラックバス。

名前や姿が似ていることから

「似たような釣り方で釣れるんじゃないの?」

と思っている人も多いのではないでしょうか?

結論から言うと「ブラックバスとシーバスでは狙い方が全然違います」

僕はシーバス→バス釣りの流れで入ったんですけど、シーバスのノリでバスを狙っていたところ、初めの1年間は全く釣れずに苦労した過去があります汗

ではバス釣りとシーバスの釣り方の違いや、僕がバス釣りのどこに躓いたか、そしてシーバスとバス釣りのどちらが難しいか等について紹介していきます。

ブラックバスとシーバスの釣りのターゲットとしての違い

知ってる方も多いと思いますが、まずは釣りのターゲットとしてのそれぞれの魚の特徴についておさらいしていきましょう。

どちらも口が大きく、シーバスに関しては”海のバス”なんて呼ばれていることから、どちらも同じような釣り方で釣れると勘違いしがちですが、実は両方やっている身からすると

  • 好む場所
  • 好むエサ
  • 好むアクション

なんかが結構違うんですよ。

違いを表にまとめるとこんな感じです。

比較項目ブラックバスシーバス
好む場所ストラクチャー依存ベイト依存
主なエサ小魚、エビ、昆虫などほぼ小魚
好むアクション巻き、シェイク巻き

ではそれぞれについて詳しくチェックしていきます。

ブラックバスの特徴

まずブラックバスの特徴についてですが、大前提としてストラクチャーへの依存度が非常に高いということ。

これはバスを狙う上で非常に重要な要素で、これはめちゃくちゃ躓いたポイントでした…!

例えばバス釣りではよく

  • 杭
  • 沈み木
  • 沈みテトラ
  • オーバーハング

といった何かしらのストラクチャーの周りを狙いますが、これはバスのストラクチャーへの依存度の高さを良く表していると言えます。

極端な話、杭が一本立っているだけでもバスがつくストラクチャーになりえますし、オープンエリアでキャストした時にヒットした経験はほとんどなく、何もない場所で釣れたと思った時でも、かけあがりなどが絡んでいることが殆どです。

杭の近くに身を潜めていたバスがヒット

このことも関係してか、バス釣りの場合はもちろんミノーやクランクベイトなどの巻きの釣りで食ってくることもよくあるのですが、ミミズや水生昆虫の形をしたワームをキャストして、1点でネチネチ誘うことも多いです。

また食性についても違っていて、僕は魚の胃の中を見るのが好きなので、バスを過去に捌いて食べた時に胃の中を確認しているのですが、僕のフィールドでは小魚よりもエビや昆虫が入っていることが多い気がしました。

バスの胃から出てきたテナガエビ。経験的には小魚よりもエビの方が多い

これは当然、地域差やポイントごとの生態によっても変わってくると思いますが、「思ったよりも魚や虫を食べている」ということは意識しておいた方がいいと思います。

シーバスの特徴

続いてシーバスの釣り方の特徴について。

先ほどバスの釣り方の特徴を紹介しましたが、同じように「場所」「好むエサ」「好むアクション」の観点で見ていくと、これが結構違うんですよ。

というか、この先入観があるとバスは釣れるけどシーバスは釣れない、あるいはその逆が起こりやすいです。

まず場所についてですが、バスがストラクチャへの依存度が高かったのに対し、シーバスはベイトへの依存度が高い魚。

バスに比べて遊泳力が高くベイトを追って移動するので、ストラクチャそのものというよりはベイトや潮の流れについています。

いかにもシーバスが好きそうなハクの群れ

当然、橋脚や明暗についていることも多いのですが、個人的にはベイトが通りがかった時に待ち伏せて捕食するためであり、バスと違ってストラクチャそのものに執着しているわけではないように感じます。

続いて好むエサについてですが、バスが小魚や昆虫、エビなど多岐にわたっていたのに対し、シーバスはイソメや甲殻類を捕食することはあるものの、基本的には魚食性。

シーバスに追い回されていた20cm程度のコノシロ

なのでバスのようにネチネチと1点を誘うことはなく、横の釣りがメインです。

ストップアンドゴー、ジャーク等のアクションを入れることはありますが、バスのように1点でシェイクすることはほぼないので、巻きの釣りだと言えます。

バスとシーバスの釣り方の違い

上でなんとなくバスとシーバスの違いについてわかった気がするかもしれませんが、本当に大事なのはここから。

というか、僕はこの違いがわからなかったので初バスを釣り上げるまでに1年かかりました汗

まず結論から言うと

  • バスで釣れそうな場所
  • シーバスで釣れそうな場所

は結構違うので、バスかシーバスの片方しかしない人は魚のつく場所から間違えていることが多いです!

バス釣りの釣り方

ブラックバス釣りの特徴をイラストでまとめるとこんな感じ。

いろいろ言いたいことはありますが、基本的にバス釣りは「接近戦の釣り」です!

もうほんとに近いと足元から、僕の近所のポイントは遠くてもせいぜい岸から30m程度と、シーバスに比べてはるかに近いところに潜んでいます。

僕もまだまだバスの経験は浅いんですけど、何もない沖にキャストして釣れたことはありません。

あと接近戦がメインだからか、水深もシーバスと比べて浅いところが多いんですよ。

バス釣りのメインどころの水深って、僕のフィールドでは50cm~2mほどで、シーバスの感覚だとだいぶ浅いです。

あとラージに関して言えば、流れが緩いところが大好き。

なので、シーバスの感覚だと「ここはいないだろ」ってスルーするところに普通にいます笑

この感覚がわかるまでは、特にシーバスからバスに流れた人は最初の1匹を釣るのに苦労すると思うんですよね。

あと好むルアーアクションも結構違っていて、バスってバイブレーションとかミノーみたいに横の釣りも釣れるんですけど、ズル引きとか定点シェイクみたいに、1点をネチネチさせる釣り方もめちゃくちゃ使います。

というか、僕の場合だと割合的には

巻き:ネチネチ=3:4

くらいで、むしろネチネチしてる方が多いかもしれません。

そのため、ミミズ型のストレートワームとか、クロー系なんかのシーバスでは使わないルアーを使うことも多く、そもそも釣れる動かし方がわからないということもありました。

この点に関しては、シーバスよりもチニングとかロックフィッシュの方が近いと思っています。

シーバスの釣り方

続いてシーバスの釣り方ですが、基本的には「中距離~遠距離戦」です。

これは堤防や河口、河川なんかでも変わってくるんですけど、基本的にシーバスはストラクチャよりもベイトに依存する魚で、回遊スピードも速いので幅広いエリアを効率的に探る必要があります。

足元に潜んでいることもありますが、とにかくベイトと流れがあれば釣れるチャンスがあるので、バスと違って何もない沖に投げてもルアーを追ってヒットに持ち込めることは普通にあります。

シーバスが釣れそうだなと思う流れの効いた河川

巻きの釣りと聞くと簡単そうに聞こえますが、同じ巻きの中でもバリエーションはバスよりも豊富で、ストップ&ゴーやジャークは当然のこと、ルアーを自然に流れに乗せて狙った場所でターンさせるドリフトなどのテクニックが求められるケースも。

水深もバスは50cmあれば狙う価値が十分あるのに対し、シーバスのシャロー帯は個人的に1~2mほどと、シャローを差すレンジも変わってくるほどシーバスの方が深いところを好む気がします。

僕はシーバスから入ったので違和感はありませんが、バス釣りから入った人にとってはなかなか狙いどころがつかみにくいかなと思います。

バス釣りとシーバスはどっちが難しい?

さて、では多くの人が気になっているであろうバス釣りとシーバスはどちらが難しいかについて。

これはかなり荒れそうなテーマですが、両方やった身からするとそれぞれ違った難しさがあると思います。

ではバス釣りとシーバスをやってみて、難しいと感じたところをそれぞれピックアップしてみました。

キャストの正確性はバス釣り

まずキャストの正確性についてはバス釣りです。

もちろんシーバスもキャストが正確なことに越したことはないのですが、僕がやってきた範囲ではシーバスのストラクチャ打ちといえば橋脚打ちや堤防の際などがメイン。

直線的なストラクチャーが多く、上や左右のどちらかが開けていることも多いので、それほど難しいと感じたことはありませんでした。

ですがバス釣りのストラクチャといえばこんな感じ。

もう、シーバスの感覚だとあり得ないと思いましたね笑

僕もまだまだ修行中ですが、上手い人は弾道を限りなく低くして枝の下にルアーを送り込めるので、本当に凄いと思います。

ちなみにボートシーバスだとバス釣りのストラクチャ打ちに近く、ギリギリに送り込めるほど釣果がアップするので、バス釣りを始めてからはボートシーバスが少しうまくなった気がします。

潮を読む力はシーバス

続いて潮を読む力はシーバスの方が難しいと思います。

シーバスは潮に敏感な魚なので、潮位によってポジションも変えますし、捕食のタイミングも「このポイントでは水位がここまで下がった時が狙い目」といった具合に、潮回りや潮位によって変化します。

そのため、大潮とか中潮とか潮汐表に関心は持つようになりましたし、雨などの条件によっても活性が明らかに変わるため、フィールドによっては釣れる条件を見つけるのに苦労すると思います。

初めの一匹を釣るなら?

では初めの一匹を釣るなら、バスとシーバスでどちらが難しいかについて。

結論としては、単に”初めの一匹”を釣るならシーバスの方が簡単かなと思います。

というのも、シーバスってベイトと潮に依存しているので、いい潮でベイトが入って、そこにフレッシュなシーバスの群れが入れば、事故的に釣れてしまう可能性があるんですよ。(もちろんシーバスの回遊がある前提ですが)

逆にブラックバスはストラクチャ依存で魚の付き場を見極める必要がありますし、閉鎖空間でスレやすいので、魚影が薄いエリアや釣り人が多いエリアでは口を使わせるのも難しいです。

ただシーバスの方がビギナーズラックが起こりやすいというだけで、安定して釣ろうとなると話は変わってきますし、どちらも魚がスレていないイージーな状況であれば同じくらい簡単に釣れるので、単に初めの一匹を釣るなら僅差でシーバスかなといった印象です。

今回はシーバスとブラックバスの釣り方の違いについて紹介しました。

名前が似ているシーバスとバスですが、どっちもやってみると実はバス釣りはシーバスよりもロックフィッシュやチニングに近いもので、結構違います。

また違う釣りをやってみると、元の釣りの引き出しが増えて上手くなることもあるので、気になる方はぜひトライしてみてはいかがでしょか?

この記事を書いた人
なるフィッシュ

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

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