もはや釣具屋かと思うほど品ぞろえが充実しているダイソーの釣具コーナー。
その中でも、メーカー品と比べて驚くほど安価で手に入るワンタッチスナップですが、果たして本当に釣りで使えるのか、気になっている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、実際にダイソーのスナップを使ってきた僕が
- ダイソーのワンタッチスナップは本当に釣りで使えるのか?
- メーカー品と比べた時の強度は?
- 外れるという噂は本当?
といった疑問を、実際に使ってきた感想や、試験機を使った測定等によって、明らかにしていきたいと思います!
ダイソー ワンタッチスナップのスペック

値段:110円
個数:12個
サイズ:0号、1号、2号
強度:0号→6.8kg、1号→10.5kg、2号→14kg
今回紹介するのはダイソーのワンタッチスナップです。
スナップはルアーの交換をスムーズにするアイテムで、ハードルアーを使う人なら非実需品と言ってもいいレベルのアイテムだと思いますが、消耗品なので安く済ませたいじゃないですか。
釣具屋で売ってるものでも250円くらいで買えるので高いものではないんですけど、12個入りで110円というのはやはり魅力的…

例えば釣具屋で売っているカルティバのクイックスナップは18個入りで248円。
比べてみると
| 商品名 | 入数 | 販売価格 | 1個あたりの単価 |
|---|---|---|---|
| カルティバ ワンタッチスナップ | 18個 | 248円 | 13.78円 |
| ダイソー ワンタッチスナップ | 12個 | 110円 | 9.17円 |
まさかの1個9.17円。
これ、めちゃくちゃ安いですよね
まぁ安いのはわかったのですが、やはり釣りで使う上で気になるのが強度。
パッケージには#1には10.7kgと表記がありまして

それぞれの強度はこんな感じ。
| 号数 | 引張強度(公称値) |
|---|---|
| 0号 | 6.8kg |
| 1号 | 10.7kg |
| 2号 | 14kg |
とにかく安いのはわかったんですけど、じゃあこれが本当に釣りで使える強度があるのかが気になるじゃないですか。
いくら安くても
- キャストした時に勝手に外れてルアーが飛んで行ったらどうしよう
- せっかく魚をかけたのに、ファイト中に勝手に外れたらどうしよう
といった不安がつきまい、「やっぱり大手メーカー品でいいや」と思っている方もいるはず。
でもご安心ください。
そんなダイソーワンタッチスナップに関する疑問を、この記事で晴らしていきましょう。
ダイソースナップは他社製スナップと比べて弱い?外観をチェック
まずはダイソースナップがメーカー品と比べて強度が高いのか、低いのか確認してみましょう。
強度の実測は後ほど行いますが、まずはスペックの比較から。
ダイソーのワンタッチスナップを取り出した様子がこちら。

見た目は完全によく見る普通のスナップですよね。
今回は比較用に釣具屋でよく見かけるカルティバのクイックスナップを用意してみました。

ダイソーワンタッチスナップの大きさを他社製スナップと比較
まずはサイズ感を比較していきましょう。
ダイソーワンタッチスナップ1号を、カルティバのクイックスナップの1号・2号と並べた様子がこちら。

真ん中がダイソーのワンタッチスナップなのですが、サイズ的にはちょうどカルティバの1号と2号の間に当たります。
一応、サイズも計測しておくとカルティバの#1が12.12mm

ダイソーワンタッチスナップ#1が14.41mm

カルティバクイックスナップ#2が15.86mm

本当にちょうどカルティバの1号と2号の間のサイズでした。
続いて重さもチェックしていきます。
カルティバ クイックスナップ#1が0.07g

続いてダイソー ワンタッチスナップが0.09g

カルティバ クイックスナップの#2が0.15gでした。

結果を表にするとこんな感じ。
| 商品名 | サイズ | 重量 |
|---|---|---|
| カルティバ クイックスナップ | #1 | 0.07g |
| ダイソー ワンタッチスナップ | #1 | 0.09g |
| カルティバ クイックスナップ | #2 | 0.15g |
重さもちょうどカルティバの#1と#2の間で良さそうです。
重さが近いと、軸が極端に細いといったこともなさそうなので、ひとまず極端に強度が低いことにはならない可能性が高そうです。
強度を測定
それではこの記事のメインコンテンツとも呼べる、ダイソーワンタッチスナップの強度を測定していきます。
実際、ダイソーのワンタッチスナップの強度について解説しているサイトもいくつかあるんですけど、どれもスペックから判断した内容ばかりで、実際に測った人っていないんですよね(たぶん)
特に海外製の釣具って、PEラインでは表記よりも強めに数値が出ることが多いので、ダイソーのスナップも測ったら数値より高いんじゃないかと結構期待しています。
カルティバ クイックスナップ#1の強度
まずはカルティバのクイックスナップ#1の強度を測定していきます。

引張試験機にセットして、力を加えてみると

記録は26.88kgでした。
カルティバクイックスナップ#1の公表スペックが10.9kgなので、大幅に上回った結果です。
2回目、3回目も同じ条件で測定した結果がこちら。
| 測定回数 | 引張強度 |
|---|---|
| 1回目 | 26.88kg |
| 2回目 | 27.56kg |
| 3回目 | 31.59kg |
| 平均値 | 28.68kg |
公表スペックよりかなり上回った結果なので測定環境などが違う可能性もありますが、今回はこちらの数値を参考に比較していきます。
ダイソーワンタッチスナップ#1の強度
同じ方法でダイソーのワンタッチスナップ#1も測定していきます。
果たして、表記よりも弱い値で曲がってしまうのか…?

1回目の結果は、22.41kgでした。
カルティバクイックスナップよりも低い数値ですが、公表スペックよりも倍も高くてかなりいい感じですよ!
2回目、3回目の測定結果がこちら。
| 測定回数 | 引張強度 |
|---|---|
| 1回目 | 22.41kg |
| 2回目 | 24.83kg |
| 3回目 | 41.99kg |
| 平均値 | 29.74kg |
3回の平均値は29.74kgと、平均値ではカルティバのクイックスナップ#1を上回る結果に!

特に3回目の41.99kgが異常値過ぎて、平均値を引っ張り上げる形となっているため、実際は23kgくらいで考えるのが無難でしょう。
カルティバクイックスナップ#2の強度
最後にカルティバクイックスナップ#2の強度です。

1回目は24.03kg
2回目、3回目の結果を表にまとめたものがこちら。
| 測定回数 | 引張強度 |
|---|---|
| 1回目 | 24.03kg |
| 2回目 | 33.78kg |
| 3回目 | 24.43kg |
| 平均値 | 27.41kg |
3回目の平均値は27.41kgと、スペック強度(21.5kg)より強い値になりました。
メーカー品とダイソーワンタッチスナップの強度を比較
では結果をもとに、メーカー品と比べてダイソーのワンタッチスナップの強度は高いのか、低いのか、比較してみましょう。
| 測定回数 | カルティバ クイックスナップ #1 | ダイソー ワンタッチスナップ #1 | カルティバ クイックスナップ#2 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 26.88kg | 22.41kg | 24.03kg |
| 2回目 | 27.56kg | 24.83kg | 33.78kg |
| 3回目 | 31.59kg | 41.99kg | 24.43kg |
| 平均値 | 28.68kg | 29.74kg | 27.41kg |
単純な結果だけ見ると、意外なことにダイソーのワンタッチスナップが一番高いとの結果に!
ただ3回目の値が飛びぬけて高いことから、仮に1回目と2回目の平均で考えても、カルティバのフックよりも低いものの、大幅に劣るとは言えないでしょう。
数値的に見ても、ダイソーのワンタッチスナップ#1の耐荷重は20kg以上ということで、シーバスやバス、クロダイあたりならまず問題ないです。
というか、パッケージ通りの10kgだったとしても、PEライン#1の強度が8kg程度、リールの最大ドラグが5-6kgくらいかと思うので、よほどの大物がかかったとしても先にブレイクするのはフックかラインの方でしょう。
ちなみにカルティバのクイックスナップの#1と#2で強度が逆転してしまっていますが、これは恐らく#1と#2の線径がそれほど変わらないからではないかと予想しています。

試しに測ってみたところ、カルティバのクイックスナップの#1も#2も、軸の太さは0.67mmでした。
実際に使ってみた感想は?勝手に外れるって本当?
では最後に、実際に使ってみた感想について。
実は僕、ダイソーのワンタッチスナップの#1を実際に愛用している時期もあったのですが、結論から言うとスナップを伸ばされたことは一度もありません。

こちらは65cmほどのシーバスだったかと思うのですが、ダイソーのワンタッチスナップ#1でも全く問題ありません。

スナップが伸ばされる様子もなく、普通に使えます。
またキャスト中に勝手に開いてルアーが飛んでいくといったこともないので、大手メーカー品と比べてもクオリティ的には変わらず使えています。
ダイソーワンタッチスナップのサイズ選びは?
ダイソーワンタッチスナップは#0、#1、#2の3種類ありますが、それでは一体どのサイズを選べばいいのでしょうか?
そこで簡単にですが、用途ごとに選ぶべきサイズを表にしてみました。
| サイズ | 引張強度(公称値) | おすすめの対象魚 |
|---|---|---|
| #0 | 6.8kg | カマス、サバなど |
| #1 | 10.5kg | シーバス、クロダイ、タチウオ、ブラックバスなど |
| #2 | 14kg | シーバス、中型青物など |
表はスペック強度を記載していますが、スペックベースで考えても上のような感じになるかと思います。
ただこのタイプのスナップはジグをしゃくった時に外れる恐れがあるので、個人的にはシーバス、クロダイ、ブラックバスあたりがメインになりそうですね。
【まとめ】ダイソーのワンタッチスナップは普通に使える
今回はダイソーのワンタッチスナップが本当に釣りで使えるのかについて紹介しました。
僕も実際に強度を測定するまではスペック強度でしか考えたことがなかったので、なんとなくカルティバのクイックスナップを使っていたのですが、実際に測ってみるとメーカー品と変わらない強度があったので、安心してダイソーのスナップが使えそうです。
またビッグベイト等、さらに強度が必要な場合は同じくダイソーからクロスロックスナップも登場しています。
過去に詳しくレビューしているので、気になる方はこちらもご覧ください。

他にもダイソーPEラインの強度を測定した記事を書いているので、こちらもぜひご覧ください。

