【中華釣具レビュー】中華製PEラインREDBULLがコスパ抜群!

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近年、安価で質が良いと注目を集める中華釣具。

中でも注目されているのはベイトリールですが、実はPEラインも使ってみると安価で質がいいんです!
そこで今回はコスパ抜群の中華製PEラインについて紹介します。

【中華釣具レビュー】中華製PEラインREDBULLがコスパ抜群!

SEASiR REDBULLの概要

SEASiRのREDBULLのパッケージ画像

今回紹介するのはSEASiRREDBULL

アリエク釣具界隈で人気のブランドで、当たり外れの激しい中華釣具の中でも信頼できるブランドの一つ。

こちらのREDBULLも日本製の原糸を使用していて、信頼感があります。

値段も150m649円、しかも8本編み。

国産PEの8本編みは150mで1500-2000円くらいするので、これだけ安いと不安になりますよね笑

ただし気になるのが強度

今回は1号を購入したのですが、スペック上は太さ0.165mmで強度は14lb。

kgに直すと6.3kgと、国産PEラインが8kg程度なので、強度が低いように見えます。

実は過去に一度REDBULLに興味があったものの、スペックの強度を見て見送った経緯があるのですが、スペックに騙されてはいけません

実際に測ってみると、なぜかかなり控えめに表記されているのです。

それではこちらの商品の詳細について、詳しくレビューしていきます。

外観をチェック

まずは外観をチェックしていきます。

取り出してみるとこんな感じで、ごく普通のPEラインです。

触ってみると表面は滑らか

ダイソーPEのようにザラザラしていないので、キャストしてみてもガイドの干渉が少なく感じます。

質感は若干柔らかめで、ハリは少ないタイプです。

国産ラインと太さを比較

続いて太さをチェックしていきます。

PEラインはナイロンやフロラのように太さで規格が決まっていないので、同じ1号でも太さが違うことはザラ。

確認すると1号の太さは0.165mmで、シーザーのX8 1号と同じ太さをしているのですが、海外製ということで表記が間違っている可能性があります。

というわけで、ダイワのデュラセンサー1号と比べてみました。

ダイワのデュラセンサーが国産PEの中でも細めの部類なので、表記はないのですがおそらく0.15mm程度。

下のデュラセンサーに比べると太いのですが、それでもREDBULLが0.165mmというのは正しそうな感じ。

一応、太さ0.148mmのエックスエイト0.8号(一番下)も用意してみましたが、デュラセンサーと太さが変わらないので、REDBULLの表記は正しそうに見えます。

本当に150mある?長さをチェック

続いて長さについて。

国産品であれば表記通りなのでチェック不要ですが、海外製品はアバウトで過去に300mのラインを購入した時に測定すると280mしか入っていなかったことがありました。

ということで、今回もスケールを使って長さを測定していきます。

ではラインを巻き取ってみると

測定結果は148m

この測定方法だと1m程度は短くなってしまうので、測定の誤差も考えるとかなり正確な数値であると言えます。

先ほどの太さもしかりで、SEASiRの商品はサイズ感がスペック通りなことが多く、やはり信頼できます。

強度をチェック

続いて強度をチェックしていきます。

今回はこちらの引張試験機で強度を測定してみました。

表記では6.3kg程度と強度に不安のある数値ですが、果たして本当なのでしょうか?

それでは力を加えてみると…

強度は10.82kg!

なんだこれ、全然6.3kgじゃないじゃん…

7kgくらいなら誤差とも言えるレベルですが、10kg超えは明らかに誤差というにはあまりに高すぎる結果に。

念のためあと2回測ってみると

10.46kg

10.53kg

いずれも10kgオーバーと、スペック上の強度が明らかに嘘であることが分かります。

1回目2回目3回目平均値
10.82kg10.46kg10.53kg10.60kg

3回の結果から算出した平均強度は10.60kg

国産PEライン、シーガーのX8 1.5号の平均強度が9.5kgなので、国産PEラインと比べて普通に強度が高いです。

逆にどうやったら6.3kgという結果になるのか気になるレベルですね笑

飛距離をチェック

続いて飛距離をチェックしていきます。

いくら強度が高いと言っても、キャストした時の飛距離が出なければおかっぱりでは使えません。

ということで、比較用にシーガーの完全シーバス0.8号を用意してみました。

それではこちらで20gのミノーをキャストしてみると

結果は42.1m

風の影響なども考慮して、5回キャストした際の平均値を算出してみました。

1回目2回目3回目4回目5回目平均値
42.1m40.1m48.1m44.0m46.3m44.12m

完全シーバスはとてもよく飛ぶラインなので、この数値を基準に測定していきましょう。

それでは本命のREDBULL1号

同様に20gのミノーをキャストしてみると

気持ちよくルアーが飛んでいきます!

ラインが滑らかなだけあって、ガイドへの干渉も少なそうな感じ。

飛距離を測定してみると

結果は40.6m

こちらも同様に5回キャストした結果をまとめてみました。

1回目2回目3回目4回目5回目平均値
40.6m42.5m40.2m42.0m41.6m41.38m

5回の平均値は41.38mです。

結果を見ると完全シーバスの方が1投あたり2.7mほど飛んでいることになりますが、完全シーバスの方が号数が低いことを考える、国産PEライン並みに飛んでいると言っても問題なさそうです!

気になるところ・注意点

ここまでREDBULLの良いところについて紹介したところで、気になるところや注意点について紹介します。

正直、価格を抜きにしても強度・飛距離の点で申し分ないので品質面に不満はないのですが、強いて挙げるとするなら長さ

一般的なPEラインなら150m、200m、300mといろんな長さが売っているのですが、REDBULLは150mのものしかありません

なのでサーフなどの遠投が必要な釣りや、船釣りで長さが必要な釣りでは使えないといった制限があり、ラインナップのせいで用途が制限されるというのは勿体ないですね。

SEASiRさん、どうか200mや300mの商品も作ってください…!(切実)

上位商品、BULLMAXとの違いは?

実はSEASiRにはREDBULLの上位商品にあたるBULLMAXという商品があります。

REDBULLでも十分凄いのですが、BULLMAXはワンランク上というだけあって強度が更にパワーアップしています。

BULLMAXは0.8号を使ってみたのですが、国産PEと同じなのに強度は0.8号で11.7kgとバケモノじみているのです…!

BULLMAXの詳しいインプレについては下の記事で紹介しています。

ただし品質が向上している分、値段は300mで2,000円程度と国産PEラインと同等の値段。

他にもBULLMAXは、10mおきにカラーが変わるようになっています。

ただREDBULLも国産PEに比べて十分強度があるので

  • コスパを重視:REDBULL
  • 強度を重視:BULLMAX

といった使い分けで良さそうですね。

今回はSEASiRの激安PEライン、REDBULLについて紹介しました!

コスパ面では今まで使ってきたどのPEラインよりも良いと感じたので、気になる方はアリエクでさがしてみてください。

REDBULL商品ページ(アリエクスプレス)

この記事を書いた人

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

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