FISHINGFANS「RANCY2.0」を実釣インプレ!3万円の国産ロッドと徹底比較

未分類

今回も中華ロッドのインプレということでやっていきます。

毎回言っていますが、最近の中華ロッドの進化は本当に目覚ましくて

  • 東レブランクス富士ガイドは当たり前
  • 高品質のコルクグリップ
  • このスペックで値段は1万円程度

と、国産ロッド基準で考えると2-3万円クラスと張り合えるようなものが結構あるんですよ。

KINGDOMのKOⅢは現在のメインロッドです

KINGDOM KOⅢ C662Mレビュー|国産級素材を採用した高感度チニングロッド

そこで今回も面白そうな中華ロッドがないかAliExpressで探してみたところ、なんか凄そうなロッドを発見!

それがFISHINGFANSRANCY2.0

一見、普通のよく見る中華ロッドに見えるのですが、よくよく見てみると

  • ブランクスは東レの高級素材T1100を使用
  • ガイドは全てSiCリング
  • グリップはAAAグレードの高品質コルク

と、商品ページにはサラッと書いてますがとんでもないスペック盛り盛りロッドなんです汗

それで値段が実売価格9,000円程度と、国産ロッド基準で考えたらもはや疑った方がいいレベルですよ。

もしこれが本当だったらヤバすぎるということで、今回は通常のインプレだけでなく、国産の3万円クラスのロッドと比較しながら検証していきたいと思います。

FISHINGFANS|RANCY2.0のスペック

まずはRANCY2.0のスペックについて。

FISHINGFANS RANCY2.0 C76mlのスペック

値段:実売価格10,000円程度(値段の変動あり)
対象魚:シーバス、クロダイ
長さ:7.7ft
重さ:112g
パワー:ML
調子:レギュラーファースト
ルアー適合ウェイト:7-20g ※商品ページは7-15gでロッド表記と差がある
ブランクス:東レT1100
ガイド:SiCリング(恐らくステンレス)
商品ページ(AliExpress):https://s.click.aliexpress.com/e/_c4pRKcsT

今回はRANCY2.0のC76mlを使用しました。

僕が使用したのはベイトのモデルですが、スピニングもあります。

商品ページに記載はないのですが、日本で使うなら長さとパワー的にシーバス・クロダイ用ロッドといった感じ。

個人的にヤバいと思っているのが東レのブランクスT1100と、富士ガイドの中でもハイグレードのSiCリングを使っているところ。

国産ロッドの中でも1万円クラスでお目にかかることはないので、これは期待大です。

ロッドの適合ウェイトは商品ページ上だと「7-15g」なはずなのですが、届いた実物には「7-20g」との記載

これは中華あるあるで商品ページが適当なことは多いのですが、他の内容もスペックと食い違っていることもあるので、詳しくチェックしていきます。

外観をチェック

まずは外観をチェックしていきます。

実物はこんな感じ。

一応、届いた時にロッドを収納する袋がついているのですが、なぜが届いた時から既にボロボロ

袋もぺナペナで薄いですし、最近の中華ロッドは袋も豪華なのでこれは少し不安要素ですね

ただ届いた商品自体は当然、新品でなかなか良さそうな感じ!

黒をベースにした無難なデザインのロッドですが、コルクやブランクスの見た目も安っぽくはなく、普通にカッコイイです。

しかもFISHINGFANSのロッド、実は前にも別のロッドを使ったことがあるのですが、遊び心がありまして

リールを固定するナットの部分から、クリック音がするんですよ。

クルクル回すと、「ククククク」と高めの心地よい音が鳴ります。

この部分のクリック音は釣りの快適さとの関係は皆無なので完全のロマン要素なのですが、ベイトリールのメカニカルブレーキとかスタードラグの音とか、こういうのっていいじゃないですか

で、肝心のブランクスについてですが、これが東レのT1100が使用されたブランクス

「T1100」って東レの中でもガチの高性能炭素繊維で、軽量で高弾性なことから宇宙航空分野でも使用されるほどの素材なんですよ。

過去にもT1100を使ったロッドは使用してきましたが、共通しているのはハリがあって感度が高いということ。

RANCY2.0も軽く振ってみたところ、ロッドの重量だけでは曲がらないようなハリの強さを感じたので、ルアーにキビキビとしたアクションを加えたり、繊細なアタリが感じられる高感度ロッドなんじゃないかなと予想しています。

続いてガイドを見ていきましょう。

最近の中華ロッドって富士工業のガイドを使っていることが増えましたし、安価なOリングの他にもSiCリングを使っているものも出てきたんですけど、ガイドのすべてにSiCリングを使っているのはヤバいです。

過去に紹介したKINGDOMのワームブレードもSiCリング使用だったのですがSiCリングはトップガイドだけで、他はOリングでコストカットを図っていたんですよ。

ワームブレードもT1100を使用していていいロッドでした

KINGDOMのワームブレードの詳しいインプレはこちら

KINGDOM WORM BLADEを実釣レビュー|約1万円で買える高性能ロッド

だからRANCY2.0はガイドが全てSiCリングっていうのがもはや怪しいレベル。

だってSiCリングってトルザイトリングが出てくるまでは、富士ガイドの中でも最高級リングだったヤツですよ汗

耐摩擦性がOリングと比べ物にならないですし、値段もSiCリング10個で小売価格ですが4000-5000円程度。

一応商品にも富士工業のSiCリングのタグが付いていますし、QRコードから遷移しても富士工業のガイドのページに遷移したので、少なくともSiCを使っているのは間違いないでしょう。

ちなみにリングのフレームは記載がなかったのですが、恐らくチタンではなくステンレスフレームっぽいので、そこでコストカットを図っている可能性はありそうですね(それでもヤバい)

シマノの3万円クラスのロッドと比較!

ここまで読んで「国産ロッドとどっちがええのん?」と気になった方もいるはず。

僕も気になります笑!

そこで今回は、家にあったスペックが近そうな国産ロッドを用意してみました。

今回比較対象に選んだのは、シマノのカーディフNX 77MLです。

10年以上前の湖用のトラウトロッドですが

  • SiCリング使用
  • 7.7ft
  • パワーはML
  • ルアー適合ウェイトは5-25g

とスペック的にはかなり近く、比較用としてはかなりいい線いってるんじゃないでしょうか。

値段は当時の定価が30,000円程度ということで、今回は10年前の国産3万円ロッドと比較していきます。

ロッドの曲がり具合をチェック

まずはロッドの曲がり具合をチェックしていきます。

シマノのカーディフは手に持って振ると、ロッドがいい感じにしなってくれます。

全体的に柔らかく、魚の動きを吸収するのに向いています。

また負荷をしっかりかけてみた様子がこちら。

胴のところからしっかり曲がっていることが分かります。

続いてRANCY2.0をチェックしていきます。

手に持って振った様子がこちら。

ロッドの重さだけでは殆ど曲がらず、ハリがあるロッドです。

ではしっかり曲げてみると

こちらもカーディフと同様に、胴の部分からしっかりと曲がりました。

シャキッとしてハリがあるロッドですが、負荷がかかった時にはしっかり曲がってくれるので、ある程度のサイズの魚がかかった時にはしっかり吸収してくれそうです。

重さをチェック

続いて重さをチェックしていきます。

カーディフは測ってみると119g

続いてRANCY2.0を計ってみると

112gでした。

カーディフの方が長さも若干ありますし、コルクがしっかり使われているので、重さはほぼ同じと言っていいでしょう。

安いロッドは重くなりがちなのですが、10年前とはいえ国産の3万円クラスのロッドと同じ重さということで、いいブランクスを使っていそうです。

また手に持って振った感じも、重さの差を感じることはないので、普通に軽いロッドだと思います。

実際に釣りで使ってみた

部屋の中で眺めるだけだとわからないこともたくさんあるので、実際に釣り場で使ってインプレしていきましょう!

国産ロッドと飛距離対決!

それではRANCY2.0が実際に釣りで使えるのか、まずは飛距離を測定していきましょう。

今回使用するルアーはこんな感じ。

シーバスでの使用を想定して

  • 6.8gのバチルアー(ダイワ モアザンスライ95F)
  • 13.5gのメタルバイブ(ベビースネーク)
  • 20gのミノー(ダイワ ショアシャインライナー)

を用意してみました。

まずはRANCY2.0で6.8gのバチルアーからキャストしていきます。

RANCY2.0の飛距離

まずは6.8gのバチルアーをキャストしてみると

これは凄い、キャストした時のガイドの糸鳴りが殆どしません!

バチルアーなので飛距離は20mほどと、他のロッドと比べて差はないのですが、SiCリングを使っているからか、ガイド抜けの良さには驚きました。

続いて13.5gのメタルバイブです。

こちらもキャストしてみると

こちらは37mとなかなかの飛距離!

上手な方がやればもっと飛ぶと思うのですが、僕が普段釣りをしているフィールドなら十分合格点です。

そして最後に20gのミノーですが

飛距離は35mほどでした。

ぶっ飛び系というわけではありませんが、とにかくガイド抜けがいいので軽い力で安定して遠くに飛ばせます。

それぞれ3回キャストした結果を表にまとめたものがこちら

ルアー重量1投目2投目3投目平均飛距離
バチルアー6.8g20.5m23.0m20.0m21.2m
メタルバイブ13.5g36.1m37.0m38.3m37.1m
ミノー20g35.8m35.2m37.6m36.2m

こちらを基準に、国産ロッドと比較していきます。

シマノ カーディフNXの飛距離

続いて同じルアーを投げてカーディフの飛距離をチェックしていきましょう。

まずは6.8gのバチルアーから。

飛距離は

22mとほぼ同程度。

続いて13.5gのメタルバイブ

こちらもキャストしてみると

こちらは34mと、RANCY2.0の方がやや飛んでいるか?

最後に20gのミノー

キャストしてみると

飛距離は31mと、こちらもRANCY2.0の方が飛んでいそうな予感。

3回ずつキャストして、表にまとめたものがこちら。

ルアー重量1投目2投目3投目平均飛距離
バチルアー6.8g22.1m21.1m19.7m21.0m
メタルバイブ13.5g34.6m35.0m35.3m35.0m
ミノー20g29.2m31.1m32.1m30.8m

二つのロッドの平均値を抜き出して比べてみました。

ロッド6.8g バチルアー13.5g メタルバイブ20g ミノー
RANCY2.0 C76ML21.2m37.1m36.2m
カーディフB77ML21.0m35.0m30.8m
飛距離差+0.2m+2.1m+5.4m

この表からわかることを整理すると

  • 6.8gのバチルアーの飛距離はほぼ同じ
  • 13.5gのメタルバイブは平均で2.1mほどRANCY2.0の方がよく飛ぶ
  • 20gのミノーは平均で5.4mほどRANCY2.0の方がよく飛ぶ

という結果に。

ロッドの性能は飛距離だけで決まるものではありませんが、少なくとも飛距離においてはRANCY2.0は10年前の国産3万円クラスのロッドと同等かそれ以上と言えそうです。

実釣で使ってみた

飛距離の検証が終わったところで、実際に魚を釣って試してみましょう。

今回も使っていくのは今シーズンからエースとなったイマカツのアベンタクローラーバゼル

アベンタクローラーバゼルのインプレ 実際に使って分かった強みと弱点

これ、本当に良く釣れるんですよ

杭の少し先に投げて、ゆっくりと泳がせてくると

杭を通り過ぎたところでガバっと水面を割るバイト!

迫力満点のバイトですし、なんだか引きも強いぞ

魚が暴れてバシャバシャっと水しぶきを立てますが、ロッドがいい具合に衝撃を吸収してくれてます。

また高弾性でありながら粘りもあるので、魚を寄せるパワーもありそう。

上がってきたのは

34cmのバスでした。

サイズは大したことないんですけど、まるまる太ってコンディションは抜群。

そこそこ引いたのですが、ロッドパワーでしっかり寄せられたので、シーバスやクロダイクラスでパワー負けすることはなさそうです。

RANCY2.0の気になるところ、注意点は?

ここからはRANCY2.0の気になるところや注意点について。

正直、値段を抜きにしてかなり使いやすいロッドなので満足しているのですが、注意点を挙げるとするならばハリがやや強いところ。

ハリの強さはトレードのオフの関係にあって、

  • 感度が高い
  • ロッドアクションがルアーにダイレクトに伝わる
  • ロッドを曲げられた時に飛距離が出しやすい
  • キャストが決まりやすい

といったメリットがある反面、

  • 魚をかけた後の衝撃を吸収しにくい
  • 吸い込み系のバイトを弾きやすい
  • キャストの時に慣れていない人だとロッドを曲げにくい

というデメリットがあります。

これは高いロッドだろうが安いロッドだろうが変わりません。

僕はハリのあるロッドも好きですし、バス釣りやチニングではハリのあるロッドの方がキャストが決まりやすい他、感度も高くて好きなのですが、慣れていない方だとキャストの時のタイミングをつかみづらいので、ある意味で中級者~向けのロッドなのかもしれません。

誰にでも扱いやすいという意味では、同じ中華ロッドならKINGDOMのKOⅢの方がいいかもしれませんね。

KINGDOM KOⅢ C662Mレビュー|国産級素材を採用した高感度チニングロッド

【まとめ】RANCY2.0はこんな人におすすめ

最後にRANCY2.0はありか、なしかについてですが、個人的にめちゃくちゃありです。

まず使っている素材がいいので使っていて凄く快適ですし、ガイド抜けが良くてとにかく気持いい。

ロッドにハリがあるので好みは分かれるところだと思いますが、ベイトのシーバスロッドが欲しいと思っていたところなので、この秋からメインのシーバスロッドとして使おうと思っています。

手ごろな値段でちょっと豪華なシーバス用のベイトロッドを探している方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?

商品ページ(AliExpress):https://s.click.aliexpress.com/e/_c4pRKcsT

他にも同価格帯の中華ロッドをインプレしているので、気になる方はこちらも併せてご覧ください。

KINGDOM KOⅢ C662Mレビュー|国産級素材を採用した高感度チニングロッド
KINGDOM KOⅢ C662Mを実釣レビュー。東レ製ブランクスやFUJIファズライトリング、チタンフレームガイドを採用した高コスパロッドの実力を検証しました。飛距離や感度、チニングでの使用感、口コミ・評判、メリット・デメリットも詳しく解説します。
PURELURE SHARPEN C684MLインプレ|3g〜18gを気持ちよく投げられる万能系ロッド
PURELURE SHARPEN C684MLを実釣インプレ。3gワーム〜18gジグまで実際に投げた飛距離や使用感を詳しくレビュー。胴調子寄りの曲がるロッドで、クロダイとのやり取りや感度、高級感についても解説します。
KINGDOM WORM BLADEを実釣レビュー|約1万円で買える高性能ロッド
KINGDOM WORM BLADEを実釣レビュー。東レT1100ブランクスやSiCリングを採用した中華ロッドの実力を検証しました。感度や飛距離、76cmシーバスとのファイト性能など、チニング・バス釣りで使った率直な感想を紹介します。
この記事を書いた人
なるフィッシュ

SNS総フォロワー数4万人の釣り情報メディア「釣りの知恵袋」なるフィッシュの管理人で、Yahoo!ニュースエキスパートとしてYahoo!ニュース等で釣りに関する情報を発信するWEBライター。
2020年から釣りに関するアイテムや情報の情報を発信し、今までに得た釣りのノウハウや、1,000種類以上の釣具を試してきた経験から釣りに役立つ情報を皆様にお届けします。

なるフィッシュをフォローする
未分類
スポンサーリンク
シェアする
なるフィッシュをフォローする
タイトルとURLをコピーしました